一月前に頼んだウイッグ来たぁー。


娘に「髪がへなーってなって嫌やわ、ウイッグ買おうかな」と話すと、
「私も分け目が気になるんよ、白髪も」と、
私から見ると、どこが?なんだけど。
それからトントンと進み、2人で
デパートが扱っているフォンテーヌへ。
あつらえになるからと、1月かかりました。
他人から「何かいつもと違う」と、言われたら「パーマ当てた」と、言うつもり。
ウイッグは、自分の機嫌は自分で取る!の一環です。
フジテレビの役員の遠藤龍之介氏がクローズアップされ、
彼の父の遠藤周作作品「わたしが・棄てた・女」を思い出した。
ラストのわたしの「この寂しさはどこから来るのだろう」の一文が忘れられない。
が、大まかな事は覚えていても詳細が朧げで、10年ぶりに再読。
愚鈍な女ミツを欲望だけのために抱き捨てた、わたしこと吉岡。
吉岡は社長の姪と付き合い始める。
一方、捨てられたミツは、更なる過酷な運命が待ち受けていた。
ハンセン氏病?
療養所の人となる。
そこで彼女の人となりが際立つ。
彼女の意志、愛とは?
神とは?
「この寂しさは、、、」は、彼女の療養所での姿を知った吉岡の呟きである。
読み返して
手応えのある一冊だった。