彼がエッセイを書いていたなんて、全く知らなんだった。
読むきっかけは多分、地元紙の日曜版で紹介されていたから?
どんな紹介文で読む気になったのか?
次回から、メモしとかなきゃ。
さて、本の裏の紹介文にはー
幼なくして生母と別れ、後添いの継母は冷たい女。いつも多忙なおでんやの息子では、飯の支度もしてもらえない。そんな生い立ちから、星霜を経て、やがて迎える青年期、そして徴兵ーおもしろうてやがて哀しき三文役者
青春放浪記
と、ある。
昭和55年(1980)4月15日第1刷発行
殿山泰司 1915〜1989(73没)
出てくる出てくる「ピー」言葉。
風俗通いやら性病やら、、、
とにかく風俗に爆浸り。
例え三文役者でも、今ならSNSで叩かれまくるだろう。
ある意味、その辺りは大らかな世の中だった。
みんな貧しかったし、継母が朝ごはんを用意しなくても「ネグレスト」なんて言葉もなかった。
大した気概がある訳でもないが、役者になった。
うろ覚えの役者さん、あの人この人。
佐藤慶さんと重信房子?
真相が明かされんかった、残念。
ところが、そんな話ばかりか?と言えば、違うのです。
声高に言わない「戦争の愚かさ」をあちこちに散りばめているのです。
彼独特の語り口で。
弟さんへの愛おしさに涙。
もう殿山さんの事知らなすぎた😰