この4月から、地元紙が朝夕統合となった。夕刊が無くなったのだ(一応休刊となっているが)
ここから実家の夕刊配達の青年のこと。(以前書いたことがある)
「ありがとう」と、言っても無表情で、笑顔を見せたことがない。まして言葉を発したこともない。
少しコミュニケーション能力に問題ありかな?と。
ところが3年前父が施設に入って暫くして「おいちゃん、最近見かけんけどどうしたん?」と、母に尋ねたと言うのだ。
あれから3年、青年は夕刊を配り続けていた(青年の素性は、何も知らない)。
夕刊が無くなることは、残念だったけれど、それより何より青年の仕事が無くなるのが気がかり。
「夕刊無くなるねぇ。朝刊配っているの?」と訪ねた。
「ううん」それだけ。
そして4月になった。
先日、彼が戸別チラシを配布しているのをみかけた。
あーよかった。
嬉しかった。