アイルランド人の父と日本人の母との間に生まれ、イギリスのブライトンという町で暮らす僕。
母の目を通した少年の成長記なのだが(コロナ前)、周りにはレイシズム、貧困、同性愛、いじめ、家庭内暴力、宗教の違い、EU離脱支持不支持・・・・等々問題が溢れている。
中学を問題児の多いカトリック系(レベルが高い、問題児少ない)にするか、元(今も?)底辺中学にするか?
底辺中学にしたのだが、
選択理由が、エピソードとして素敵。
胸がすく。
悩み迷いつつ、真っ直ぐに対応していく僕。
時に対話、時に助言はするが、
基本見守る父母より的確に物事を捉えていたりする。
他人の気持ちや考えは変えられないけれど、自分はどう考え、いかに行動するのか?
コロナ禍の中で、出会うべくしてであった本。
大袈裟だけど、そう思えた。
そしてイギリスの諸問題が、決してイギリスだけでない今後日本も、今以上に、そんじょそこらに横たわる問題になるだろう事が気を重くさせた。
読むきっかけは、なんだっけ?
おーそうだ、APUの出口学長のお奨めだったんだ。
APUの大学、多国籍の生徒でなってるの。
本は、本当によかった。こな本な、うちは、ヤングコーナーに置いてたの。
子ども達にも是非読んでもらいたいと思ったけど、それとは別に今度からヤングコーナーで物色かんがえてる。
この本は日曜の新聞にお薦めの図書として紹介されてたわ。
図書館に予約入れますね。