絵は、人に何かを伝えるということで
文字と似ている。
情報伝達という性格が強くなると
絵は記号的になっていく。
漢字の成り立ちを見ると
例えば「山」元々は山の絵⛰みたいなのだったのが記号化されて今の形になった。
エジプトの壁画も似たようなところがあって
人の横顔がたくさん登場する理由は、「人の顔だと一発で認識出来る形が、横顔だから」
正面から見た顔はディテールを描き込まないと顔と識別できないから絵を描く労力に対して効果が小さい感じもあります。
伝える事に重きを置くと、横顔描いてりゃわかりやすくて楽だしいいじゃんっていう事になります。
(ちなみにエジプトの壁画では、人の目は正面から見た方が目だと一発で認識できるから、目は「正面から見た、目👁の形」が描かれているそうです。)
絵のように文字を描いている感じなんですね。
極めて記号的。
絵の役割の側面として、
やはり「人に伝える」という部分はでかい。
週末、ちびまる子ちゃんのアニメを見たのですが、
伝えたい情報量に対しての、あのイラストなんですよね。
余計な書き込みはいらない。
極彩色で、新海誠監督のちびまる子ちゃんは題材的に適してないという事になる。
伝えたい題材に対して、絵が調和してこそ
作品が完成するんでしょうね。
何が言いたいかというと
私はイラストの勉強してますけど、
上手くなるレベルも限界あるし、どこを目指していこうか、と考えると
絵のうまさは置いといて、どんどん人に伝わるような絵にしていくのを目標にしていくのがいいのかな〜と感じました。
伝わる絵が良い絵という基準で。