二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

胡桃のダイニングテーブル

2011-04-03 21:48:59 | リメイク
震災の後、ラワン合板などはなんとか確保出来てはいるのですが、価格の上昇が
半端でなく(材料屋さんからの情報によるとメーカーの純正品のポリ合板なども
価格が上がるらしいですし、いつも別注貼りしてもらっている突板化粧加工工場
の社長も「合板の供給がこのままの状態だと、MDFに単板を貼るしかないかも」
と言っておられますし、フラッシュ家具をメインとしているうちらのような
木工所さんは先が読めない状況に頭を悩ませていると思われます・・・


先日のブログで紹介させてもらった胡桃材の二枚接ぎ合せ(耳付き)天板を
使ってのダイニングテーブルが完成しました。
ちなみに幅1000×長さ2000×高さ700ミリ(天板厚み44ミリ)というサイズです。

元々は座卓(箱脚式)だったんですが、「四本脚式で結構太めの角脚を付け
希望の色に着色後、オイル風に仕上げてほしいとの事でしたので・・・







脚は、ホワイトアッシュの80ミリ厚の盤を在庫があったのでそれを使っています。
3/20(日)に木の仕事の会の勉強会(キャピタルペイントの営業の方を講師に
招き、オリオ2や水性ウレタンなどについて教えていただきました。)
で学習した事を早速活かして、水性の顔料で着色→オリオ2で下地を作ってから
上塗りには(オイルの風合いを残しつつ耐久力を上げる意味で)勉強会で教えて
貰った方法で仕上げました。

このテーブルの合間を縫って、しばらくお待たせいていたこ収納家具も・・・







無事に仕上がり、持って帰ってもらいました。
(父の知り合いの家具屋さんからの依頼品なんですが、そういう商品は昔から
基本的に配達なしの約束なんで、引き取りに来てもらっています。)

マグネットキャッチは固定棚の木口に埋め込むタイプの物で微調整出来ます。
抽斗も先方さんのご指定なんですが、全てポリ合板を使っています。
中天板は、鏡面仕上げのポストフォームカウンターなので、傷防止の為の
フイルム付きです。


別注家具製造、家具の修理・改造の丸一木工所のホームページ

メールでのお問い合わせ:maruiti@kawachi.zaq.ne.jp

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