二代目のつれづれなる日記

大阪で別注家具・オーダー家具の製造、家具のリメイク・修理をしている丸一木工所の二代目の日々の日記です。

試作品(中国製)の修正

2010-12-12 22:15:24 | 修理
年末までに、壁面収納型の書棚と、刺繍入りのチェストを二点、伸長式の
テーブルの修理を納めないといけないのですが、比較的簡単な修理や加工の
依頼も連日のように、うちのHPを見てお問い合わせいただいておりますので
かなりバタバタと毎日を過ごしています。

ポリッシュ(シェラックニス)仕上げの天板の修理は、
こんな感じで仕上がりました。



マホガニーなんですが、木目があまり綺麗でないのをごまかす為だと
思うのですが、約0.6ミリのマホガニーの単板が表面のみ貼ってありました。





オークの方は、鏡板は突板(ベタ芯)で框は無垢です。


伸長式のテーブルの修理は、昨年の12月にも作業させていただいたのですが
マルニというメーカーさんの「ベルサイユ」と言うシリーズで、ブビンガの
突板のフラッシュ構造なんですが、ポリエステル塗装が経年で劣化して
ひび割れしており、ポリエステル塗料と単板を昨年とまったく同じ方法で
めくって、とりあえず木地の状態にしました。


今日は、某通信販売のメーカーさんの来年の商品の試作品(中国製)の
修正をしていました。



(全体の写真をお見せ出来ないので、一部の状態です。
品物の精度、仕上がり具合は販売価格相応なんだと思います。。)

パーティクルボードの下地に樺の突板を貼っています。
中国の工場で試作したそうなのですが、日本に送ってもらって耐久力試験など
をしてみたら、全然駄目だったそうで、うちに白羽の矢が
立ったそうです。

中国の現地工場と日本のメーカーさんとの間に入っている商社さんと
うちが取り引きがあるので、こういう依頼は結構多いのですが
今回は、一発勝負での修正(時間もあまりない状態でしたので)でしたが
問題なく仕上がりましたので良かったです


別注家具製造、家具の修理・改造の丸一木工所のホームページ

メールでのお問い合わせ:maruiti@kawachi.zaq.ne.jp

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