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オバマ大統領訪日前後の日経株価と日銀政策

2014-04-29 19:47:10 | 経済
はい、経済、久しぶりに日経絡みの身勝手な経済論です。このブログの経済の記事に
興味のある方はかなりのマニアックな嗜好な物好きだろうな、なんせ、私が経済論を
醸せば、大体はトレーダー向けの内容が中心で、最近では黒田総裁の量的緩和政策にも
効果的でなければ、非難するほどなので、どうしても一般人感覚だと馴染みが薄くなるのですが、
実際にトレードしてる人からはそこそこの評判のようです。(自己分析)

さてさて、15000代で突入した4月ですが、オバマ大統領の国賓待遇での訪日も無事済み、見事に
4月の消費税増税8%の影響からは案の定、日経株価は続落をぶっこきました。
3月に黒田総裁のインタビューで政策が右往左往するのは解ってましたが、オバマ大統領の訪日前に
合わせて、5月6月が増税の影響のピークだと考えていた黒田説を取りやめ、前倒し的に緩和政策を
実施するに至っているわけです。 続落中に私はオバマ大統領の訪日する3週間弱の間、株価は落ち続けると
予想をしてましたが、日銀の量的緩和政策のお蔭で、どうにか訪日直前にはある程度株価を戻しました。
しかし4月上旬の15000代をマークする事はなく、14500代で止まり、効果が半減したものだと思います。

更には訪日後の今週には見事に株価が落ち込むという、なんとも安直な発想で進んでいる訳です。
トレーダーは本当に現金な奴です。はい。
今までは海外投資家のトレード目線で日本株を評価してましたが、最近は国内投資家もこれに追随して列を
なしてますので、同じ穴のムジナかよ!とも呼ぶことができます。金魚のフンには成るべからず!

いや、待てよ、よくよく考えてみれば、
3週間弱のあいだ、株価は落ち込むとの予想・・・からの~
日銀による量的緩和政策で株安回避・・・からの~
オバマ訪日終了後には再び株価が下がる・・・みたいな。

ほとんど現実的には黒田総裁の経済予観も落ちる方に山かけてたみたいだな。
其れゆえ、予定を変更してまで調整を行い緩和政策を実施したわけだ。
このしわ寄せが何時頃、どこに来るかは解りませんがね。

最近の日経株式は量的緩和政策が実施されてからは、金融業界に流れ込む資本によって大きく
株価が左右され信用構造の現れや企業の業績などの影響が薄くなりつつある。
これはパーナンキ政策が行われて2年ほど経ったころも世界経済でこの問題が取り上げれれたのですが、
パーナンキ元FRB議長の判断は「米国の経済は着実に回復しつつある。」との抽象的な表現で
説明をした。本当に量的緩和政策は経済によろしい効果をもたらしてくれるのだろうか?そのような
疑問も今の米国の雇用状況の改善に繋がっているから良かったものの、黒田総裁が当時の米国のパーナンキ
政策を参考にしているとするならば、来年には長期日本国債のランク落ちが始まるものだと思います。

しかし焦る事は無い、米国は長期国債のランクが下がった時に、大量に長期国債を購入させるために
利率を上げてまで買わせている。米国の国債評価はこれによって1年も経たずに回復をみせた、更には
多くの投資家が米国経済の不安定振りから米国債の買い入れには難色を示していたが、結果としては
ランクが下がった時に国債を購入していた投資家にとってこれは吉とでました。

経済とは解らない物だ、あれ程の不安感のあった米国債であっても今となっては宜しい投資先だった訳だから
経済アナリスト節穴だったてことでしょうな。そして今の日経株式を見てみると増税の影響で15000代から
14000ギリギリまでに落ち込み、日銀の量的緩和政策のお蔭で一時は14500まで持ち返して、再びGWを前に
値下り傾向を強めている。そして去年の今ごろよりも株価が400程度しか上がっていない。これがアベノミクスの
正体です。山あり谷ありで1年経ってみたら+400程度・・・当初の目標の17400代に手が届いたことはなく、
株高の為の量的緩和政策が、値下がりを防ぐ為のネガティブ要因で発動される。

実は黒田総裁は当初の政策の信念を忘れている。市場に於いて過剰な反応は無いと断言しての100兆円量的緩和
政策の実施なのだから、値下がり時に政策を発動すること自体間違いえている。株高の時に政策を実施させて
背伸びをさせてやらなくては如何のです。投資家は株価が安い時に購入して高くなってから売り払うという作業を
繰り返す、下がっても良いから将来的に高値になるような政策が求められる。パーナンキ時代の長期米国債のように。










コメント
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