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アベノミクスは円安株高不況

2016-02-01 23:41:16 | 経済
日銀のマイナス金利が決定して間もないのだが、どことなく国民からの理解度は低く
どちらかと云えば海外からの反響の方が多く紹介されている。

量的緩和政策が日銀による国債買取オペレーションであるならば、マイナス金利は
一般の金融機関から日銀が預金をため込まないようにするの処置だ。国債の金利も低く
預金の金利も低ければ、当然のように市場に資本が流れると算出できる。

それが何故、海外の投資家に注目を浴びるかといえば、金利の低さは為替ヘッジが無い
国内金融機関にとってはメリットが薄くなることを意味する。国債もしかり。
必然的にこのマイナス金利を国内組から見れば決してよろしい事では無い、海外からの
日本国債の魅力としてでしか評価できないところがある。

そんな訳でこのマイナス金利について懐かしい人のコメントが紹介されていた。

「マイナス金利は妥当。」

黒田総裁の決断を評価する声がビル・クリントン政権時代の元米国財務長官で後の
ハーバード大学学長を務めたローレンス・サマーズ氏から聞かれた。

彼は現在のパーナンキ時代を継ぎ2015年には米国金利を引き上げたFRB議長のジャネット
・イエレンさんと並びFRB議長の座の最有力候補として騒がれた人物なだけにその言葉には
重みもある。立場が違う国内組であってもついつい納得してしまいそうになる。

このマイナス金利と為替円安の為に日本株式市場から国債へ海外投資家の
興味が移るセオリーは必ずしもアベノミクスによる株高と一致しないのではないか。
これで良いのか?今回の黒田総裁の決断が正しかったとするならば、国内の銀行がこれまで
以上に株式市場に資本を注入する必要がある。ましてや増税10%の前。

徐々に条件が厳しくなりつつあるアベノミクス。化けの皮がはがれたアベノミクスは
円安株高不況だったりして。もう少し国内の経済学者が改めて論を展開しても良い時期だ。

今の日本の経済が海外からどのように見られているか、非常に重要な指標だ。










コメント
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