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ハーレーダビッドソン社海外への拠点移設へ。

2018-07-25 23:16:45 | 経済
老舗米国バイクメーカーであり大型バイクの世界的なアイコンとも呼べる唯一無二の存在のハーレー・ダビッドソン

社(HD社)が米国とEUの貿易戦争の渦中に巻き込まれ海外へ生産拠点を移すことを明らかにした。事の発端は米国トラ

ンプ大統領がEUからの鉄鋼・アルミニウム製品の輸入に高関税をかけて米国内の製造業を保護しようとしたところ

EU側もそれに対抗して報復として米国のオートバイや農産物に高関税をかけた。それが引き金となってHD社は高関税を

避ける為に欧州向けの生産を海外へ移すことを決めた。まるでトランプ大統領の保護貿易政策が裏目に出てHD社は

海外に生産拠点を移す羽目になったような話ですが、バイク好きの人から見たらばこれは恐らくは関税による貿易戦争の

如何を問わずにHD社としては前々から米国外への生産拠点の移転を模索していたように思えてしまう。


HD社はマーチャンダイジングによりこれまで守り続けた伝統の排気量1000ccクラス超の大型アメリカンバイクに対する

拘りを捨てて883ccクラスのバイクを世に送出し人気と成功を納めている。更には750ccクラスのストリート系バイクを

展開しHD社らしからぬバイクの活躍が目立っている。この10年足らずでHD社のバイクは世界市場のニーズに合わせて大幅

な様変わりをしている。一般人からはソフテイルに代表されるHD社のバイクに対するハードなイメージを覆されるだろう。


これらのことからHD社の海外移転問題は昨日今日のトランプ大統領の保護貿易政策の煽りを受けたものでは無いと思う。

しかしこのような残念な結果になった理由をトランプ大統領の責任に押し付けるのは心無い当てつけだ。あくまでも

トランプ大統領は国内製造業を守ろうとして輸入関税を高くしたのであって国内産業の空洞化をもたらす為の政策では

無い事を改めて理解しなくてはいけない。HD社は米国内の工場や労働者を見捨てて海外に生産拠点を移すのだから普通なら

ばHD社の愛国心が疑われ、経営合理主義で利益追求に走る印象を持たれては企業イメージの損失になるのでトランプ批判に

より米国を出て行くような口実をつけた方が無難だと判断したのでしょう。しかしそれってトランプ大統領に甘えている事に

ならないのだろうか。もしくはそれを知っててトランプ大統領はHD社の為にヒール役を買って出ているのだろうか。

















コメント
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