2016年2月12日の日経平均株価はもはや打つ手なしといった感じで更なる大幅安だった。
・前日比-760 14952 1ドル/112円台を推移
これでも多少は円安に動いたのだが、これまでのトレンドは通用せず円安相場も
気にならない程に株価が値下がりをしてあっという間に15000代を割り込んだ。
去年の年末には19000代ギリギリを維持していた日本株も僅か6週で4000もの値下がりだ。
もはや日本株は経済の動向を見極めたトレードとは違い、単なる日本経済に対する
株式市場としての魅力という大枠で見られている。企業の業績がどうこうではなく、
日本国債と金価格と日本株の三つ巴の相対関係でしかなくなった。
今の株価の水準は2014年9月の安倍内閣改造により麻生太郎財務大臣に付属していた円高対策
特命事項の肩書が消えて黒田追加金融政策バズーカに踏み切った頃と同じ程度となっている。
そして問題はその先にある。この約1年半の間に世界経済はギリシャ危機と中国経済の減退を
経験した日本経済はこれら二つのネガティブ要因を過剰な円安為替と量的緩和政策によって
海外から投資家を呼び込み株価をつり上げることで危機を回避した。
海外ヘッジファンドを味方につけて日本株の一時的な防衛には成功したが、その借り物の
鎧が今のマイナス金利によって脱ぎ去られ黒田バズーカ以前の薄着の状態になり初めて日本に
どれだけの経済的なダメージがあるか多くの人に知れる時が来た。
日銀黒田総裁のコメント「市場の過度なリスク回避はマイナス金利の影響とは考えない。」
今の株安がマイナス金利の影響であることを否定した。
私もそのように思う。今の株安は時間差で訪れたギリシャ危機と中国経済崩壊の傷の跡だ。
海外投資家という鎧を失った日本株は黒田バズーカの前の2014年9月の15600代どころか
それ以下になる恐れがある。全ての始まりは安定した為替を売ってしまった事にある。
誰が悪いとはいわないけど。
安倍政権に関しては鎧どころか「虎の威を借る狐」の正体が暴かれようとしている。
昨日に続き今日もこの一言。
「如何なる為替安による国際競争は認めない。」IMFラガルド議長
・前日比-760 14952 1ドル/112円台を推移
これでも多少は円安に動いたのだが、これまでのトレンドは通用せず円安相場も
気にならない程に株価が値下がりをしてあっという間に15000代を割り込んだ。
去年の年末には19000代ギリギリを維持していた日本株も僅か6週で4000もの値下がりだ。
もはや日本株は経済の動向を見極めたトレードとは違い、単なる日本経済に対する
株式市場としての魅力という大枠で見られている。企業の業績がどうこうではなく、
日本国債と金価格と日本株の三つ巴の相対関係でしかなくなった。
今の株価の水準は2014年9月の安倍内閣改造により麻生太郎財務大臣に付属していた円高対策
特命事項の肩書が消えて黒田追加金融政策バズーカに踏み切った頃と同じ程度となっている。
そして問題はその先にある。この約1年半の間に世界経済はギリシャ危機と中国経済の減退を
経験した日本経済はこれら二つのネガティブ要因を過剰な円安為替と量的緩和政策によって
海外から投資家を呼び込み株価をつり上げることで危機を回避した。
海外ヘッジファンドを味方につけて日本株の一時的な防衛には成功したが、その借り物の
鎧が今のマイナス金利によって脱ぎ去られ黒田バズーカ以前の薄着の状態になり初めて日本に
どれだけの経済的なダメージがあるか多くの人に知れる時が来た。
日銀黒田総裁のコメント「市場の過度なリスク回避はマイナス金利の影響とは考えない。」
今の株安がマイナス金利の影響であることを否定した。
私もそのように思う。今の株安は時間差で訪れたギリシャ危機と中国経済崩壊の傷の跡だ。
海外投資家という鎧を失った日本株は黒田バズーカの前の2014年9月の15600代どころか
それ以下になる恐れがある。全ての始まりは安定した為替を売ってしまった事にある。
誰が悪いとはいわないけど。
安倍政権に関しては鎧どころか「虎の威を借る狐」の正体が暴かれようとしている。
昨日に続き今日もこの一言。
「如何なる為替安による国際競争は認めない。」IMFラガルド議長