をとこもすなる

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強風で・・・まったく役所ってところは

2006年03月20日 | Weblog
我が家の隣の家、2年半前に火事で燃えました。2階建てでスナック2軒、居酒屋1軒、そして貸し部屋がひとつ。火事の原因は貸し部屋の住人が「サンマを火にかけたまま仕事に行ってしまった」という間抜けな話。明け方まで飲んでいたのでうっかり忘れてしまったそうです。我が家から1メートルと離れていない部屋が火元で 建物自体は屋根が落ち 中は全焼。幸いなことに火が吹き抜けたのが道路側の窓だったことと 比較的はやく消防が来てくれたおかげで類焼は免れました。

さてその隣の家ですが火事から2年半も立つのにいっさい手を着けていないんですよ。外壁が残っているので雨戸を閉めてしまうとそれほど目立たないからかなぁ。前に聞いた話では大家に解体する費用が無いとか。

ほらね、雨戸の隙間から焼けた柱とか空が見えるでしょ。

しかし昨日の強風で残っていた屋根がめくれ上がりかなり危険な状態になりました。

風に煽られ我が家の屋根にバタンバタンと打ち付けます。もしはずれて飛んでいったら危ないですよねぇ。トタンなので通行人にあたればスパッと切れてしまうこともあるし、近くの道路に飛んでいけば交通事故の可能性もあります。とりあえず警察に連絡しました。すぐに近くの派出所からお巡りさんが来てくれたのですが腕を組んで見上げるだけ。「大家さんはわかりますか?(大家は地元の人で無いからわからない)」とか「管理会社に連絡してみます」とかで“危険な状態を何とかしよう”という気はありません。「署にかえって大家さんに連絡を取ってみます」と言うことで帰ってしまいました。うーん、やっぱり警察ってのは怪我人がでたり死人がでないと動いてくれないところなんだとおもってしまいましたよ。

今朝になっても警察からも管理会社からも連絡はなく 屋根の状態はそのまま。まだ風があってバタンバタンしていたので 今日は市役所に電話をいれました。これがまたやる気が無くてねぇ。市民相談課と言うところに電話を回されましたが「そうですねぇ、市役所としては個人の建物に手を入れるわけにはいかないので そちらで管理会社さんなり大家さんなりに連絡をしてもらいたいのですが」「大家さんの連絡先は火災の時に調書を取ったと思うので消防の方に聞いてみればいいのかもしれませんが、現在個人情報保護の関係で教えてくれるかどうかわかりません」と埒があきません。「事故が起こってからでは遅いから市役所に連絡しているのですけど」と言っても「しかし市役所としては個人の建物に・・・」と最初のところに戻ります。市役所は職員を見に来させることもしませんでした。

次に消防に電話をしました。近くの消防署に電話をして事情を話すと「はい、わかりました。すぐに見に行かせます」との返事。10分ほどでサイレンを鳴らしながら消防車がやってきました。ざっと様子を見て「とりあえず危険のない状態にしておきます」と言って作業開始。2時間ほどで屋根や壁などで飛散するおそれのあるものを外して、まとめて飛ばないように固定してくれました。隊長さんの話では「燃えたまま残っている家ってけっこう多いんですよね」だって。そうかぁ、珍しくないんだ。
こんな時に頼りになるのは消防なんですねぇ。そういえば火事の時も鎮火後「うちの若い者はまだ下手くそでお宅の建物に水をかけてしまいましてすみません。もっと練習させますから」と隊長さんが挨拶に来てくれましたが こんな建て込んだところで類焼を防いだわけですからこちらは感謝の気持ちいっぱい。消防士に職人気質を感じました。
そうだなぁ、最初から消防に電話をしておけば不愉快な気持ちにもならなかったな。

それにしても警察といい、市役所といい、市民からの情報に対して「それはうちの仕事ではない」という態度はどうかと思うなぁ。たとえ仕事ではないとおもっても「では、消防に連絡をしてみます」とか言ってくれれば こちらも「頼りになるなぁ」と信頼できるのですが。

コメント (10)
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