これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

アメリカの麻薬と不法移民問題 (その1)

2025-02-10 23:17:33 | アメリカ
【はじめに】
 アメリカの❶不法移民問題、❷麻薬問題、❸貿易赤字/経常収支赤字問題は、待った無しの状態になっています。 バイデン大統領が、これらの問題に真剣には取り組んだとは思えません。

 トランプ大統領は、❶と❷の問題を強引な手段で解決しようとしています。 ❸の問題解決の為に、外国企業に「アメリカ国内に工場を建設しろ」と要求すると予想しています。

 今回と次回は、❶と❷の問題について、私の考えを書きます。

・・・ 関連する私のブログ ・・・
① 人口爆発の時代です!       :2022年5月7日
② アメリカは白人国家では無くなります! :2023年11月4日
③ イスラエルとハマスの問題     :2023年10月21日

【アメリカの人口推移】
 コロンブスが西インド諸島にたどり着いたのは『1492年』です。 その後、スペイン、イギリス、イタリア、フランスが北アメリカ大陸を探索して→→移住して→→植民地化を始めました。

 1775年にイギリスの植民地だった『13州』がイギリスと戦争を始め→→1776年に『独立宣言』を発表しました。 『アメリカ合衆国』が誕生したのです。 ヨーロッパ諸国から、白人が夢を求めて沢山移民しました。

(豆知識 :幕末の人口)  ペリーがアメリカの艦隊を引き連れて浦賀にやって来たのは『1853年』です。 当時の日本の人口は『3,000万人強』程だった様ですが、アメリカの人口は『2,400万人』程で→→日本よりも少なかったのです。 19世紀後半は、西部劇の時代でした。

 1924年に『移民法』が制定され→→移民が制限される様になりましたが→→第二次世界大戦後の1965年に移民法が改正され→→移民の制限が緩和されました。 アジア系やラテンアメリカ系の人達が沢山移民して来る様になったのです。

 2017年に第一次トランプ政権が誕生して→→『移民・難民制限』政策を始めました。 2025年に発足した第二次トランプ政権は、アメリカに住む不法滞在者を送り返す政策を始めました。

・・・ アメリカの人口推移 ・・・
★2024年:34,543万人
★  14年:32,312万人
★  04年:29,279万人
★1994年:26,548万人
★  84年:23,9935万人
★ 74年:21,708万人
★  64年:19,282万人
★  54年:16,364万人
★  20年:10,550万人
★1900年:7,480万人
★1880年:4,930万人
★  60年:3,100万人
★  40年:1,720万人
★  20年:980万人
★1800年:570万人
出典 :グローバルノート、セカイハブ『アメリカの人口推移(国連)|1950年から2100年まで』
   1800年~1920年の人口は、ウイキニュース『アメリカ合衆国の総人口、3億人を突破』のグラフを私が数値化した値です。

【アメリカと言う国】
 アメリカは地下資源に恵まれ、広大な耕地が有り、そして何よりも『ドルが世界の基軸通貨』になっているので→→アメリカ国民は身の丈を超える”贅沢な暮らし”が出来ているのです。

 アメリカでは、年収が『850万円以下』だと低所得層に分類される様です。 日本で低所得者と呼ばれるのは『200万円以下』です。 「アメリカに密入国したい」人が、後を絶たないのが理解出来ます。

 2022年にロシアがウクライナに侵攻して→→3年強経過しました。 その間に亡くなったロシアの兵隊の数は、BBCによると『78,000人以上』だそうです。 アメリカで麻薬による死傷者数は『約93,000人/年』です。 トランプ大統領が麻薬対策に力を入れようとしている事が理解出来ます。

・・・ アメリカのデーター ・・・
人口 :345,426,571人 (2024年)
面積 :9,834,000km2 ・・・日本の『26倍』
耕地面積 :15,474万ha (2022年) ・・・世界第2位、日本の『36倍』
GDP :291,677億ドル (2024年)
一人当たりのGDP :86,601ドル (2024年)
不法移民在住者  :約1,100万人
不法移民の侵入者 :約250万人/年
麻薬による死者  :約93,000人 (2021年)
貧富の格差 :低所得は850万円以下、中所得を2,500万円以下、それ以上を高所得 ・・・出典:デイリー新潮25年2月10日『米ロサンゼルスのスーパーに見た「むき出しの貧富の差」 超高級~低所得5店でオレンジ価格を比較すると』

【アメリカの軍隊&警察と不法移民/麻薬問題】
 トランプ大統領は、❶新たな不法移民の侵入阻止、❷アメリカに住んでいる不法移民(約1,100万人)を送り返す、❸麻薬(特にフェンタニル)の密輸防止等の政策を実行し始めました。

 アメリカの軍隊は『136万人』、州兵が『43万人』、警察が『121万人』→→合計で『300万人』もいますから→→本気で取り組めば→→不法移民を激減させる事は可能だと思います。

 然し、麻薬の密輸を減らす事は極めて難しいと思います。 メキシコやカナダの国境に高い壁を建設しても→→麻薬はドロンで運べますから→→簡単に持ち込めます。

 メキシコには、殺人を”へとも思わない”武装した沢山の組員を抱える『麻薬カルテル(マフィア)』が存在します。 麻薬カルテルは政府の役人、警察及び軍隊に高額の賄賂を渡して→→好き勝手が出来る体制が出来上がっています。麻薬の密輸を撲滅する為には→→麻薬カルテルを壊滅させる必要が有ります。

 メキシコの大統領が本気で麻薬カルテルに立ち向かおうとしたら→→忽ち(たちまち)暗殺されると予想します。 メキシコには自浄能力が無いのです。 アメリカが軍隊と警察を派遣して→→麻薬カルテルと戦ったら→→壊滅させ事が出来る可能性が有ります。 然し、メキシコ政府と国民が、アメリカの軍隊と警察を受け入れるとは思えません。 麻薬撲滅は、トランプ大統領がドンナに頑張っても出来ないと私は予想しています。

・・・ アメリカの軍隊 ・・・
① アメリカ軍の予算 :8,950億ドル(2025年) ・・・州兵の予算は除く
② GDP比 :3.38%(2024年)
③ 志願制
④ 組織 :❶陸軍、❷海軍、❸空軍、❹海兵隊、❺沿岸警備隊、❻宇宙軍
⑤ 兵員数 :136万人 (2019年) ・・・日本の自衛隊の定員=24万人 (2024.7年)
⑥ 州兵   : 43万人 (2018年)

・・・ アメリカの警察 ・・・
① 常勤警察 :121万人 (2018年) ・・・日本の定員=28.6万人

【御参考 :アメリカの強制収容所】
 第二次世界大戦中とその後(1942年~49年)、アメリカは日系人を強制収容所に入れました。 メキシコ、カナダ及び南アメリカ諸国に住む日系人は、各国の政府が逮捕して→→アメリカに送り→収容所に入れました。

 中国人は、今でもアメリカへ移住していますが→→中国が台湾に侵攻したら→→収容所に入れられる恐れが有ります。

❶ 強制収容所が存在した期間 :1942年~49年 ・・・終戦は1945年

❷ アメリカ本土に住む日系人 :12万人を強制的に収容しました。 その内の『2/3(≒8万人)』はアメリカで生まれた人達だったと言われています。
  ハワイ在住の日系人(12.6万人)は対象外になりました。 日系人の割合が高かったので、日系人を収容すると→→ハワイの経済が立ち行かなくなると考えたのです。

❸ メキシコとカナダ、南アメリカ諸国に住む日系人(2,264人)が、現地で逮捕され→→強制的にアメリカに送られ→→強制収容所に収監されました。

❹ 一部の日系人は、42年~43年に『戦時交換船』に乗せられて→→強制的に日本に送られました。

❺ 強制収容時に資産を安値で買いたたかれました。

❻ 市民権を剥奪されたので→→戦後、収容所から解放された日系人の一部は→→日本に帰ってきました。

❼ 戦後、強制的に収容された日系人に少額の補償金が与えられました。

出典 :ウイキペディア『日系人の強制収容』

森林火災保険の奇々怪々

2025-02-03 19:05:27 | 山林の問題
【はじめに】
 私は親が買ってくれた小さな山林を所有しています。 代理店経由で損害保険ジャパン(株)の森林火災保険に加入して来たのですが、2024年10月に保険代理店から「山林火災保険から民間保険会社が手を引くので、今後は当社では取り扱いが出来ない」と言うレターが届きました。

 代理店に電話すると、「森林研究・整備機構の森林保険センターに依頼されたらどうですか?」と言うのです。 私の故郷の森林組合に電話すると、「森林組合が森林保険センターの代理店になります。資料を送ります。」、「保険料が大幅に高くなる様です」と言いました。

 資料の内容を検討して見ると、森林保険センターの保険料は『60%』も高い事が分かりました。

 森林保険センターは、農林水産省の官僚達と自民党の族議員達にはメリットが有るのでしょうが、山林所有者にとってはデメリットしか有りません! 私は、怒り心頭に発しています。

【森林火災保険】
 森林火災保険は民間の損害保険会社(例えば、損害保険ジャパン)が取り扱って来ました。

 つくば市に農林水産省が所轄する森林研究・整備機構(旧・森林総合研究所)が有ります。 この機構が、川崎市にある分室に『森林保険センター』と呼ぶ組織を作って→→森林火災保険を独占する事にしたのです!

 『森林保険センター』が、保険料を安く出来るので有れば納得しますが→→(真逆で!)センターの保険料は『60%』も高いのです! 「国民を馬鹿にするな」と言いたいです!

【森林保険センターと民間保険会社の比較】
 森林保険センターと民間保険会社(損害保険ジャパン)の森林火災保険を比較して見ました。 同じ保険料を払っていても、火災が発生した場合、森林保険センターを利用する山主に支払われる保険金は大幅に少なくなります。

★ 5年間の保険料を『A円』とします。
★ 火災が発生した時に受け取れる最大の保険金額を『B円』とします。
★ 5年間分の保険料として『10万円』支払った場合、以下の様になります。

① 森林保険センターだと、『750万円』しか支払ってくれません。
② 損害保険ジャパンだと、『1,200万円』受け取れます。

・・・ 森林保険センターと民間保険会社の比較 ・・・
① 森林保険センター :B/A=75  ⇒⇒B=75✕A
② 損害保険ジャパン :B/A=120 ⇒⇒B=120✕A

【同じ保険金を受け取るために必要な保険料】
 簡単な数学を用いて、同じ保険金を受け取るために必要な、森林保険センターと損害保険ジャパンの保険料を計算してみます。

 結果は、損害保険ジャパンの保険料を『10万円』とすると、森林保険センターの場合は『16万円』も支払う必要が有ります。『60%』も高くなるのです。

・・・ 記号の定義 ・・・
”A1”は森林保険センターの保険料
”B1”は森林保険センターの保険金額
”A2”は損害保険ジャパンの保険料
”B2”は損害保険ジャパンの保険金額

・・・ 数式の展開 ・・・
 B1/A1=75  ・・・(1)式
 B2/A2=120 ・・・(2)式
 B1=B2     ・・・(3)式 ←←保険金額を同じ値とします。
 B1=75✕A1   ・・・(4)式
 B2=120✕A2  ・・・(5)式
 75✕A1=120✕A2  ・・・(6)式
 A1=(120/75)✕A2=1.6✕A2  ・・・(7)式

【森林保険センターは廃止すべきです!】
 「国立の研究所の一つで有る『森林研究・整備機構』が何故?森林火災保険事業を始めたのか?」不思議に思いませんか?! 農林水産省の官僚と自民党の族議員達には、何か?良からぬ魂胆が有るのでしょう?! 「官僚と族議員にとって、どんなメリットが有るのか?」考えたら→→頭の体操になりそうです。

 本来、国立の研究所は営利事業を行いません。 「慣例を破って、無理やり『森林保険センター』を設立するには、官僚と族議員が『奇々怪々』の暗躍をしたのでは?」と想像します。

(1) 森林保険センターは規模は小さいですが、国営企業だと思います。 新たに国営企業を設立する場合は、国会で審議して→→法律を制定すべきだと考えます。 「多分、森林保険センターは国会に内緒で設立されたのでは?」と想像します。

(2) 「森林保険センターが設立された事を、安倍晋三氏、岸田文雄氏及び石破茂氏には報告されていないのでは?」と思います。 共産党や立憲民主党が、国会で「総理大臣に報告が有ったのか?」、「存続意義が有るのか?」質問して欲しいです。

 石破茂氏は、質問を受けて苦虫を噛み潰したよう顔をすると想像します。 「知らなかった!」、「分からない!」とは言えない立場ですから→→「ドンナ答えをするか?」私は興味津々です。

(3) 森林保険センターの保険料は、民間保険会社より『60%』も割高ですから→→民間保険会社とは共存出来ません→→誰かが、民間保険会社に圧力を加えて→→山林火災保険の分野から撤退させる必要が有ったと思います。 「自民党の農林水産・族議員達が民間保険会社に圧力を加えたのでは?」と私は想像しています。

(4) 森林保険センターは即刻廃止すべきです。 存続を許したら→→官僚達と族議員達が暗躍して→→民間企業に圧力を加えて、撤退させて→→各省庁が所轄する研究所の中に『営利部門(=国営企業)』を設立する様になってしまいます!

 厚生労働省が所轄する研究所は沢山有ります。 『国立がんセンター』に『癌保険センター』、『労働者健康福祉機構』に『生命保険センター』、・・・などなど、営利事業を始める恐れが有ります。

【余談 :私の山林】
 私が3歳か4歳のころ、家から裾野まで徒歩で10分ほどで行ける山を父が買って→→私の名前で登記してくれました。 極一部に杉が植林されていましたが、大半は雑木林でした。

 父、母、私の三人で雑木を伐採して→→薪(たきぎ)にしました。 伐採したら→→杉や檜の苗木を植えて→→草刈り、枝打ち、間伐をしました。

 椎の木や樫の木を伐採したら→→穴をあけ→→椎茸菌を入れて→→椎茸の原木栽培をしました。 当時、私の故郷(龍神村)で原木栽培をする家は有りませんでした。 椎茸は乾燥させて出荷してました。 結構・儲かった様です。

 炭焼きで生計を立てていた一家を数カ月間雇って→→炭窯を作ってもらい→→炭の焼き方を教えてもらいました。 その後は、父、母、私の三人で炭焼きをやりましたが、余り儲からなかった様で→→二、三年で出荷するのは止め→→家で使う分を私が中学校に入る頃まで続けていました。

 我が家では、この山を「深谷の山」と呼んでいました。 「深谷の山」は、子供の頃の思い出が凝縮しているので→→私が社会人になり、給料を貰う様になると→→ベテランの山仕事をする方(H氏)に依頼して→→毎年、枝打ちや間伐をしてもらいました。 H氏が高齢になられてから→→森林組合に依頼して来ました。 今までに、数百万注ぎ込んでいます。

フジテレビと中居正広氏の問題

2025-01-25 15:55:17 | 報道の問題
【はじめに】
 フジテレビと中居正広氏の問題が連日の様に報道されています。

 中居氏が何か悪い事を女性(✕女史)にやってしまった様ですが、❶既に示談が成立し、❷引退を表明し、❸刑事事件にならない様なので→→この件は落着していると、私は思っています。

 「フジテレビの社員が、社員の女性(✕女史)を中井氏に紹介したのでは?」と疑われています。 多分、「公序良俗に反する紹介のやり方だった」と想像します。 そうで無ければ、中井氏が✕女史に示談金(9,000万円?)を支払う必要は有りません!

 フジテレビは早急に体質を改善しないと→→広告収入が入らなくなり→→最悪の場合は総務省が放送認可を取り消す可能性が有ります。存亡の危機になっているのです!

《余談 :私の中居氏についての知識》
 私はクラシック音楽は好きですが、演歌やポップス等は聴きません。中居氏(52歳)が出演した番組を見た事が、全く有りません。 妻に「中居氏とはドンナ人物か?」聞いて見ました。 「私は昔から大嫌いだ!」、「女性を馬鹿にした様な話しをする」・・・と言っていました。

 松本人志氏(61歳)と中居氏は、❶沢山金を稼いでいて、❷独身で、❸女性にモテ無いけど女性と愉快な夜を過ごしたい、と言う共通点が有る様です。 松本氏は風貌(ルックス)が悪いので女性に持てないのは納得できますが、中居氏は身長が170cm有り、マアマアの顔だちをしています。 中居氏は「女性に対する態度が悪いのでは?」と想像します。

【事件の経緯】
 御参考までに、事件の経緯を書いておきます。

★ 23年6月 :食事会 ・・・中居氏が性的トラブルを起こした。
★ 23年6月頃 :フジテレビのトップは、中居氏の問題を把握していた模様→→隠蔽した。
★ 24年12月 :週刊文春が中居氏の問題を報道
★ 24年12月 :フジテレビが「社員は関与していなかった」様な説明
★ 25年1月9日 :中居氏が20歳代の女性と性的トラブルが有ったと認めた。
★ 25年1月17日 :フジテレビの社員への説明会兼記者会見
★ 25年1月23日 :中居氏が引退発表
★ 25年1月23日 :フジテレビが第三者委員会を立ち上げた。
★ 25年1月27日 :フジテレビが2回目の記者会見を予定
★ 25年3月 :第三者委員会が結論を出す予定

【フジテレビの問題と解決策】
 中居氏の問題でフジテレビの社長港浩一氏(72歳)が1月17日に行った記者会見の内容が問題なのです。 港氏は、23年6月時点で中居氏の性的トラブルの内容及び女性の氏名を把握していた模様で→→1年半ほども隠蔽していた様に報道されています。

 報道機関は、「隠蔽を暴く事」が使命の一つです。 そして、セクハラなど女性の権利を尊重すべきだと言う考え方が日本でも定着しています。 「嘉納修治会長と港浩一社長は現在の報道機関のトップになる資格の無い人間だ!」と言う事実を世の中に示してしまいました。

 フジテレビから広告を出していた100社ほどが、契約を解除した様です。フジテレビは現在の役員を全て追放して、世の中に通用する人間をトップにして→→生まれ変わる事が肝要だと思います。

 外部の適任者を探そうとしても沢山のスポンサー企業が離れてしまった現在、「社長を引き受ける方はいないのでは?」と想像します。 私は、社員の『反町理氏(60歳)』を説得して→→社長に抜擢するのが最善の策だと考えます。

《余談 :私とフジテレビ》
 私は、BSフジテレビで月~金曜日に放映される『プライムニュース』を時々見ています。 番組表で「今日の主題は何か?」チェックして→→興味の有りそうな時は必ず録画しています。

 キャスターの反町理(そりまち おさむ)氏のファンです。 反町氏はコメンテーターに鋭い質問をしてくれます。

【御参考 :フジサンケイグループ】
 フジテレビは『フジサンケイグループ』の1社です。 全体の従業員が、(ウイキペディアによると)『13,000人』もいる巨大なグループです。 傘下の会社は79社も有ります。

・・・ フジサンケイグループ ・・・
① テレビ :フジテレビ、関西テレビ、ビーエスフジ
② 新聞  :産経新聞、日本工業新聞など
③ ラジオ :ラジオ大阪、ニッポン放送
④ 音楽 :ポニーキャニオン
⑤ 美術館 :彫刻の森美術館、美ヶ原高原美術館、上野の森美術館

【吉永小百合さん】
 私は吉永小百合さんと同年配です。 吉永さんが主演された『キューポラのある街』が1962年に公開され→→ファンになりました。 吉永さんは、フジテレビの社員だった岡田太郎氏と1973年に結婚されました。 その後も女優として大活躍されましたが、子供はもうけられませんでした。 (岡田氏は昨年(24年)に亡くなられました。)

いい加減な性格が福をもたらした話し (その3)

2025-01-18 18:14:16 | 人生
【はじめに】
 今回は、私の幼馴染のS氏の話しの最終稿です。

 このシリーズで、S氏との思い出話しを3回書いた事になります。 省略した楽しい思い出が沢山!沢山!有ります。 書いていると、私の故郷・龍神村の風景や田辺市の昔の街並みも思い出しました。 S氏は私にとって掛け替えのない『大切な友』だと痛感しました。

【太陽光発電事業】
 10年ほど前にS氏から、「太陽光発電事業を始めた」、「僕はこの事業に専念する」、「会社(SR社)は息子に譲った」と電話が有りました。

 傾斜の穏やかな山林を借りて→→ソーラーパネルを設置するのだそうです。S氏が山林所有者と借地交渉して→→パネルの設置や電気工事は専門業者に委託して→→S氏はパネル周りの草刈りをしていた様です。 3年ほど前から「長女が草刈りをしてくれる」と喜んでいました。

 既に数町歩(数ヘクタール)にパネルを設置している様ですが、まだ増やしたい様です。 10前から「完成までに3年掛かる」と言い続けています。 去年の年末にも同じ事を言うので、「いい加減にしないと、完成前に死んで→→家族に迷惑を掛ける事になる」とアドバイスしました。

【S氏が前立腺癌になりました】
 10年ほど前にS氏の前立腺に癌が見付かりました。 二人の医師(D1医、D2医)に見て貰ってきた様です。 D1医は外科手術で前立腺の除去を、D2医は陽子線治療を推奨しています。

 外科手術をしたらセックス出来なくなり、陽子線治療だと前立腺に癌が再発した時→→外科手術が出来ない。 「僕の身体は、医者達より自分の方が分かる。僕の癌は成長しないし、転移もし無い。」と言い続けて来ました。 然し、少し尿が溜まると→→我慢出来なくなって→→頻繫にトイレに行っている様です。

 昨年(24年)末に、二人の医師の何方かが『高濃度ビタミンC点滴療法』を推奨したので、週に1回ほど通院している様です。 3月頃に、「癌が小さくなっているか?」MRIなどで検査する様です。 私は、奇跡が起こってS氏の癌が縮小する事を祈っています。

【大店の息子】
 2015年頃、S氏から例の通り突然電話が掛かって来て、「大阪に来ているので会いたい」、「飛行機で帰るので余り時間が無い」と言いました。 JR大阪駅で待ち合わせ→→例のごとく、安い定食屋で昼食を取って→→喫茶店で1時間以上話を聞きました。

 東京の有名な大学を卒業した青年(O氏)が、就職せずに自転車で旅をして回った様です。 持ち金が少なくなると→→旅を中断して、バイトして金を溜めて→→溜まると旅を続けていました。 二、三年後に、S氏の会社に来て、正直に「バイトさせて下さい」と言ったそうです。 S氏の会社は職人の集団ですから、S氏の奥さんと社員達は反対した様ですが、S氏はO氏が気に入って、「会社は黒字だから、一人ぐらい冷や飯食いがいても良いだろう!」と決断したそうです。

 10年ほどして、O氏の父親が訪ねて来て、「Oは一人息子なので、会社を継いでもらいたい!」、「是非とも返して欲しい!」と懇願されたそうです。 調べて見ると、O氏の父親が経営している大阪の会社は、S氏の会社とは比較にならない大規模な会社だったそうです。 それで、気持ち良くO氏を送り出しました。

 二、三年後に、O氏の結婚式に招待されて→→大阪に来て→→私と会った次第です。

【S氏の優しさの一例】
 新型コロナウイルスが問題になり始めた2020年に、S氏から超!超!豪華なマンゴーが届きました。 お礼の電話を入れたら、「新型コロナの影響で、知り合いのマンゴー農家が、売れなくて困っているので、沢山買って知り合いに送っている」と話しました。 我が家が、その第一弾だったのです。

 次男の娘(孫)はマンゴーが大好きなので→→御裾分け(おすそわけ)しました。トンデモナク美味しかった様です。

【S氏の子供と孫】
 S氏は結婚して直ぐに長男→→二、三年後に長女を授かりました。長男は”鳶(とんび)が鷹を生む”の如く、学校の成績は良かった様で→→「東大に進学するだろう」と期待していました。結局、東京の有名な私大を卒業して、SR社を引き継ぎました。

 長女の事はボロクソに言っていました。 「こんな女を貰ってくれる男はいない」、「結婚したら男がダメになる」・・・などと言っていました。 然し、長女は二十歳前半に結婚し→→長男を産んで→→もう一人生みました。 結婚されて3年程で離婚し→→実家に帰ってきた様です。 「孫と楽しく暮らしているのだろう」と想像していたのですが! 

 長女が結婚した相手は、東大の法学部卒で超有名な企業に勤めていました。 離婚する時、親権を父親が取って→→母親(長女)は年に二、三回、子供に会いに行っている様です。 子供が二、三年前に東大法学部卒を卒業し→→超優良企業で/高給で有名な会社に就職したそうです。長女は、今でも年に何回か子供に会いに行っている様ですが、S氏と奥さんは孫には会えない様です。

 最近になって、S氏が次女の話しをしました。次女も若くして結婚し→→子供を二人生んで→→離婚して→→S氏の家の近くで、子供と一緒に住んでいる様です。 然し、S氏は何故か?次女と孫の話しはしません。

【最近の将棋】
 2年ほど前にS氏から「今大阪に来ている、将棋会館出身の若者がプロ棋士になった祝いが有って→→スピーチを頼まれた」と嬉しそうに言いました。 24年末現在で、プロ棋士が二人育ったそうです。

 S氏は先日、「最近は中学生に負ける時が有って、忌々(いまいま)しいので、余り指さない!」と嘆いていました。 「他に趣味が無いんだから、将棋を楽しんだ方が良い」と話しました。

 「S氏にとっての将棋は単なる趣味では無い」と私には思えます。「最大の生き甲斐」だと思うのです。S氏がドン底から立ち直り→→造園会社(SR社)を起こして、大成功したのは→→信頼出来る人達に会社を任せて→→将棋三昧の日々を送った為だ!と私は見ています。

【S氏の最近の体調】
 S氏は前立腺癌の話しはしますが、心臓にも問題が有る様です。 「2年ほど前に道で意識不明になって救急車で運ばれた、もう少しで死ぬ所だった!」と昨年白状しました。 「それ以来、奥さんが優しくしてくれる様になった」、「通院する時等など、必ず車で送り迎えしてくれる」そうです。

 昨年(24年)、高校の同窓会が紀伊田辺市で有り、無理して出席した様です。 「今、田辺にいる、同窓会で、一番親しかった友人が亡くなったと聞いた」と元気の無い声で話しました

 今年の年賀状に、「会いにきてくれ! 二人分の飛行機代と宿泊費は持つから」と書いていました。

【棺を蓋いて事定まる】
 「棺を蓋いて事定まる」と言いますが、亡くなった後に遺産相続で親族が揉(も)めに揉めて→→バラバラになってしまった例を幾つか知っています。

 S氏が息子さんに会社(SR社)を譲った時点で、社員が70人ほどになっていました。 太陽光発電事業に失敗しないで、S氏が亡くなった後→→親族が仲良く出来たら→→「S氏は素晴らしい人間だった!」と評価されるでしょう! 私は祈っています。

いい加減な性格が福をもたらした話し (その2)

2025-01-12 19:32:30 | 人生
【はじめに】
 今回も、私の幼馴染のS氏の話しです。 自動車事故を起こして→→経済的に窮地になりましたが→→メゲル事無く→→造園会社(SR社)を設立して→→SR社が順調に発展し→→S氏が将棋三昧の楽しい生活を始めた話しです。

 S氏は”おっちょこちょい”で”いい加減”な性格ですが、楽天家で、『近欲』では有りません! そして、社員を大切に思っている様に見えます。

【S氏と奥さんが屋台の商売】
 S氏は、27歳の時にホテルを止めて→→奥さんと”屋台の商売”を始めたと電話が有りました。 二人子供を授かったばかりだったので、「奥さんが体調を崩すのでは?」と私は心配しました。 足掛け3年ほどやった様でした。

【S氏が自動車事故】
 S氏は重大な人身事故を起こし→→相手の方が生きている限り、生活出来る金を渡さなくてはならなくなりました。 当初はS氏の所得が少なかったので→→毎月、六、七万円を除いた金を→→相手に渡していた様です。 奥さんの所得で、何とか食べていた様でした。

 私は心配になって、二、三ヶ月に一度電話を掛けてS氏を励まし、奥さんの様子を確認しました。

【S氏がひょっこり我が家に来ました】
 30歳になった頃、夜の9時ごろ、S氏が突然我が家にやって来ました。 頑丈な/大きなボストンバッグを二つ持っていました。 提げて見たら、二つとも非常に重かったです。 S氏は元気そうで、奥さんも「元気だ」と言うので安心しました。

 有る方が、プレミヤ価格で取引されているコインを教えてくれたので→→沢山の商店を車で回って→→「○○年発行の50円貨幣を60円で買い取る」などと言って置いたら→→沢山!沢山買えたのだそうです。 「明日、東京に行って売るんだ!」と言いました。

 数日後、電話が掛かって来て「数百万円儲かった!」と喜んでいました。 その金は造園業を始める資金の一部になった様でした。 (二つのボストンバッグにはコインが入っていたのです。)

 私の妻がS氏に会ったのは、この時一度きりです。 妻は、土産も着替えも持たずに→→突然来て→→一泊した事に呆れていました。 私は、コインが余りにも重かったので、「仕方が無い」、「私でもそうするだろう」と思いました。

【S氏との食事】
 S氏は関西にやって来ると、午前11時頃に「今、大阪にいるから、会いに来てほしい」と電話して来ます。 大抵、ウイクデーで仕事中なので、2回に1回程しか会いに行けません。 会うと昼食を奢(おご)ってくれるのですが、安い飯屋で秋刀魚や鯵や鯖の塩焼きの定食です。 S氏の安い定食屋を探す才能は大したものです。 梅田の近辺でも安い定食屋を見付けます!

 定食屋の後、喫茶店でコーヒーを飲みます。 1時間~2時間、S氏が近況を話してくれ→→伊丹空港から飛行機で帰ります。

 一度だけ、JR尼崎駅近くの会社に勤務していた時、尼崎駅まで来てくれました。尼崎駅の近くに美味しい”うどん屋”が有るのですが、「定食屋の方が良い」と言いました。

 S氏と酒を飲んだ事は全く有りません。 刺身、寿司、天婦羅、ステーキ、すき焼き等の話をした事が有りません。 食べ物の話をした事が無いのです!

【造園業を始めました】
 30歳の頃に九州の某県で、造園業(SR社)を始めました。 最初は若い社員を二人雇った様です。 直ぐに、一回り以上年上のベテランの職人さん(T氏)を雇う事が出来ました。 T氏は腕の良い職人さんで、若い社員の面倒見が良く、何よりも人格者だった様です。

 SR社は、経理を奥さんが担当し、T氏が若い社員達を指導しながら運営し→→直ぐに黒字体質の会社になりました。 そして、順調に若い社員が増えていった様です。

【将棋に熱中】
 会社が黒字体質になるまでの数年間、S氏は真面目に毎日フルタイムで出社していましたが→→午前中二、三時間だけ出社して→→将棋を指しに出掛ける様になりました。

 S氏の出社時間が少なくなると→→SR社の売上が増加して→→社員が15人程に増えました。 まさに『亭主元気で留守が良い!』だったのです。

《余談❶ :奥さんが実家に帰ってしまいました!》
 会社に出社しないで、三日間将棋を指し続け→→S氏がクタクタになって家に帰ったら→→奥さんが実家に帰っていたそうです。 「離婚されそうになった!」と言っていました。

 何日かして、奥さんは帰って来られましたが→→徹夜将棋は止められ無かった様です。 「会社は順調だし、浮気している訳でも無いから、マアいいか!」と諦めておられる様に思えます。

《余談❷ :全国大会に出場》
 S氏は腕を上げて→→某県の将棋大会に優勝して→→全国大会に出場した事も有ります。 アマチチュアの”四段”以上になっていると思われます。

《余談❸ :将棋会館を建設》
 S氏は会社(SR社)で得た金を、某県の将棋会館の建設に億単位の金を寄付した様です。 私の妻だと許してくれません。奥さんは”太っ腹”ですね! 感心しています。

【利益の配分と特別ボーナス】
 黒字体質が定着して→→S氏は思い切った事を始めました。 大学卒の社長や世襲の社長では思い付かない『素晴らしい経営方針だ!』と感心しました。S氏から「感想を聞きたい」と電話が有り→→「SR社の発展は間違いない」と絶賛しました。

(1) 会社の経営状況をガラス張りにしました。 ・・・「赤字なのか?」、「黒字なのか?」、「幾ら儲かったのか?」を社員が分かる様にしたのです。

(2) 利益の『1/3』を社長(S氏)の取り分、『1/3』を会社の設備投資や内部留保、残りの『1/3』を特別ボーナスとして→→3月に社員に支給するのです。

(3) 特別ボーナスは各社員の業績で配分し、誰に幾ら渡したか公表しました。

 SR社の社員達は、「社長は、日に二、三時間しか出社し無いのに、社員一人一人の仕事ぶりを見てくれており→→評価している。 社長は元気で留守が良い!」と思ったと推察します。

(余談 :ガラス張り) SR社は個人向けに商売しているので『ガラス張り』に出来ます。 然し、国、都道府県、市町村との取引をする為には→→領収書が貰えない『金(かね)』が必要になります。 民間企業との取引でも、「この注文が欲しかったら『金』をよこせ」と言う輩がいます。

 非上場の会社から、8,000万円の商談が纏まった後で→→「11,000万円支払うから、3,000万円フィードバックしてくれ!」と言われた事が有ります。オーナーは税金の掛からない『3,000万円』を得る事になります。 私の勤務していた会社は、あの手この手使って→→『3,000万円』分の領収書を搔き集める必要が有りました。

 輸出案件でも『裏金』を要求されるケースが多々有りました。『ガラス張り』にするのは難しいです!

《余談 :N社の話し》
 私は50歳の時に機械の設計/製造をする小企業(N社)に出向しました。 数年前から少し赤字で、債務超過に陥る寸前でした。 毎年、それなりに受注していたのですが、社長(N氏)が勘で見積金額を出していました。 どの案件が赤字か/黒字か把握していませんでした。 経理をN氏の奥さんと私と同い年の女性が担当し、パソコン(PC)を使っていました。 PCで作成したデーターを貰って→→見積計算ソフトを作成し→→引き合いが有ると→→私が適正な見積金額を計算して→→社長(N氏)の了解を得て→→見積書を作成しました。

 予算管理計算ソフトも作成して→→進行中の受注案件の予算/実績の差異が把握出来る様にしたので→→期末にどの程度利益が出るか?→→高精度で予想出来る様になりました。 私が出向して、一年もしない内に→→N社は黒字体質になりました。

 N社には、製造部長と設計部長がいて→→ボーナスの時期になると、二人が社長(N氏)に→→「今年は黒字になるから、(税金を減らして)社員のボーナスをアップして欲しい」と懇願しました。 然し、N氏の回答は何時も『ノー(NO)』でした!

 私は、「SR社が特別ボーナスを支給する制度にして、大成功した」話しをN氏にしましたが、N氏は何故か?税金を増やす事に固守しました。

【造園技能士】
 SR社では社員が造園技能士の国家試験を受けるのを積極的に支援しています。 国家試験は1級~3級まで有ります。3級に合格した社員は→→2級の資格を得て→→1級になりました。 社員の定着率が高かったので、アイディアの豊富な社員が増えて→→SR社の評判が高まり→→社員数が増えました。

 SR社の発展に寄与したT氏は一回り程年上でしたから、2005年頃にはリタイヤされていたのではと思われます。 SR社では、優秀な社員が育ちましたから、「T氏がリタイヤされても困らなかった」と推察します。

【造園コンテスト】
 SR社の社員達は何人かでチームを作って→→何組も→→全国造園デザインコンクールやLIXIL(リクシル)エクステリアコンテスト等に参加し→→毎年、毎年、優秀な成績を収めています。 勿論、旅費、宿泊費などを支給しています。

【陶器窯の廃レンガ】
 S氏が、岡山県の飯屋の広い駐車場に乗用車を止めると、陶器窯に使用していた耐火レンガを山積みしていました。 色がマチマチで、「これは面白い」と思い→→店の主人に話すと→→「廃棄する為に置いている。」、「欲しかったらタダで上げます。」と言ってくれたそうです。 乗用車に積めるだけ積んで会社に持ち帰ると→→社員達が大喜びして→→トラックで残りを取に行き→→受注していた住宅の花壇に使ったら→→顧客が気に入ってくれたそうです。

 S氏は余程嬉しかった様で、この話を何回もしました。 「僕が会社に貢献したのは、これぐらいだ」と言いましたが、「特別ボーナスを支給する様にしたり、社員の自主性を尊重したり、会社にあまり出社し無かったり、君は沢山!沢山!貢献している」と話しました。