これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

石破茂氏に国を任せて良いのか? (その2)

2024-12-07 09:15:07 | 政治
【はじめに】
 「何故か?」最近、石破内閣の支持率が上昇して→→40%を超えています。 然し、衆議院は少数与党の状態ですから→→国民民主党が要求している『106万円の壁』に対して”ノラリクラリ”と対応したり→→日本の国益を大幅に損なう様なトランプ氏の要求を呑んだりしたら→→野党は結束して内閣不信任決議を強行すると予想しています。

 石破茂氏は、首相に就任以来→→右往左往している様に見受けられます。11月30日、石破茂氏は「地方の人口減少対策として、若者や女性の雇用、子育て環境を充実させる方針を打ち出す」様な発言をしました。 石破氏は「何時まで首相の椅子に座っておれる」と考えているのでしょうか?! そんな先の先でしか結果が分からない話では無く→→GDPを増やして→→実質賃金をアップさせる施策を実行して欲しいです!

【今回の衆議院選挙】
 石破茂氏は昔から憲法改正を主張していたので→→総理大臣になったら→→憲法改正案を早急に纏めて→→憲法改正の国民投票を国会で可決し→→衆議院を解散して→→国民投票日と衆議院選挙の投票日を同じ日にすると予想していました。 そうしたら、「自民党は衆議院選挙で殆ど議席を減らさず、もしかしたら議席数を増やすのでは?」と私は予想していました。

 政治資金パーティーのキックバック問題についての報道は下火になっていました。 にもかかわらず、石破氏は何故か?この問題を全面に打ち出して→→衆議院を解散しました。 キックバック金が多かった議員を自民党公認にしませんでした。 公認を得られ無かった候補者の多くが落選して→→自公連立政権は、衆議院では少数与党になってしまったのです。

 策士策に溺れるの極みは、選挙期間中に非公認候補者に『2,000万円』も配布し→→その事をマスコミにリークした事です。

 石破氏は、「旧安倍派の重鎮を落選させる目論見で衆議院を解散したのでは?」と思いました。 然し、多分、最も落選して欲しかったと思われる西村康稔氏と萩生田光一氏は当選しました。

《余談 :石破茂氏は『7条解散』に反対していました!》
 石破氏は昔から『7条解散』には反対していましたが→→総理大臣になったら、直ぐに→→大義名分無しに、『7条解散』に踏み切りました。 私は、啞然としてしまいました。

 『7条解散』は、与党が何か大義名分をでっち上げて→→議席を増やす事を目論んで行います。 多くの人が、「今解散したら与党は議席数を減らすだろう!」と予想していたと思われるのに、何ぜ?石破氏は『7条解散』を断行したのでしょうか?!

《余談 :衆議院の解散と憲法》
 衆議院の解散には、下記の①~③の三種類が有ります。 日本国憲法の『第69条』に規定された解散は、衆議院で内閣不信任が可決された時に行う解散です。・・・この解散を『対抗的解散』と呼びます。 (参議院には、内閣不信任を討議する権限は与えられていません。逆に、内閣は参議院を解散する事は出来ません。)

 内閣不信任案が可決されたら→→10日以内に衆議院を解散するか、内閣が総辞職して→→国会で総理大臣選挙を行う必要が有ります。

 衆議院の解散を行うのは、天皇の国事行為となっています。 内閣不信任決議がされていないのに、時の内閣が衆議院を解散したいと考えたら→→衆議院の解散を閣議決定して→→天皇に衆議院を解散する様に助言します→→天皇が『詔書』を衆議院議長に渡し→→衆議院が解散されます。 ・・・この解散を『裁量的解散(7条解散)』と呼びます。

 衆議院を解散する閣議決定には、大臣全員の署名が必要です。 反対する大臣がいた時は→→その大臣を罷免して→→総理大臣などが、その大臣の職務を引き継いだ事にして→→閣議決定が行われます。

 2005年に、小泉純一郎総理が郵政民営化を進めるために、『7条解散』をしようとして→→衆議院解散の閣議決定を図りましたが→→島村宜伸農林水産大臣が反対したので→→天皇の認証を得て、島村氏を罷免し→→小泉氏が農林水産大臣を兼務して→→『詔書』を賜って、解散しました。

・・・ 憲法と衆議院の解散 ・・・
① 憲法第69条 :対抗的解散 ;衆議院で内閣不信任が可決された時に行う解散です。
② 第7条3号  :裁量的解散(7条解散) ;時の内閣が自分の都合の良い時に行う解散です。
③ 任期満了解散 :1976年(三木武夫内閣)の時、一回だけ任期満了で衆議院が解散されました。

(余談の余談 :石破氏が『7条解散』に反対していた理由) 石破氏は首相になる前は、『7条解散』に反対していました。 時の政権の支持率が高い時を見計らって→→「衆議院を解散するのは好ましく無い」との考えだったと想像します。 憲法には、『7条解散』を想定した文言は有りません。 衆議院を解散すると莫大な国費を使う事になりますから→→私も『7条解散』はすべきでは無いと思っています。

(余談の余談 :万歳三唱) 衆議院議長が詔書に書かれた「衆議院を解散する」を読み上げると→→議員達が一斉に『万歳三唱』をするのが慣例です。 これは、「天皇陛下万歳」と叫んでいるのと同じだと思います。

【予算委員長のポスト】
 衆議院選挙後に、衆議院の予算委員長のポストを立憲民主党に譲り→→安住淳氏が就任しました。 このニュースを聞いて、「石破茂氏は、世の中の事が分かっていない、『地頭(じあたま)』の悪い人間だ!」と確信しました。

 両院には沢山・委員会が有りますが、予算委員会が最も重要です。 そして、NHKの国会中継の大半は予算委員会の審議です。 スキャンダルが多いいので→→予算委員会は予算を審議する場では無く→→スキャンダルを追及する劇場の様になっています。

 新たなスキャンダルが発覚したら→→安住淳氏は、視聴率が最も高くなる時間帯を立憲民主党の質問に当てる事が出来ます。

 委員長権限によって『強行採決』をするケースが多々有りましたが、今後は予算委員会の強行採決は出来なくなりました。

【調査研究広報滞在費の廃止】
 石破茂氏が、「調査研究広報滞在費を廃止する」と言い出しました。 国会議員達は、調査研究広報滞在費を貰っても『金(かね)』が足りないので、政治資金パーティーを開いたり、族議員になって金集めをしています。 (多分、石破氏は「鳥取1区で圧倒的な支持を得て当選しているので、他の議員達の金集めの苦労が理解出来ていないのでは?」と想像します。)

 私は、「国会議員が金集めに奔走しなくても良い方法を考えるべきだ」と思っています。 次のブログで『自民党を刷新する案』を提案しています。
★ 自民党を刷新する万能薬(その1)~(その3) :投稿日=24年10月26日~11月10日

・・・ 調査研究広報滞在費を廃止したら ・・・
 衆議院の定数=465、参議院定数=248ですから、国会議員の総数は『713』です。調査研究広報滞在費は毎月『100万円』支払われています。 廃止したら、『86億円』ほど国庫の支出が減る事になります。

 713✕100万円✕12=85,5600万円≒86億円

 国会議員の収入が『1,200万円』も減ります。 現在は『陳情政治』が当たり前の様になっていますが、与党議員の所に陳情者が行くので→→与党議員は交通が便利で、それなりに広く/綺麗な事務所を設け→→公設秘書では足りないので、私設秘書を雇う必要が有ります。 一律に国会議員の収入を減らすと→→野党議員には大きな痛手にならず→→与党議員は、新たな収入源を探す必要が有りそうです。

【アジア版NATO】
 石破茂氏は『アジア版NATO』を設立した考えの様です。石破氏は、世界情勢についての知識が無い事を露呈してしまった様に私には思えます。チョット考えたら、「『アジア版NATO』は実現不可能だ!」と分かるはずです!

 日本は敵の攻撃から国を守る自衛隊は保有していますが、憲法で軍隊は持ってはならないと規定されています。 石破氏が考える『アジア版NATO』とは、集団防衛機構(集団軍事同盟)だと思いますが、軍隊を持たない国が軍事同盟に参加出来るはずが有りません。

 軍事同盟を締結する為には憲法9条を改正して、自衛隊を『日本国軍』にする必要が有るのです。

 戦後、日本は軍事同盟を締結していません。 二国間の『準軍事同盟』は締結しています。 ①日米安保条約、②日本とカナダの安全保障協力、③日本とオーストラリア、④日本とフィリピン、⑤日本とインド、⑥日本とフランス、⑦日本とイギリス ・・・『軍事同盟』と『準軍事同盟』は全く違うものです。

 日本は領土問題を抱えていますから、集団軍事同盟への参加は難しいでしょう。 ❶尖閣諸島:中国・台湾、❷竹島:韓国、❸北方領土問題:ロシア

 アメリカのアジア諸国に関する政策は、戦後・紆余曲折が有りましたが、一貫して/変化していないのは、アジア諸国とは「二国間協定」以外は締結しない事です。 『アジア版NATO』にアメリカは参加しないだけでは無く、大反対すると私は予想しています。

石破茂氏に国を任せて良いのか? (その1)

2024-12-02 19:10:17 | 政治
【はじめに】
 石破茂氏が首相に就任して2ヶ月以上になります。 石破氏が発言する度に、「この人に、日本国を任せて良いのか?」心配になってきます。

★ 25年1月20日  :トランプ氏が大統領に就任
★ 24年11月15日 :アジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席
★ 24年10月9日  :衆議院を解散
★ 2024年10月1日 :石破茂氏が首相に就任

【石破茂氏の生い立ち】
 石破茂氏は、何不自由無く育った二世議員です。 茂氏が産まれた時、父親(二郎氏)は官僚で→→次の年に二郎氏が鳥取県知事に就任したので→→石破家は鳥取県に転居しました。 1971年に慶応義塾高校に入学し→→東京で一人住まいを始めた様です。 近くに二人の姉が住んでいたので、食事は姉達が作った様です。

 茂氏には、一回り以上年上の姉が二人います。 父親(二郎氏)が48歳、母親が38歳の時に茂氏が産まれました。 御両親にとって待ちに待った男の子だったと推察します。(この点は私と似ています。)

 茂氏の❶マナーが悪い点、❷思いやりの心が無い点等の問題は(我儘息子の様に見えるは)、「御両親と年の離れたお姉さん達にとって茂氏が可愛い過ぎる存在で→→厳しく育てる事が出来なかった為では?」と私には思えます。

《余談 :私のヒモジイ高校時代》
 私も高校に入学した時に家を出て→→紀伊田辺市の下宿に二、三ヶ月間お世話になり→→下宿代を払うのが難しくなったので→→間借りして、夕食だけ高校の寮に食べに行きました。 お金が無かったので、夏休み等で実家に帰った時以外は→→お腹いっぱい食べる事は出来ませんでした。

・・・ 石破茂氏の生い立ち ・・・
◎ 信仰 :プロテスタント(長老派) ・・・トランプ氏と同じ!
★ 1908年 :父・二郎氏誕生 ・・・東京帝国大学法学部卒業→→官僚
★ 1918年 :母・和子氏誕生 ・・・同志社英学校卒→→国語教員
★ 1940年 :姉(長女)誕生 ・・・石破茂氏より17歳年上
★ 1941年 :姉(次女)誕生 ・・・石破茂氏より16歳年上
★ 1957年 :石破茂氏誕生 ・・・父=48歳、母=38歳
★ 1958年 :二郎氏が鳥取県知事に当選 ・・・石破家→→鳥取県へ転居
★ 石破茂氏は鳥取大学付属の小学校と中学校卒
★ 1974年 :二郎氏が鳥取県選出の参議院議員になった。
★ 1975年 :慶応義塾高校卒業 ・・・この頃、洗礼を受けた。
★ 1981年 :二郎氏が逝去 ・・・この時、参議院議員だった。
★ 1986年 :石破茂氏が鳥取県選出の衆議院議員になった。 ・・・以来・13回連続当選
★ 2024年10月1日 :内閣総理大臣に就任

《余談 :父が、私に食事のマナーを教えてくれました》
 私は父が45歳、母が42歳の時に生まれました。上に姉が5人いて、私は末っ子で唯一の男です。 この点は、石破氏と似ています。

 1945年に我が家は福山市に疎開していて、父は単身で広島市で勤務していました。 父は被爆して→→白血病(?)になって→→福山市の自宅で三ヶ月間ほど寝込んでいた様です。 少し回復したので1946年になって→→一家7人で和歌山県の山村(龍神・福井)に帰りました。この年に私は龍神で生まれました。

畑と田圃で育てられる食材は自給自足の生活でした。 我が家では、親に教えられた分けでは有りませんが、石破氏の様に食べ散らかす人間は一人もいませんでした。 家族全員、恥ずかしい箸や茶碗の持ち方をしませんでした。

 戦前の我が家では、洋食の家庭料理を時々食べていた様で、洋食用の食器が揃っていました。 龍神の店には洋食用の食材を売っていなかったので、家で洋食を食べた記憶が有りません。

 父と二人で年に2回以上、紀伊田辺に出掛けましたが、駅前に有った洋食屋(レストラン)でカトラリー(ホーク、ナイフ、スプーン)の使い方を教えてもらいました。 そんな分けで私は、グリンピースを潰さずにフォークの背中に乗せて食べる事が出来ます。

【マナーが悪い】
 ネットで石破茂氏のマナーについて賛否両論の意見が飛び交っています。 以下に示す❶~❸は先月の15日~16日にペルーで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議での出来事です。 石破氏のマナーの悪さは、今に始まった事では無いようです。 石破氏は67歳ですから、マナーを今から学ぶのは難しいでしょう!

 石破氏は、『思いやりの心』に欠けており、『酸いも辛いも嚙み分けた人』からは程遠い人物だと私には見えます。

 「石破氏がトランプ氏と面談した折に、APECの時の様なマナー違反をしたら→→馬鹿にされて→→無理難題の要求を突き付けられるのでは?」と私は恐れています。

・・・ 石破茂氏のマナーの悪さ ・・・
❶ 座って挨拶を受けた。
❷ 記念撮影に遅れた。
❸ 習近平主席と握手する時、両手で握り返した。
❹ 箸や茶椀の持ち方が悪い。
❺ ”おにぎり”の食べ方がダサイ。

【トランプ氏への対応】
 トランプ大統領の就任式は25年1月20日ですから、あと50日ほどで再トラになります。 既に、着々と高官の人事を発表しています。 各国は「ドンナ難題を押し付けてくるか?」、「ドウ対応するか?」検討していると想像します。

 トランプ氏のスタッフは、国ごとに弱点を探して→→弱点を盾にして→→アメリカの国益に合致する複数の要求案を→→着々と立案していると推察します。 「ドノ案を採用するか?」はトランプ氏が決断するでしょう!

 日本も対応策を具体的に/詳細に/緻密に検討して置く必要が有ります。

 私が心配しているのは、トランプ氏の要求が→→「日本にドンナ影響を及ぼすのか?」十分考慮せずに→→石破氏が呑んでしまいそうな事です。 例えば、関税率をアップするのはほぼ間違い無いと予想しますが、日本からの輸入品に対して関税を20%掛け→→中国製品に 40%掛けたと仮定します。

 日本製品は中国に多量に輸出し→→その一部の製品は、中国で生産される機器に組み込まれ→→アメリカに輸出されています。 中国経済が低迷すると→→日本から中国への輸出額が減ります→→中国はアメリカに輸出出来なくなった分をカバーする為に→→中国製品の価格を大幅に下げて→→日本や西欧諸国に売ろうとするでしょう! トランプ氏が関税率を引き上げたら→→日本はダブルかトリプル・パンチを受ける事になると予想します。

・・ 22年の中国&アメリカとの貿易 ・・・
★ 日本の輸入 :中国≒24兆8400億円(21.0%)、 アメリカ≒17兆7300億円(9.9%)
★ 日本の輸出 :中国≒19兆0000億円(19.4%)、 アメリカ≒18兆2600億円(18.6%)

・・・ トランプ氏が要求しそうな項目 ・・・
❶ 安全保障 ・・・思いやり予算の増額、軍事費の増額
❷ 関税率アップ
❸ アメリカ製品をモット買え! ・・・日本政府が直接買えるのは兵器です。
 「円高にしろ!」と主張する可能性も有ります。

《余談 :国益を大幅に損なう要求を吞んだら》
 トランプ政権が、日本の国益を大幅に損なう要求を突き付けてきて→→石破氏が呑んでしまったら→→衆議院は『少数与党』の状態ですから→→内閣不信任が議決される可能性が有ります。

 石破内閣は、衆議院を解散できますが→→内閣不信任に対抗する手段として、選挙をしたら、自民党は現在よりも大幅に議席数を減らすと私は予想します。

 自民党は石破氏では戦えないので→→新総裁を選んで→→国会で内閣総理大臣指名選挙(首班指名選挙)を行う事が出来ますが→→野党が結束して臨んだら→→自民党は野党になってしまう可能性が有ります。 現在の野党の政治家には、大臣や副大臣を任せられる人材が少なく→→更に、官僚の協力が得られる人材も少ない様に見受けられます。

 現在の野党が政権を取ったら→→トランプ氏に上手く対応出来るとは、とても思えません。 日本の政治は大混乱に陥る恐れが有ります!

兵庫県知事選挙から学んだこと

2024-11-23 06:13:05 | 政治
【はじめに】
 今月、行われた兵庫県知事選挙の結果は、私の希望/予測とは違っていました。 「何で?斎藤元彦氏が当選したのか?」私なりに考えて見ました。

 多くの国民は、新聞やテレビ等々(マスメディア)から情報を受け取る側でしたが、スマホの普及で個人個人が自分の考え/身近な出来事をSNSで発信する時代になっています。 マスメディアは原則として、発信する情報の信憑性をチェックしていますが、個人はチェックしないで発信します。 他人がSNSで流した話し(意見)を疑う事無く取り入れ→→自分の意見の様にSNSで発信し→→同じ意見の発信がネズミ算式に増加するのです。

 今回の知事選挙では、斎藤氏を擁護/支援するSNSの発信数が、他の候補者よりも圧倒的に多かったので→→斎藤氏が当選したのだと私は見ています。 東京都知事選挙でも”この風潮”が見られましたが、日本の選挙は新しい時代に入ったのだと思います。

【スマホ世代】
 私は、月に二、三回・往復で4時間ほど電車に乗ります。 50歳以下の方はほぼ全員、60歳代のかたの多くもスマホで何か楽しんでおられます。 覗き込んでいる分けでは有りませんが、スマホの画面が結構見えます。 ゲームをやったり、漫画、動画を見ている方が多いいです。 時々ですが、ニュースやブログの様な文書を読んでいる方もいます。 ワイヤレスイヤホンで音楽を聴いておられる方が結構多いいです。

 今回の知事選挙では、斎藤氏を支援する人達がSNSで→→有る事無い事・ゴッチャ混ぜにして、SNSで発信し→→ドンドン支援者が増えて→→発信数がビックリするほど増加して→→『斎藤教』の信者が増えたのです。

 スマホ世代の人達は、新聞、雑誌、本を読まず、テレビを持っていないケースが多くなってきています。 「日頃接し無い情報入手・手段よりも→→スマホからの情報を信用するのでは?」と私は思います。 SNSで発信される内容には、悪意の有る嘘や誤解によるフェイクが含まれていますが→→スマホ世代の人達には、「フェイクなのか? リアル(真実)なのか?」を判断する知識と経験が少ない様に思います。

 知事選挙では、『言ったもの勝ち』状態になって→→SNSの発信数が勝敗を決めた様に思います。 これからの選挙では、政党と立候補者にとって、SNSが重要になって来ると予想します。

 既成政党は、SNSで発信される内容を常にチェックする必要が有ります。 SNSで『嘘(うそ)』を発信されても→→警察や検察が取り締まる事は殆ど不可能だと思います。 例えば、A党の妻子のいるB議員が、既婚のCさんとダブル不倫している証拠だと称して→→年恰好がB議員とCさんに似た二人がラブホテルから出て来た時の写真と偽って→→SNSで発信したとします。 写真の顔にモザイクを掛けて→→外国のサーバー経由で発信したら→→発信者の特定はかなり難しいと思います。 この種の話を好きな人間は多いいですから→→真実だと勘違いして→→B議員を批判する意見がSNSで多数発信されると想像します。

 私は最近、自民党を刷新する方法として、『若者クラブ』の創設を提案しました。  14歳~30歳の党員を集めて→→SNSで発信してもらい→→若い党員を『3万人』以上集めたら→→自民党は、公明党等の選挙運動協力を得なくても→→自前で選挙が出来る様になると言う提案です。

★ 自民党を刷新する万能薬(その1)~(その3) :投稿日=24年10月26日~11月10日

【兵庫県知事選挙の背景】
 兵庫県知事選挙が急遽行われた背景を整理して置きます。

 斎藤元彦氏のパワハラ等の問題が報道される様になったのは、たった7ヶ月前の事ですが→→斎藤氏に投票された方の多くは、報道された問題点を忘れてしまった様に見受けられるので→→以下に書いて置きました。

・・・ 斎藤元彦氏の経歴とパワハラなどの問題 ・・・
★ 生年月日 :1977年11月15日(46歳) ・・・神戸市須磨区
★ 愛光中学校・高等学校 :愛媛県に有る、超有名な私立の進学校
★ 東京大学経済学部卒 
★ 総務省に入省 :2002年
★ 結婚   :時期不明 ・・・息子が一人(?)
★ 兵庫県知事選挙投票日 :21年7月18日→→斎藤氏が当選 ・・・日本維新の会”が斎藤元彦氏を推薦し、自民党は分裂して斎藤氏と金沢和夫氏を支援しました。
★ 県民局長だったW氏が告発文書を配布 :24年3月12日 ;パワハラ等の問題
★ 総務課長自殺 :24年4月 ;阪神・オリックスの優勝パレードに必要な金がなかなか集まらなかったので→→(複数の?)信用金庫への補助金を増額して→→キックバックさせた。
★ 百条委員会の設置 :24年6月27日 ・・・11月23日時点でも百条委員会は存在しています。 11月25日に斎藤知事の証人尋問が行われる予定でしたが、→→斎藤知事は欠席届を提出しました。
★ W氏が自殺 :7月7日(?)
★ 県職員労働組合が斎藤知事の辞職を要求 :7月10日
★ 片山副知事が辞任 :7月31日
★ 百条委員会が証人尋問を開始 :24年8月~
★ 県議会が不信任決議 :24年9月19日
★ 知事選挙告示 :24年10月31日
★ 市長会有志 :11月14日に稲村氏を支持すると表明
★ 知事選挙投票日 :24年11月17日→→斎藤氏が当選

【選挙結果・得票数】
 知事選挙には7人が立候補しましたが、すべて無所属となっていました。 斎藤氏が当選しましたが、得票率は『45.2%』でしたから、既成政党が統一候補を擁立していたら→→斎藤氏は落選した可能性が有ります。

■斎藤元彦氏 :111万3911票→→当選
■稲村和美氏 :97万6637票 ・・・無所属で立候補しましたが、立憲民主党と国民民主党の票が沢山流れたと思われる。
■清水貴之氏 :25万8388票 ・・・日本維新の会の元参議院議員
■大澤芳清氏 :7万3862票 ・・・共産党の支援を受けたと思われる。
■立花孝志氏 :1万9180票 ・・・NHK党の代表
■福本繁幸氏 :1万2721票
■木島洋嗣氏 :9114票
出典 :ラジオ関西

【SNSの驚異的な力】
 私は二拠点生活をしていますが、住所登録は神戸市です。 11月16日に神戸の家で、70歳過ぎで一人暮らしの奥さん(Hさん)と知事選挙について話しました。 Hさんには、40歳代の娘婿(R君)がいて「斎藤元彦氏に投票すべきだ!」と長い時間説得されたそうです。

 HさんがR君から聞いた内容を詳細に話してくれました。 全ては覚えていなせんが、以下の様な内容でした。 Hさんは半信半疑だったので、私達夫婦の意見が聞きたかったのです。

 私は、①何らかの圧力でマスメディアがフェイクニュースを流したとは思えない。②どの程度のパワハラが有ったか?は分からないが、二人も自殺したのだから、県庁内が異常な状態なのは確かだ!と思う。③斎藤氏が人格者だとは思えない。・・・と話しました。

 Hさんが帰られた後で、妻は「R君は、斎藤氏を神様の様に尊敬している。 まるで宗教だ! 呆れた!」と言っていました。 投票日の翌日、Hさんは妻に「稲村和美氏に投票した」と言われたそうです。

 Hさんは、娘婿(R君)から聞いた話しを長々と私達夫婦にしていたら→→馬鹿馬鹿しさに気付いて→→冷静になれたのだと思いました。

・・・ Hさんから聞いた娘婿(R君)の主張 ・・・
❶ テレビや新聞は権力者の意向を受けた報道をしており、斎藤氏を誹謗中傷するフェイクニュース(虚偽報道)を繰り返し流している。 (権力者とは誰のことか? R君は、「陰謀だ!」と漠然と信じているのだと思いました。)

❷ 斎藤氏は、県の職員が働かないので→→働かせ様としたら→→パワハラだと言い出した。 県民局長だったW氏は、「斎藤氏がパワハラをしている」と言う嘘の文書を作って→→マスコミに流して→→何故か?自殺した。

❸ 総務課長が自殺したのは、斎藤知事の許可無く→→総務課長が勝手に信用金庫への補助金を増額したので→→怖くなって自殺したのだ!

❹ 「斎藤氏が視察に出掛け、地元産の品物を”おねだり”した」と言うのはフェイクニュースだ! 知事が「素晴らしい製品ですね」と褒めたら→→お土産に持って帰って貰うのが常識だ!

❺ 斎藤氏は人格者で、気さくで、穏やかな方だ! 怒鳴られたとしたら、余程の事が有ったのだと思う。 (娘婿は親しく接している様に言ったそうです。)

【立花孝志氏】
 NHK党の立花孝志氏が知事選挙に立候補して→→斎藤氏に投票する様に演説して回りました。 そして、SNSでも斎藤氏を褒める内容の投稿を続けました。 普段から立花氏のSNSのフォロワーが沢山いるので→→知事選挙の結果に大きく影響した様に見受けられます。

 批判を覚悟で書きますが、立花氏は高卒で高学歴社会のNHKに1986年入社しました。 不正経理問題で懲戒処分を受けて→→2005年に依願退職しました。 「立花氏にとってNHKは楽しい職場では無かったのでは?」と推察します。

 立花氏は「NHKをぶっ壊すべきだ!」と言う様な発言をされますが、「NHKを改革すべきだ!」とは言いません。 「何が問題で、ドウ改革すべきだ!」と言う考えが無いのだと思います。

 私は前から「立花氏はアナキスト(無政府主義者)だ」と見ていました。 今回の知事選挙での言動から、アナキストだと確信しました。 斎藤氏が知事に返り咲いたら→→県政がグチャグチャになるのを期待して→→斎藤氏を応援した様に私には見えました。

 「日本の政治を変えて欲しい」と願っている方が多いい様に思います。 「既成政党では政治改革は無理だ!」と考えている人達から見ると→→「立花氏の様なアナキストが、救世主の様に思えるのでは?」と思います。

《補足 :アナキズム(無政府主義)》 
 『無政府主義』と言う思想は西欧で500年ほど前に発生した様です。 少し考えたら「政府の無い国家」なんて成立するはずが有りません。 日本にもこの思想は入りました→→明治時代の幸徳秋水が有名です。 現在でも、極々少数派ですが無政府主義者がいます。

【田崎史郎氏】
 選挙の前後にテレビ等によく登場する田崎史郎氏は、1950年生まれで→→現在、74歳です。 田崎氏は、スマホ時代についての知識は少ない様に見受けられます。

 田崎史郎氏の永田町についての知識と経験で、現在の政治家の言動は予想出来るでしょうが→→スマホにドップリの世代の投票動向を予想するのは難しいでしょう! これからの政治家は、スマホ世代を取り込む工夫が不可欠になると予想します。

自民党を刷新する万能薬 (その3)

2024-11-10 20:32:05 | 自民党
【はじめに】
 このシリーズのブログの1回目では「自民党が解決しなければならない問題点」を、2回目では「政党交付金を10倍にして自民党の問題点を解決する私の提案」を書きました。

 今回は、私の提案を採用したら→→「自民党の問題をドンナに解決出来るか」説明します。 巻末に、私の提案でも解決出来ない問題点を書いておきました。

・・・ このシリーズのブログ ・・・
★ 自民党を刷新する万能薬 (その1) :投稿日=10月26日
★ 自民党を刷新する万能薬 (その2) :投稿日=11月3日

【効果① :政治家が自分で金を集める必要が無くなります】
 衆参の選挙費用を全て自民党が出して→→自民党本部と支部事務所が連携して行う様にすれば→→自民党の候補者は、選挙費用を自分で出す必要が無くなります。 衆参の議員は、国から支給される『2,200万円/年』を全て生活費に使う事が出来ます。

(1-1) 自民党の国会議員が族議員になりたいのは→→『金(かね)』を集めるためです。 ①選挙を自民党が、党として行い、②地元事務所を無償で自民党の支部内に借りられ、③私設秘書を雇う必要がなくなったら→→自民党の国会議員が金を集める必要も無くなり→→族議員を廃業すると思います。

(1-2) 私は前回陳情の慣例を無くす提案をしました。 現在の陳情制度が日本を駄目にしている最大の原因です。 国会議員が陳情活動を行うのを禁止する法律を制定したら→→族議員がいなくなります。 (この法律制定には、野党は反対しないと予想するので→→自民党議員が決断すれば成立します。)

(1-3) 各省庁への陳情活動に族議員が口利き/同行しなくなったら→→各省庁は「一地域の為」、「一部の企業の為」の政策では無く→→日本全体の事を考えた政策を立案出来る様になります。 限られた国家予算を最も有効に使用する事を熟慮する様になるでしょう!

【効果② :『若者クラブ』の効果】
(2-1) 『若者クラブ』のメンバーが全国で『3万人』程まで」増えたら→→自民党に種々の好ましい変化が起こると、私は予想しています。 現在、自民党の党員は『110万人』いますから、『3万人』の達成は、そんなに時間を掛け無くても実現出来る様に思います。

(2-2) 『若者クラブ』のメンバーはボランティアで選挙運動に参加してくれるでしょう! メンバーが『3万人』程まで増えたら→→公明党や旧統一教会の支援を受けずに→→自民党は自前で選挙を行える様になると予想します。

(2-3) 長谷川岳氏と言う北海道選出の自民党参議院議員がいます。 少し前に、長谷川氏のパワハラ問題が種々報道されました。 トンデモ無く傲慢な人間の様です。 「反省している」様な発言をしていますが、私は、「性根(しょうね)の腐った人間」で、「直しようが無い」性格だと見ています。

 『若者クラブ』が力を付けてきたら、長谷川氏の様な人間には「異を唱え」、絶対に選挙運動に参加しないと予想します。 現在の自民党には、長谷川氏を排除する能力が有りませんが→→然し、将来は『若者クラブ』が長谷川氏の様な人間は追放してくれるでしょう!

【効果③ :経済が活性化します】
(3-1) 私の提案を採用したら→→自民党議員達が金(かね)集めから解放されて→→圧力団体の為の政策を選択する必要が無くなります。 国民の生活を豊かにする政策を立案してくれると期待しています。

(3-2) 全ての圧力団体と縁を切る事は難しいと思いますが、経済三団体(経団連、同友会、日商)との腐れ縁は早急に切ってしまうべきです。

(3-3) 医療行政を歪めている『日本医師会』とも早急に絶縁すべきです。 『日本医師会』と縁切りしたら→→開業医はトンデモ無く儲かるのに、勤務医の給与は低く/多忙を極める現状を改善する政策を立案して/実行できると思います。

《余談 :プライマリーバランスと増税》
 自民党と立憲民主党は、「増税をして国債残高を減らす」ことを政策の柱にしています。 この政策だと→→GDPは増加せず→→実質賃金がアップしないので→→多くの国民が生活に困る事になってしまいます。 下に示す様に、30年程前から日本のGDPは停滞しており、1995年から実質賃金は停滞したママです。

 私は、先ず消費税率を下げるなどして→→日本の経済を活性化したら→→GDPが増加するので→→税収も増加するので→→プライマリーバランス(財政収支の均衡)を達成し→→国債残高の増加を抑えられると思います。 うまく行くと→→国債残高を減らす事が出来るでしょう!

 国民民主党の玉木雄一郎代表は、減税を主張しても反対する議員が多いいので→→基礎控除額を103万円から178万円に引き上げる提案をしています。 実質的な減税です。 この案は現状よりは好ましいと思いますが、高所得者優遇の税率はそのままになってしまいます。 自民党の議員達よ!目を覚まして!→→減税して日本の経済を活性化させて下さい!

・・・ 日本の財政と経済 ・・・
★ 2023年 :国債≒1,480兆円、税収≒219兆円、歳出≒244兆円、GDP≒593兆円、賃金≒99
★ 2020年 :国債≒1,394兆円、税収≒191兆円、歳出≒240兆円、GDP≒540兆円、賃金≒95
★ 2010年 :国債≒1,041兆円、税収≒145兆円、歳出≒191兆円、GDP≒506兆円、賃金≒92
★ 2000年 :国債≒726兆円、 税収≒153兆円、歳出≒192兆円、GDP≒535兆円、賃金≒101
★ 1990年 :国債≒292兆円、 税収≒145兆円、歳出≒136兆円、GDP≒506兆円
★ 1980年 :国債≒122兆円、 税収≒67兆円、 歳出≒79兆円、GDP≒256兆円
出典 :世界経済のネタ帳、実質賃金の上昇率はグローバルノート
凡例 :国債=国債残高、GDP=名目GDP、賃金=1995年を100とした実質賃金の上昇率

【効果④ :世襲議員が減ります】
(4-1) 私は、「選挙に掛かる費用を全て党が負担する案」を提案していますが、そうなったら『三バン(地盤、看板、鞄)』のうち『鞄(お金)』は意味を無くします。 自民党として選挙をしたら→→『地盤』と『看板』も段々力を無くすでしょう。

(4-2) 国民が政治家を見る目が厳しくなって→→何不自由無く育った地頭(じあたま)が悪くて/『空っぽ』の政治家に投票する人が減り→→世襲議員が減って来ると予想します。

(4-3) 与野党ともに、世襲では無い地頭の良い、『志(こころざし)有る人』を候補者に選ばないと選挙に勝てない時代になって行くと予想しています。

(4-4) 国会が自民党のスキャンダル追及の場で無く→→中/長期の政策を議論する場になれば→→日本の経済は活性化して→→実質賃金がアップすると予想します。 現在は、「誰に投票しても給料が上がらない」と多くの国民が諦めていると想像しています。

 国民が、「誰に投票したら、日本が豊かになるか?」、「自分の給料がアップするか?」と考えて候補者を選択する様になるでしょう! (小泉進次郎氏の様にイケメンで/容姿端麗な候補者に安易に投票する人は減ってくると思います。)

《余談 :最低賃金を1,500円に》
 石破茂氏は先の衆議院選挙の終盤に「2020年代に最低賃金を1,500円にする」と発言しました。 『最低賃金=1,500円』は、2019年に安倍晋三政権が「2030年代中に1,500円にする」と言ったのが最初です。 当時の東京都の最低賃金は『985円』でした。

 大阪市生野区のスーパーやドラッグストアでは、最近パート募集の張り紙をよく見かけます。 最低賃金が話題になってきたので→→パートの時給がどのくらいなのか?興味が出てきました。 学生アルバイトだと『1,200~1,250円』、夜間のパートは『1,300~1,350円』が多かったです。

 『時給=1,500円』は夢の様な値では無くなっていますが、職種と地域(都市部/地方都市)で大きな格差が有るのでは?」と想像します。 都市部の企業では最低賃金の上昇を価格に転嫁して苦しいながら何とかやっていけるでしょう。 然し、地方都市の中小企業や個人企業では最低賃金の上昇で→→店仕舞いするケースが増えてきそうです。

 石破茂氏は、10月9日の記者会見で「地方創生(地方を守る)」と明言されました。 そして、石破氏が「全国の最低賃金を1,500円にする」と考えているので有れば、思い切った/創意工夫に富んだ政策を実行しないと→→「相矛盾する二つの課題を同時には解決出来ない」と私は思います。

【解決出来ない問題点】
 私が提案する妙薬は自民党の大抵の病気を治癒出来ますが、日本の政治家達の全ての病気に効く分けでは有りません。

問題点❶ :自民党の長期政権による弊害
 私の提案を自民党が実現したら→→自民党が国民の信頼を回復して→→自民党一強の長期政策が続く事になる可能性が有ります。 長期政策の弊害は更に酷い事になってしまいそうです。

問題点❷ :財務省の官僚
 自民党の議員の多くは財務省の官僚を『神様』の様に敬っています。  私の提案では『財務省神話』は払拭出来ません。 (自民党の議員達よ!、『財務省神社』では無く、五穀豊穣/商売繫盛の稲荷神社に詣でて、宇迦之御魂神(ウカノミタマ)に日本経済の発展をお祈りしてください。)

 官邸(内閣総理大臣公邸)から連絡係の財務省官僚を一人だけ残して→→残りの財務省官僚は官邸から追い出しましょう! 自民党議員は経済について勉強する必要が有ります。 『行動経済学』関連の図書を読んで欲しい!

問題点❸ :官僚の天下り先
 日本ではキャリア官僚とノンキャリア官僚を定年前に退職させる制度が維持されてきました。 この制度を維持する為に莫大な税金が使われていますが、巧妙に細分化されて税金が流れるので総額を把握出来なくなっている様です。

 トップ近くまで登り詰めたキャリア官僚が2年置きに2ヵ所に天下ると→→「退職金『2億円』✕2回貰える」と言う記事を読んだ事が有ります。 この『総額4億円』は税金で支払われているのです。

 自民党は官僚達が天下り先を新たに設けたり/維持するのに協力して来ました。 ノンキャリア官僚の多くは『連合』の組合員ですから→→立憲民主党と国民民主党は税金を無駄遣いしている事を認識していても→→天下り先を減らせとは言えません。

 私は、民間大手企業の高齢化対策を参考にして→→官僚に55歳頃から降格してもらって→→省庁に残って仕事をバリバリ続けて貰う制度にすべきだと考えています。

問題点❹ :野党の人材不足
 「現在の野党の最大の問題点は、大臣や副大臣を任せられそうな人材が不足している事だ!」と思っています。 小沢一郎氏は議員の数さえ増えれば政権が取れると言っていますが、現在の様に勉強しない議員達で政権を取ったら→→鳩山由紀夫政権や菅直人政権の愚鈍な様(さま)を再現してしまいます。

自民党を刷新する万能薬 (その2)

2024-11-03 13:23:43 | 自民党
【はじめに】
 2001年の自民党総裁選挙の時に、小泉純一郎氏は「自民党をブツ壊す」と発言して→→総裁になり→→総理大臣になって→→郵政を改革しました。 然し、自民党を刷新する事は出来ませんでした。

 日本の実質賃金は『30年間』も停滞したママです。 その原因は、自民党の国会議員の多くが→→族議員化してしまって→→圧力団体と大企業の”顔色を伺う”政治を行ってきたからだと思います。

 自民党を刷新する必要が有ります。 今回は、自民党が思い切った改革をして→→『世界に誇れる政党に生まれ変われる案』を提案します。

【私の提案の骨子】
 以下に自民党を抜本的に改革(刷新)する私の案を書きます。 政党交付金を現在の『10倍』に増額して→→議員達が金(かね)集めに奔走する必要性を無くし→→国会で「国家を発展させる案を検討/議論」をして貰う為の提案です。

提案❶ :政党交付金
(1-1) 政党交付金は1994年から支給される様になり、既に30年経過しています。 『黒い金』の問題は無くなっていませんが→→額は少なくなっているので→→効果が有ったと思います。 私は、金にまつわる問題を大幅に減らす為に、政党交付金の思い切った増額が必要だと考えています。

 政党交付金は現在・国民一人当たり『250円/年』で、人口は『12,394万人(2024年)』ですから、政党交付金の総額は『310億円/年』です。

 国民一人当たり『10倍』の『2,500円/年』にしたら→→政党交付金の総額は→→『3,100億円/年』になります。

 2023年度の一般会計の税収は『72兆円強』でしたから、『3,100億円』は『0.43%』に相当します。 この金(かね)で、自民党の国会議員達が→→族議員を止めて→→企業や圧力団体に都合の良い政策では無く→→国民の為の政治を行って→→日本の経済を活性化させ→→GDPを『1%』アップしたら→→GDPが『6兆円』増加します。(2023年度の日本のGDPは591兆円でした。) 『3,100億円』で素晴らしい結果が得らると予想します。

《豆知識 :政党交付金の配分方法》
 政党交付金の総額の『50%』は議員数割で配分され、残りの『50%』は得票数割で配分されます。

・・・ 2024年・衆議院選挙結果を反映された各党の政党交付金 ・・・
① 自民党    :156.5億円  →→10倍案『1,565億円』
② 立憲民主党 :70.6億円  →→10倍案『706億円』
③ 日本維新   : 33.6億円  →→10倍案『336億円』
④ 公明党    : 28.7億円  →→10倍案『287億円』
⑤ 国民民主党 : 12.6億円  →→10倍案『126億円』
⑥ れいわ新選組 : 6.8億円  →→10倍案『68億円』
⑦ 社民党     : 2.9億円  →→10倍案『29億円』
⑧ 参政党     : 2.4億円  →→10倍案『24億円』
⑨ 日本保守党  : 0.28億円  →→10倍案『2.8億円』
⑩ 共産党  :辞退(受取拒否)
出典 :共同通信社の試算 ・・・2024年10月29日

(1-2) 政治資金規正法を改正して→→企業及び団体からの献金を禁止すべきです。 そして、個人からの献金は→→政党にのみ許し→→政治家個人への献金は禁止しましょう。

(1-3) 政治資金規正法を改正して、政治資金パーティーは政党にのみに許し→→政治家個人の開催は禁止しましょう。 そして、パーティー券の購入は→→企業及び団体は禁止とし→→金融機関を利用した振り込みのみとしましょう。勿論、外国籍の人がパーティー券を購入するのは厳密に禁止しましょう。

 自民党は率先して、議員の政治団体を廃止しましょう! (法律を改正して、議員の政治団体を廃止しようとすると→→野党が反対する可能性が有るので→→先ずは、自民党が議員が代表を務める政治団体を党の規則で廃止しましょう! )

(1-4) 『国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律』を廃止して『立法事務費』を無くしましょう!

 国会議員一人当たり「65万円✕12月=780万円」が会派を通して支給されています。 国会議員の定数は、衆議院=465人、参議院=248人、合計=713人ですから、立法事務費の合計=556,140万円/年(≒55.6億円/年)です。 この金は政党交付金に回しましょう。

(1-5) 国会法第38条及び国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法を改定して、『調査研究広報滞在費』を廃止しましょう。

 国会議員一人当たり「100万円✕12月=1,200万円」が議員に直接支給されています。 調査研究広報滞在費の合計=855,600万円/年(≒85.6億円/年)です。 この金も政党交付金に回しましょう。

《余談 :国会議員の年収》
 私の提案を採用して頂くと国会議員の年収が大幅に下がる事になりますが、現状では何故か?国会議員になりたい人が沢山いますから→→候補者不足にならないと予想します。 将来「安い年収では御免だ!」と思う様になったら→→国会議員の年収を見直せば良いと思います。

 選挙を党として行う事にして→→選挙に掛かる費用を全て党が負担し→→候補者は党及び支部の要望で選挙活動をしたら良いと思います。 従って、候補者が自分で金集めする必要が無くなります。

・・・ 私の案を採用して頂いた時の国会議員の年収 ・・・
① 給与(歳費)≒1,553万円 ・・・税込み
② ボーナス  ≒ 635万円  ・・・税込み
③ 議会雑費 :両院の役員は国会開催中に日額最高6,000円が支給されています。

《補足 :国会議員の年収》
 私の提案では、国会議員の年収は『2,200万円』程になります。 選挙に掛かる金を議員が負担する必要はなくなりますが、退職金は無く、年金は国民年金になります。大手優良企業の部長職の年収は『2,200万円』を遥かに超えており、退職金が支給され、厚生年金が貰えます。 『政治家』は割の良い商売とは言え無くなります。

 議員宿舎の家賃は、入居する議員の給与から支払ってもらいましょう。 部屋の広さ等によって、家賃は2.2万円~15.8万円まで、色々有る様です。 多くの議員は議員会館に東京事務所を設けていますが、家賃等はタダ(無料)の様です。

提案❷ :自民党の支部事務所
(2-1) 自民党の国会議員の個人の地方事務所を廃止して、衆議院の全ての小選挙区(289)に自民党の支部事務所を設け、党職員を配置する。 北海道12区の様に広い選挙区には、支部の支部を設ける。

(2-2) 支部事務所に複数の応接室を設け→→党職員、国会議員、若者クラブのメンバーに自由に使って貰いましょう。

 支部に広い食堂を設け→→支部に勤務する人達の食堂/休憩室に利用して→→食事時間以外は打合せ室として活用したら良いと思います。

(2-3) 地元選出の国会議員用に複数の部屋(事務所)を設ける。 選出議員がいない場合は、次回選挙に立候補する人の事務所にする。 私の案では、自民党の国会議員でも私設秘書は不要になりますから→→国会議員用の部屋は→→事務机が3台置けるスペースで十分です。

 衆議院議員は小選挙区と地区ブロック比例選出の議員、参議員は選挙区と全国比例選出の議員がいますから→→各支部には、議員用に3部屋ほど用意しておく必要が有ります。

(2-4) 自民党の支部事務所と支部の支部事務に、30畳(50m2)程の『若者クラブ』用の部屋(集会所)を設けましょう。 『若者クラブ』の創設は私の提案の目玉(核心)なので、詳細は別途後述します。

(2-5) 自民党は、国政選挙と都道府県知事の選挙は党として行う。 これらの選挙に掛かる費用は全て自民党が負担する。 候補者は党支部と相談して→→街頭演説や個人演説会の場所と時間を決める。 党支部の事務員は→→何回か選挙を仕切れば→→選挙運動の知識/経験が豊富になり→→連合が派遣する『責任者』と同じ様に活躍するでしょう!

 『若者クラブ』のメンバーが選挙運動にボランティアで参加してくれる様になりますから→→非合法な選挙費を準備する必要は無くなります。

(2-6) 党員は各支部に登録して貰い、名簿は党本部で保管しましょう。 党員の会費は全て党本部に集め→→各支部の状況を加味して→→支部に分配します。

提案❸ :『若者クラブ』
 自民党の喫緊(きっきん)の課題は若い党員を増やす事です。

 電車に乗ると50歳代以下の方は、スマホで漫画や動画を見たり、ゲームをしており、イヤホンで音楽を聴いています。 新聞や本を読んでいる方はいません。 私の様に70歳代の人間とは別の世界に住んでおり、人生の楽しみ方が違うんです!

(3-1) 若者の定義を『14歳~30歳』と決めます。 30歳以下でも国会議員、地方議員、首長になったら『若者クラブ』から出て行ってもらいましょう。

(3-2) 『若者クラブ』の部屋には、サーバー、複数のパソコンを置きます。 イラスト・ソフト、動画編集ソフト等々を購入します。 若者が読んで/見てくれる内容の『自民党員募集』をSNSで発信して貰いましょう!

(3-3) 『若者クラブ』の運営は、若者達に任せましょう。 原則として、『若者クラブ室』には若者以外の人間の立ち入りを禁止します。

(余談 :自民党の青年局を廃止しましょう!) 自民党には45歳以下の国会議員と地方議員の団体が有ります。 2016年埼玉県連の青年局の『緊縛パーティ事件』、2023年の和歌山県連の青年局の『過激ダンスショー事件』が話題になりました。 青年局は廃止すべきです!

 過疎地の青年団は高齢化していて45歳でも青年です。 自民党も高齢化していますが、幾ら何でも40歳を過ぎた人間を『青年』と呼ぶのは可笑しいです!  幼年=0~4歳、少年=5~14歳、青年(青春)=15~24歳、壮年(朱夏)=25~44歳、中年(白秋)=45~64歳、高年(玄冬)=65歳以上・・・これが常識です。

提案❹ :陳情に関する法律を制定しましょう!
 与党議員の事務所には、企業、団体、地方公共団体が陳情にやって来ます。陳情を受けた議員は、省庁に電話したり、陳情者が省庁に行く時に同行して圧力を加えています。 この慣例で族議員が増えて→→暗躍する様になっているのです。

 族議員の問題については、次のブログに私の提案を書きました。 その骨子は以下の❶~❹です。
★ 『世襲議員を減らす特効薬』 :投稿=2021年10月16日

・・・ 陳情に関する私の提案 ・・・
❶ 各省庁、地方公共団体に陳情の窓口になる部署を一つだけ設ける。この部署の電話には録音装置を取り付けて、記録を保管する。 裁判所や検察から要求が有ったら、改竄(かいざん)する事無く提出する。

❷ 各省庁、地方公共団体に陳情面談室を設ける。カメラを設置して音声と画像を記録して、保管を義務付ける。役人が紛失したり、改竄した場合は懲戒免職だけで無く、禁固刑を課す。

➌ 陳情部署に政治家が電話したり、陳情に同行した場合は、氏名を公表して議員資格を剥奪する。 この様な事実を役人が隠蔽(いんぺい)した場合は、❷と同様の重刑を課す。

➍ 陳情内容を公開して、国会や地方議会に専門の委員会を設けて、陳情内容を真面目に検討/討議して→→結果を公表する。

(効果の一例)  現在は地方公共団体の陳情活動に地元選出の自民党議員の協力が不可欠になっており、首長の大半は自民党の候補者を応援しています。 陳情活動に地元選出の議員が参加するのを禁止したら、首長が国会議員選挙に積極的に関与する必要が無くなります。 私の案は、野党にとって大きなメリットが有ります。

《余談 :デジタル時計→→生きる世界の変化!》
 私が子供の頃はゼンマイ式掛け時計でした。 私は、10年程前に「自動時刻修正置時計」を買いました。 買って来て→→『受信』ボタンを押したのですが→→時刻表示が変化しないので→→四苦八苦して手動で「年、月、日、時刻」を合わせました。 数年後に電池が切れたので、「時刻の送受信」について勉強してみました。 電波状態の良い場所に時計を置いて置けば→→2~3時間の内に勝手に時刻合わせをしてくれるのです。 若い人達は、物心が付いた時から、便利な世界に住んでいるんですね!