【はじめに】
公正性で公平性な選挙が行われる事が民主主義国家にとって最も重要です。 スマホの普及で「選挙の公正性と公平性」が失われ様としています。
12月11日に放映されたBSフジの『プライムニュース』の『”選挙とSNS”あるべきルールと法規制を徹底検証』を見ました。 河野太郎氏を含め4人のコメンテータが、SNSの問題点、影響、対策について持論を話されましたが、私はピント外れの様に思いました。
公職選挙法を改正して、インターネット選挙運動(SNS選挙運動)を解禁したのは『2017年』です。 改正に携わった政治家達と官僚達が予想していなかった事態になっていると私は思います。 何らかの制限を設け無いと、民主主義が崩壊してしまいそうです!
【SNS選挙運動と法律】
選挙のルールは『公職選挙法』に規定されています。 安倍政権の時に、選挙権年齢が18歳に引き下げられ、インターネットを使った選挙運動が解禁されました。
SNSで、誰でも「○○候補は素晴らしい方ですから、投票しましょう!」と発信する事が出来ます。 居住地に関係なく、国籍もに関係なくSNSで発信する事が出来ます。 多分、発信者の年齢制限が無い様ですから、子供でもSNSで発信する事が出来ます。
友達だったら電子メール(例えば、LINE)で「○○候補に投票しましょう!」と発信する事が出来ます。 不特定多数に電子メールを利用した選挙運動は禁止されている様です。
★ インターネット選挙運動 :2017年に解禁
★ マイナンバーカード :2016年交付開始
★ 選挙権18歳 :2016年施行
★ 電子投票 :2002年;電磁的記録投票法が施行 ・・・地方選挙のみ
《御参考 :公職選挙法のインターネット選挙運動に関する規定》
公職選挙法は『e-Gov 公職選挙法』で検索すると全文が読めます。 インターネット選挙運動に関する規定は第142条の3~7です。 私はザット読んで見ましたが、ボリュームが有って、理解するのが難しかったです。 「スマホ愛用者は読む気がしないだろう」と思いました。
★ 第142条の3 :ウェブサイト等を利用する方法による文書図画の頒布
★ 第142条の4 :電子メールを利用する方法による文書図画の頒布
★ 第142条の5 :インターネット等を利用する方法により当選を得させないための活動に使用する文書図画を頒布する者の表示義務
★ 第142条の6 :インターネット等を利用する方法による候補者の氏名等を表示した有料広告の禁止等
★ 第142条の7 :選挙に関するインターネット等の適正な利用
《余談 :電磁的記録投票》
ほとんどの国民は、忘れてしまわれたと想像しますが、小泉政権の時に、地方選挙に限り『電磁的記録投票』を行って良い事になりました。 2002年に行われた岡山県・新見市の市長/市議会選挙で初めて→→2016年までに25回の選挙で『電磁的記録投票』が行われました。 出典:総務省『電子投票の実施状況』
「どの方式が良いのか?」、「どの程度効果があるのか?」、「問題点は?」などを調査/検討中の様です。 タッチパネル方式、テンキー方式、ボタン方式が試された様です。
タッチパネル方式 : 投票所に置かれたタッチパネルの画面に表示される候補者を選択すると→→無線で送信され→→集計システムが受信して→→記録して→→投票時間が過ぎると→→短時間で集計結果を出します。 期日前投票の集計に時間が掛かっている様です。
【SNSを活用した選挙】
今世紀になって、日本でもスマートフォンが急激に普及しました。 私達は、マスメディアが発信する情報の受け手から→→自分の考えをSNCで発信する事が出来る時代になりました。 他人が発信した記事を呼んで→→自分の考えを追加して→→発信しています。 多くの人が興味の有る話題だと→→SNCでの発信数がネズミ算式に増加します。
我が国の選挙で最初にSNSを活用したたのは、(19年に行われた参議院選挙での)れいわ新選組の山本太郎氏だったと思います。 インターネットで応援者を募り、献金を呼び掛けました。 山本氏は、「献金は『4億円』を超えた」と公表しました。
24年に行われた都知事選挙では、石丸伸二氏が『166万票(得票率≒24.3%)』で、蓮舫氏を抜いて2位になりました。 予想に反して、石丸氏の票が伸びたのはSNSの活用だったと言われています。
10月に実施された衆議院選挙では、国民民主党が7議席→→28議席に、得票数を259万人→→617万人に増やしました。 これは、『103万の壁』の廃止を公約した事と、SNSの活用だったと言われています。
11月に実施された兵庫県知事選挙では、公約論争が吹っ飛んでしまいました。 NHK党の立花孝志とPR会社社長の折田楓氏の活躍で『有る事無い事織り交ぜた』SNS発信合戦になってしまいました。 その惨状は次のブログに書いています。 是非とも読んで下さい!
★ 兵庫県知事選挙から学んだこと :投稿日=2024年11月23日
・・・ SNSを活用した選挙 ・・・
★ 25年8月 :参議院選挙&東京都議会議員選挙の投票日
△ 25年1月20日 :トランプ就任式
★ 24年12月15日 :泉大津市長選挙の投票日 ・・・NHK党の立花孝志が立候補しました。
★ 24年11月17日 :兵庫県知事選挙の投票日
★ 24年10月27日 :衆議院選挙の投票日 ・・・国民民主党が大躍進しました。
★ 24年7月7日 :都知事選挙の投票日
★ 19年 :参議院選挙 ・・・れいわ新選組の山本太郎氏がSNSを活用した選挙戦を行いました。
【泉大津市長選挙】
昨日(11月15日)、投開票が行われた大阪府の泉大津市長選挙に、NHK党の立花孝志が立候補しました。 立花氏は泉大津市の生まれです。「立花氏がどの程度の票を獲得するか?」注目していました。 立候補者は立花氏(57歳)の他に、3期目を狙っていた現職の南出賢一氏(44歳)の2人でした。 結果は『南出賢一氏の圧勝』でした。
私は、「立花氏が万一にも当選したら、SNSについて早急に/真剣に対策を検討する必要が有る!」と考えていました。
立花氏は、兵庫県知事選挙の結果から「自分に対する支持が何によるのか、誤解していた」様に思います。 立花氏のフォローアーの多くは、「現状に不満を持っており、日本を大改革して→→可処分所得を増やして欲しい!」等と考えているのだと私は想像していました。 立花氏が地方都市の市長になっても、フォローアーの生活が改善するとは思えません→→「立花氏を支持するSNSの発信数が少なかったのでは?」と想像しています。
今回の投票率は、前回に比べ『6%』ほど高かった様です。 投票者数が『4,000人』程多かった計算になりますが、立花氏の得票数は投票者数の増加分ほどしか有りませんでした!
・・・ 泉大津市長選挙の結果 ・・・
★ 南出賢一氏 :得票数=21,700人 (割合≒83%) ・・・44歳・・・当選
★ 立花孝志氏 :得票数= 4,439人 (割合≒17%) ・・・57歳
◎ 市長選挙の投票者数=26,139人 (投票率≒42.8%) ・・・前回より投票率は『6%』ほど高かった様です。
◎ 泉大津市の有権者数=61,027人
◎ 泉大津市の人口=72,796人 (2024年11月1日時点の予想)
《余談 :私と泉大津市》
私の家は神戸市垂水区に有り、故郷は田辺市龍神村福井です。 妻の実家は空き家になっていますが、田辺市の旧市街に有ります。
新型コロナが流行し始めた前の年(2019年)までは、車で毎年一、二回帰省していました。 車を利用し始めた頃は、(行も帰りも)阪神高速4号線に有る泉大津市のサービスエリアで休憩していました。 渋滞を避ける為に、往路の時は泉大津サービスエリアに夜中の3時頃に着きました。 レストラン等は閉まっていたので、自動販売機のコーヒーを飲みました。
泉大津サービスエリアは、11階建てのツインビルです。11階に展望室が有ります。泉大津サービスエリアから和歌山の方に少し走ると→→関空です。
最初の頃は、三宮で一旦高速を降りる必要が有り、和歌山県の県道や国道が整備不足でした。 その後、道路が種々改善されたのと/ルートに慣れたので泉大津市のサービスエリアは利用しなくなりました。新型コロナの前は、次の様なルートで帰省していました。 往路は昔より『1時間』以上短縮されています。
往路 :神戸の家→→高速→→阪神高速4号線→→紀の川サービスエリアで休憩→→有田インターチェンジ→→県道→→国道424号線→→龍神村福井(私の故郷)→→国道425号線→→龍神温泉宿泊
復路 :龍神温泉→→国道425号線→→国道198号線→→国道216号線→→田辺市の妻の実家→→阪和自動車道→→紀の川サービスエリアで休憩→→阪神高速4号線→→高速→→神戸の我が家
公正性で公平性な選挙が行われる事が民主主義国家にとって最も重要です。 スマホの普及で「選挙の公正性と公平性」が失われ様としています。
12月11日に放映されたBSフジの『プライムニュース』の『”選挙とSNS”あるべきルールと法規制を徹底検証』を見ました。 河野太郎氏を含め4人のコメンテータが、SNSの問題点、影響、対策について持論を話されましたが、私はピント外れの様に思いました。
公職選挙法を改正して、インターネット選挙運動(SNS選挙運動)を解禁したのは『2017年』です。 改正に携わった政治家達と官僚達が予想していなかった事態になっていると私は思います。 何らかの制限を設け無いと、民主主義が崩壊してしまいそうです!
【SNS選挙運動と法律】
選挙のルールは『公職選挙法』に規定されています。 安倍政権の時に、選挙権年齢が18歳に引き下げられ、インターネットを使った選挙運動が解禁されました。
SNSで、誰でも「○○候補は素晴らしい方ですから、投票しましょう!」と発信する事が出来ます。 居住地に関係なく、国籍もに関係なくSNSで発信する事が出来ます。 多分、発信者の年齢制限が無い様ですから、子供でもSNSで発信する事が出来ます。
友達だったら電子メール(例えば、LINE)で「○○候補に投票しましょう!」と発信する事が出来ます。 不特定多数に電子メールを利用した選挙運動は禁止されている様です。
★ インターネット選挙運動 :2017年に解禁
★ マイナンバーカード :2016年交付開始
★ 選挙権18歳 :2016年施行
★ 電子投票 :2002年;電磁的記録投票法が施行 ・・・地方選挙のみ
《御参考 :公職選挙法のインターネット選挙運動に関する規定》
公職選挙法は『e-Gov 公職選挙法』で検索すると全文が読めます。 インターネット選挙運動に関する規定は第142条の3~7です。 私はザット読んで見ましたが、ボリュームが有って、理解するのが難しかったです。 「スマホ愛用者は読む気がしないだろう」と思いました。
★ 第142条の3 :ウェブサイト等を利用する方法による文書図画の頒布
★ 第142条の4 :電子メールを利用する方法による文書図画の頒布
★ 第142条の5 :インターネット等を利用する方法により当選を得させないための活動に使用する文書図画を頒布する者の表示義務
★ 第142条の6 :インターネット等を利用する方法による候補者の氏名等を表示した有料広告の禁止等
★ 第142条の7 :選挙に関するインターネット等の適正な利用
《余談 :電磁的記録投票》
ほとんどの国民は、忘れてしまわれたと想像しますが、小泉政権の時に、地方選挙に限り『電磁的記録投票』を行って良い事になりました。 2002年に行われた岡山県・新見市の市長/市議会選挙で初めて→→2016年までに25回の選挙で『電磁的記録投票』が行われました。 出典:総務省『電子投票の実施状況』
「どの方式が良いのか?」、「どの程度効果があるのか?」、「問題点は?」などを調査/検討中の様です。 タッチパネル方式、テンキー方式、ボタン方式が試された様です。
タッチパネル方式 : 投票所に置かれたタッチパネルの画面に表示される候補者を選択すると→→無線で送信され→→集計システムが受信して→→記録して→→投票時間が過ぎると→→短時間で集計結果を出します。 期日前投票の集計に時間が掛かっている様です。
【SNSを活用した選挙】
今世紀になって、日本でもスマートフォンが急激に普及しました。 私達は、マスメディアが発信する情報の受け手から→→自分の考えをSNCで発信する事が出来る時代になりました。 他人が発信した記事を呼んで→→自分の考えを追加して→→発信しています。 多くの人が興味の有る話題だと→→SNCでの発信数がネズミ算式に増加します。
我が国の選挙で最初にSNSを活用したたのは、(19年に行われた参議院選挙での)れいわ新選組の山本太郎氏だったと思います。 インターネットで応援者を募り、献金を呼び掛けました。 山本氏は、「献金は『4億円』を超えた」と公表しました。
24年に行われた都知事選挙では、石丸伸二氏が『166万票(得票率≒24.3%)』で、蓮舫氏を抜いて2位になりました。 予想に反して、石丸氏の票が伸びたのはSNSの活用だったと言われています。
10月に実施された衆議院選挙では、国民民主党が7議席→→28議席に、得票数を259万人→→617万人に増やしました。 これは、『103万の壁』の廃止を公約した事と、SNSの活用だったと言われています。
11月に実施された兵庫県知事選挙では、公約論争が吹っ飛んでしまいました。 NHK党の立花孝志とPR会社社長の折田楓氏の活躍で『有る事無い事織り交ぜた』SNS発信合戦になってしまいました。 その惨状は次のブログに書いています。 是非とも読んで下さい!
★ 兵庫県知事選挙から学んだこと :投稿日=2024年11月23日
・・・ SNSを活用した選挙 ・・・
★ 25年8月 :参議院選挙&東京都議会議員選挙の投票日
△ 25年1月20日 :トランプ就任式
★ 24年12月15日 :泉大津市長選挙の投票日 ・・・NHK党の立花孝志が立候補しました。
★ 24年11月17日 :兵庫県知事選挙の投票日
★ 24年10月27日 :衆議院選挙の投票日 ・・・国民民主党が大躍進しました。
★ 24年7月7日 :都知事選挙の投票日
★ 19年 :参議院選挙 ・・・れいわ新選組の山本太郎氏がSNSを活用した選挙戦を行いました。
【泉大津市長選挙】
昨日(11月15日)、投開票が行われた大阪府の泉大津市長選挙に、NHK党の立花孝志が立候補しました。 立花氏は泉大津市の生まれです。「立花氏がどの程度の票を獲得するか?」注目していました。 立候補者は立花氏(57歳)の他に、3期目を狙っていた現職の南出賢一氏(44歳)の2人でした。 結果は『南出賢一氏の圧勝』でした。
私は、「立花氏が万一にも当選したら、SNSについて早急に/真剣に対策を検討する必要が有る!」と考えていました。
立花氏は、兵庫県知事選挙の結果から「自分に対する支持が何によるのか、誤解していた」様に思います。 立花氏のフォローアーの多くは、「現状に不満を持っており、日本を大改革して→→可処分所得を増やして欲しい!」等と考えているのだと私は想像していました。 立花氏が地方都市の市長になっても、フォローアーの生活が改善するとは思えません→→「立花氏を支持するSNSの発信数が少なかったのでは?」と想像しています。
今回の投票率は、前回に比べ『6%』ほど高かった様です。 投票者数が『4,000人』程多かった計算になりますが、立花氏の得票数は投票者数の増加分ほどしか有りませんでした!
・・・ 泉大津市長選挙の結果 ・・・
★ 南出賢一氏 :得票数=21,700人 (割合≒83%) ・・・44歳・・・当選
★ 立花孝志氏 :得票数= 4,439人 (割合≒17%) ・・・57歳
◎ 市長選挙の投票者数=26,139人 (投票率≒42.8%) ・・・前回より投票率は『6%』ほど高かった様です。
◎ 泉大津市の有権者数=61,027人
◎ 泉大津市の人口=72,796人 (2024年11月1日時点の予想)
《余談 :私と泉大津市》
私の家は神戸市垂水区に有り、故郷は田辺市龍神村福井です。 妻の実家は空き家になっていますが、田辺市の旧市街に有ります。
新型コロナが流行し始めた前の年(2019年)までは、車で毎年一、二回帰省していました。 車を利用し始めた頃は、(行も帰りも)阪神高速4号線に有る泉大津市のサービスエリアで休憩していました。 渋滞を避ける為に、往路の時は泉大津サービスエリアに夜中の3時頃に着きました。 レストラン等は閉まっていたので、自動販売機のコーヒーを飲みました。
泉大津サービスエリアは、11階建てのツインビルです。11階に展望室が有ります。泉大津サービスエリアから和歌山の方に少し走ると→→関空です。
最初の頃は、三宮で一旦高速を降りる必要が有り、和歌山県の県道や国道が整備不足でした。 その後、道路が種々改善されたのと/ルートに慣れたので泉大津市のサービスエリアは利用しなくなりました。新型コロナの前は、次の様なルートで帰省していました。 往路は昔より『1時間』以上短縮されています。
往路 :神戸の家→→高速→→阪神高速4号線→→紀の川サービスエリアで休憩→→有田インターチェンジ→→県道→→国道424号線→→龍神村福井(私の故郷)→→国道425号線→→龍神温泉宿泊
復路 :龍神温泉→→国道425号線→→国道198号線→→国道216号線→→田辺市の妻の実家→→阪和自動車道→→紀の川サービスエリアで休憩→→阪神高速4号線→→高速→→神戸の我が家