【はじめに】
今月(2023年10月)7日に、ハマスがイスラエルを襲撃してから、連日・テレビや新聞が悲観的な報道をしています。 第3次世界大戦を危惧している方がおられますが、私は「大戦にはならない」と考えています。
1947年の国連安保理の決議で、1948年にイスラエル国が誕生しました。この決議はアラブ人にとっては許し難い内容でした。以来、パレスチナでは紛争が絶えなくなってしまいました。70年以上経過して、周辺のアラブ諸国はイスラエルとの共存を模索する様になって来ましたが、ガザ地区に押し込まれたアラブ人達は耐えがたい生活を余儀なくされています。失う物が無く、全能の神に頼るしかない男達がハマスに参加して、今回の事件を起こしたと思います。
今回の紛争は何れ収まると思いますが、ハマスとヒズボラは時々・ミサイルを撃ち込んで、小競り合いは永遠に続きそうです!
【紛争はエスカレートするか?!】
「今回の紛争がドンドン拡大して→→第3次世界大戦になる恐れが有る」と主張される方がいますが、私は、以下に述べる見立てから「今回の紛争はそんなに拡大しない」と楽観的に見ています。
バイデン大統領は、「イスラエルを支援するため」と言って、空母を2隻も地中海に派遣しました。私は、「イスラエルが有る程度は反撃するのは許容するが、アメリカが考えている以上にガザ地区の住民を殺戮するのは許さない」、「ヒズボラがミサイルでイスラエルを攻撃したら、レバノン南部のヒズボラが実行支配する地域にイスラエル軍が侵攻するのは認めるが、溜飲が下がる程度にヒズボラをやっつけたら、現在の国境線まで撤退させる」為に、バイデン大統領は強力な軍隊を派遣したのだと見ています。 換言すると、「イスラエルに過剰な行動をさせない為に、空母を派遣したのだ!」と思います。
「イランが参戦する」と予想している方がおられますが、イランはミサイルを何発か打ち込むかも知れませんが、地上軍をレバノンに派遣して、ヒズボラと連携してイスラエルに侵攻するのは不可能だと思います。戦車や戦闘機をレバノンに持ち込もうとしたら、レバノン軍とアメリカ軍が阻止するでしょう!
「ロシアが参戦する」と言う方もおられますが、ロシアはウクライナで手一杯ですから、そんな余裕は有りません。中国は賢いですから、得にならない戦争には参加しません。
(余談 :レバノン) イスラエルの隣国・レバノンは政治的に非常に複雑な国です。陸海空の国軍が有り、装備はアメリカ製が多いい様です。 イスラエルに敵対している、強力な『ヒズボラ』と言う民兵組織が有り、イランの支援を受けています。 イランは『革命防衛隊』を駐留させています。
ヒズボラの兵員数は、平時≒45,000人、非常時≒70,000人程の様です。(出典:ウイキペディア『ヒズボラ』) 戦車などの重装備の兵器は持っていない模様ですが、ミサイルを『13万発』も保有している様です。(出典:TBS)
【問題の本質】
ガザ地区はインフラが整備されておらず、非常に貧しいのですが、女性が平均『4.7人』も子供を産む様です。医療体制が整っていないので、子供の死亡率が高い様ですが、それでも毎年『2.8%』も人口が増加しています。(出典:ウイキペディア『ガザ地区』)
『2.8%』の人口増加率が10年続くと、人口は『130%』になります。現在、ガザ地区の人口は『238万人』ですから、238✖0.3≒71.4・・・10年間で『71万人』も増えるのです。
ガザ地区の失業率は全体で『47%』、若者の失業率は『64%』と、日本では考えられない程高いのです。(出典:NHK) 失業していて、将来就職する当ても無い人生を想像して見て下さい!
「イランやアラブ諸国の一部と資産家の個人が、ハマスに金や武器を送っている」と私は想像しています。 仕事の無い人達は武器を手にして、「イスラエル人を一人でも多く殺して、天国に行こう!」と考える様になっても可笑しく有りません。
こんな状況下で食料や医薬品を援助したらドンナ事になると思われますか?
ガザ地区の問題は、狭い土地に沢山の人間が押し込められていて、多産で人口が増え続けている事です。アラブ諸国が分担して、ガザ地区の『2/3』程の人間(≒160万人)を受け入れたら→→一時的には、ガザ地区の生活は改善されると思いますが、他国資本で工場が建設されるとは思えませんから→→自立出来る国にはなれないと予想します。→→「過激思想を持った、ハマスの様な武装組織は永遠に無くならない?!」と考えます。
【夢物語】
アラブ人は『一神教』でした。 『全能の神』が人類に遣わした『預言者』がモーゼ、キリストとムハンマドです。モーゼとキリストはユダヤ人で、ムハンマドはアラブ人です。 ユダヤ人はアラブ人の一種族だったと私は考えています。
アラブ人の第四番目の預言者を全能の神が遣わして、「僕(しもべ)達よ!争うのは止めなさい!」と言ったら、中東の紛争は収まると思います。 アラブ人の怒りを鎮められるのは、アラブ人の第四番目の預言者だけです!
★ モーゼ :紀元前16世紀または紀元前13世紀 →→ユダヤ教、
★ キリスト :1年~33年 →→キリスト教
★ ムハンマド :570年~632年 →→イスラム教
【イスラエルの基礎データ】
イスラエルは、軍事的にはアメリカの支援を受けていますが、自立出来る国家です。 総合大学や単科大学が沢山有って、高学歴社会です。兵器など、高度な工業製品を製造しています。
多くの国が徴兵制を採用していますが、イスラエルは女性も徴兵され、男女とも期間が長いです。国民の多くが銃を扱う事が出来→→紛争が起こると→→短時間で予備役の兵士を沢山集める事が出来ます。
★ 人口 :929万人(2020年) ・・・25%はユダヤ教徒では有りません。
★ 面積 : 22,072km2 (四国の面積≒19.298km2)
★ 軍隊 :常備軍=169,500人 ・・・陸軍、海軍、航空宇宙軍
★ 徴兵制 :男女とも徴兵 17〜49歳、23〜34ヶ月
★ 公用語 :ヘブライ語
【ガザ地区の基礎データ】
ガザ地区はパレスチナ国の一部で、(飛び地ですが)、政治的には独立しており、ハマスが実行支配しています。 非常に貧しいのに、人口が増え続いています。
水や電力は、憎き敵のイスラエルからの供給に殆ど依存しています。
★ 人口 :238万人 (2022年) 人口増加率≒2.8%
★ 出産率 :『3.9』とか『4.7』とか、種々の値が報道されています。
★ 失業率 :全体≒47%、(若者≒64%) ・・・2022年(NHK・2023年10月16日『最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説』)
★ 面積 : 365km2 (種子島は面積≒444km2、人口≒29,000人)
★ 戦闘員数 :15,000人~20,00人程度?
★ 地下トンネル網 ;全長≒480km
【イスラエルとアラブの紛争の歴史】
現在、イスラエルが有る地域に、紀元前11世紀~紀元前8世紀に、ユダヤ人が住むイスラエル王国が有りました。 『イスラエルの地』とは『聖地』とか『約束の地』を意味します。
古代ギリシャ人が、イスラエルが有る地域を『パレスチナ』と呼ぶ様になりました。 ローマ軍がパレスチナに侵攻して、ユダヤ人の国は→→ローマの属国になり→→ユダヤ人達が独立運動を起こしたので→→135年にローマがユダヤ人を追放しました。 ユダヤ人は流浪の民になったのです。
19世紀頃からユダヤ人達が、オスマン帝国の領土になっていたパレスチナに土地を買って住む様になりました。(ユダヤ人が1600年ぶりに帰って来たのです。) 前から住むアラブ人とユダヤ人は仲良く暮らしていたと想像します。
第一次世界大戦が始まると、アラブ人と巨額の富を持つロスチャイルド家などのユダヤ人の支援を得る為に、イギリスが『三枚舌外交』と呼ばれる卑怯な手を使ったのです。アラブ人には約束していた「オスマン帝国から奪取した土地に、アラブ人の国家を建国させる」を実行しましたが、ユダヤ人には国家の建国は認めませんでした。
第二次世界大戦後の1947年に国連の安保理が、「パレスチナの土地の『57%』をユダヤ人に、『43%』をアラブ人に与える」と決議しました。→→それを受けて、1948年にイスラエル国が建国されました。
土地を奪われたアラブ人達が、黙っている分けが有りません。以来、紛争が絶えなくなったのです。
・・・ イスラエルとアラブの紛争の歴史 ・・・
★ 紀元前11世紀~ :ユダヤ人のイスラム王国が有り→→国BC720年頃にイスラム王国が滅亡
★ BC110年 :ユダヤ人のハスモン朝
★ BC63年 :ローマ共和国の従属国
★ AC66年~74年 :第1次ユダヤ戦争 ・・・ローマに対するユダヤ人の反乱→→鎮圧された。
★ AC131年~135年 :第2次ユダヤ戦争 ・・・ローマに対するユダヤ人の反乱→→鎮圧された。
★ AC135年 :ローマ帝国がユダヤ人を追放→→ユダヤ人が離散
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
★ 19世紀~20世紀 :オスマン帝国の領土だったパレスチナにユダヤ人が土地を買って→→移住する様になりました。(シオニズム運動)
★ 1914年~18年 :第一次世界大戦 ・・・敗戦国のオスマン帝国からパレスチナを奪取して、イギリスとフランスが分割統治
★ 1915年 :イギリスがアラブ人と、『フサイン=マクマホン協定』を締結 ・・・パレスチナにアラブ人の居住を認めた。→→中東でアラブが独立
★ 1917年 :イギリスがユダヤ人に、「パレスチナに居住区を与える」と言う書簡を出した。
★ 1939年~45年 :第二次世界大戦
★ 1947年 :国連安保理が『パレスチナ分割』を決議→→土地をアラブ人に『43%』、イスラエル人に『57%』を与える!
★ 1948年 :イスラエル建国
★ 1948年~49年 :第1次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト、レバノン、ヨルダン、シリア
★ 1950年 :ヨルダン川西岸地区をイスラエルが領土に組み入れた。
★ 1960年 :第2次中東戦争 ・・・英・仏・イスラエル連合軍 vs エジプト
★ 1967年 :第3次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト
★ 1972年 :ミュンヘンオリンピック事件 ・・・イスラエルがレバノン攻撃
★ 1973年 :第4次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト、シリア
★ 1978年 :イスラエルがレバノンのPLOを攻撃
★ 1981年 :イスラエルがイランの原子炉を攻撃
★ 1982年 :イスラエルがレバノンのPLOを攻撃
★ 1987年 :イスラエルの占領地域でアラブ人の民衆蜂起
★ 1988年 :ヨルダンがヨルダン川西岸地区を放棄→→PLOがパレスチナ国を樹立
★ 1991年 :イラクがイスラエルにミサイル攻撃 ・・・イスラエルは反撃し無かった (湾岸戦争の時)
★ 1993年 :オスロ合意 ・・・イスラエルとPLOが和解
★ 2000年 :イスラエルの占領地域でアラブ人の民衆蜂起
★ 2008年~09年 :ガザ紛争 ・・・イスラエル vs ハマス
★ 2016年 :国連安保理が「東エルサレムを含む占領地でのすべての入植活動を迅速かつ完全に中止するよう求める」決議
★ 2018年 :アメリカが大使館をエルサレムに移転→→イスラエルとパレスチナが衝突
★ 2023年10月 :ハマスがイスラエルを攻撃
今月(2023年10月)7日に、ハマスがイスラエルを襲撃してから、連日・テレビや新聞が悲観的な報道をしています。 第3次世界大戦を危惧している方がおられますが、私は「大戦にはならない」と考えています。
1947年の国連安保理の決議で、1948年にイスラエル国が誕生しました。この決議はアラブ人にとっては許し難い内容でした。以来、パレスチナでは紛争が絶えなくなってしまいました。70年以上経過して、周辺のアラブ諸国はイスラエルとの共存を模索する様になって来ましたが、ガザ地区に押し込まれたアラブ人達は耐えがたい生活を余儀なくされています。失う物が無く、全能の神に頼るしかない男達がハマスに参加して、今回の事件を起こしたと思います。
今回の紛争は何れ収まると思いますが、ハマスとヒズボラは時々・ミサイルを撃ち込んで、小競り合いは永遠に続きそうです!
【紛争はエスカレートするか?!】
「今回の紛争がドンドン拡大して→→第3次世界大戦になる恐れが有る」と主張される方がいますが、私は、以下に述べる見立てから「今回の紛争はそんなに拡大しない」と楽観的に見ています。
バイデン大統領は、「イスラエルを支援するため」と言って、空母を2隻も地中海に派遣しました。私は、「イスラエルが有る程度は反撃するのは許容するが、アメリカが考えている以上にガザ地区の住民を殺戮するのは許さない」、「ヒズボラがミサイルでイスラエルを攻撃したら、レバノン南部のヒズボラが実行支配する地域にイスラエル軍が侵攻するのは認めるが、溜飲が下がる程度にヒズボラをやっつけたら、現在の国境線まで撤退させる」為に、バイデン大統領は強力な軍隊を派遣したのだと見ています。 換言すると、「イスラエルに過剰な行動をさせない為に、空母を派遣したのだ!」と思います。
「イランが参戦する」と予想している方がおられますが、イランはミサイルを何発か打ち込むかも知れませんが、地上軍をレバノンに派遣して、ヒズボラと連携してイスラエルに侵攻するのは不可能だと思います。戦車や戦闘機をレバノンに持ち込もうとしたら、レバノン軍とアメリカ軍が阻止するでしょう!
「ロシアが参戦する」と言う方もおられますが、ロシアはウクライナで手一杯ですから、そんな余裕は有りません。中国は賢いですから、得にならない戦争には参加しません。
(余談 :レバノン) イスラエルの隣国・レバノンは政治的に非常に複雑な国です。陸海空の国軍が有り、装備はアメリカ製が多いい様です。 イスラエルに敵対している、強力な『ヒズボラ』と言う民兵組織が有り、イランの支援を受けています。 イランは『革命防衛隊』を駐留させています。
ヒズボラの兵員数は、平時≒45,000人、非常時≒70,000人程の様です。(出典:ウイキペディア『ヒズボラ』) 戦車などの重装備の兵器は持っていない模様ですが、ミサイルを『13万発』も保有している様です。(出典:TBS)
【問題の本質】
ガザ地区はインフラが整備されておらず、非常に貧しいのですが、女性が平均『4.7人』も子供を産む様です。医療体制が整っていないので、子供の死亡率が高い様ですが、それでも毎年『2.8%』も人口が増加しています。(出典:ウイキペディア『ガザ地区』)
『2.8%』の人口増加率が10年続くと、人口は『130%』になります。現在、ガザ地区の人口は『238万人』ですから、238✖0.3≒71.4・・・10年間で『71万人』も増えるのです。
ガザ地区の失業率は全体で『47%』、若者の失業率は『64%』と、日本では考えられない程高いのです。(出典:NHK) 失業していて、将来就職する当ても無い人生を想像して見て下さい!
「イランやアラブ諸国の一部と資産家の個人が、ハマスに金や武器を送っている」と私は想像しています。 仕事の無い人達は武器を手にして、「イスラエル人を一人でも多く殺して、天国に行こう!」と考える様になっても可笑しく有りません。
こんな状況下で食料や医薬品を援助したらドンナ事になると思われますか?
ガザ地区の問題は、狭い土地に沢山の人間が押し込められていて、多産で人口が増え続けている事です。アラブ諸国が分担して、ガザ地区の『2/3』程の人間(≒160万人)を受け入れたら→→一時的には、ガザ地区の生活は改善されると思いますが、他国資本で工場が建設されるとは思えませんから→→自立出来る国にはなれないと予想します。→→「過激思想を持った、ハマスの様な武装組織は永遠に無くならない?!」と考えます。
【夢物語】
アラブ人は『一神教』でした。 『全能の神』が人類に遣わした『預言者』がモーゼ、キリストとムハンマドです。モーゼとキリストはユダヤ人で、ムハンマドはアラブ人です。 ユダヤ人はアラブ人の一種族だったと私は考えています。
アラブ人の第四番目の預言者を全能の神が遣わして、「僕(しもべ)達よ!争うのは止めなさい!」と言ったら、中東の紛争は収まると思います。 アラブ人の怒りを鎮められるのは、アラブ人の第四番目の預言者だけです!
★ モーゼ :紀元前16世紀または紀元前13世紀 →→ユダヤ教、
★ キリスト :1年~33年 →→キリスト教
★ ムハンマド :570年~632年 →→イスラム教
【イスラエルの基礎データ】
イスラエルは、軍事的にはアメリカの支援を受けていますが、自立出来る国家です。 総合大学や単科大学が沢山有って、高学歴社会です。兵器など、高度な工業製品を製造しています。
多くの国が徴兵制を採用していますが、イスラエルは女性も徴兵され、男女とも期間が長いです。国民の多くが銃を扱う事が出来→→紛争が起こると→→短時間で予備役の兵士を沢山集める事が出来ます。
★ 人口 :929万人(2020年) ・・・25%はユダヤ教徒では有りません。
★ 面積 : 22,072km2 (四国の面積≒19.298km2)
★ 軍隊 :常備軍=169,500人 ・・・陸軍、海軍、航空宇宙軍
★ 徴兵制 :男女とも徴兵 17〜49歳、23〜34ヶ月
★ 公用語 :ヘブライ語
【ガザ地区の基礎データ】
ガザ地区はパレスチナ国の一部で、(飛び地ですが)、政治的には独立しており、ハマスが実行支配しています。 非常に貧しいのに、人口が増え続いています。
水や電力は、憎き敵のイスラエルからの供給に殆ど依存しています。
★ 人口 :238万人 (2022年) 人口増加率≒2.8%
★ 出産率 :『3.9』とか『4.7』とか、種々の値が報道されています。
★ 失業率 :全体≒47%、(若者≒64%) ・・・2022年(NHK・2023年10月16日『最新パレスチナ情勢 なぜイスラエルと衝突?ハマスって?解説』)
★ 面積 : 365km2 (種子島は面積≒444km2、人口≒29,000人)
★ 戦闘員数 :15,000人~20,00人程度?
★ 地下トンネル網 ;全長≒480km
【イスラエルとアラブの紛争の歴史】
現在、イスラエルが有る地域に、紀元前11世紀~紀元前8世紀に、ユダヤ人が住むイスラエル王国が有りました。 『イスラエルの地』とは『聖地』とか『約束の地』を意味します。
古代ギリシャ人が、イスラエルが有る地域を『パレスチナ』と呼ぶ様になりました。 ローマ軍がパレスチナに侵攻して、ユダヤ人の国は→→ローマの属国になり→→ユダヤ人達が独立運動を起こしたので→→135年にローマがユダヤ人を追放しました。 ユダヤ人は流浪の民になったのです。
19世紀頃からユダヤ人達が、オスマン帝国の領土になっていたパレスチナに土地を買って住む様になりました。(ユダヤ人が1600年ぶりに帰って来たのです。) 前から住むアラブ人とユダヤ人は仲良く暮らしていたと想像します。
第一次世界大戦が始まると、アラブ人と巨額の富を持つロスチャイルド家などのユダヤ人の支援を得る為に、イギリスが『三枚舌外交』と呼ばれる卑怯な手を使ったのです。アラブ人には約束していた「オスマン帝国から奪取した土地に、アラブ人の国家を建国させる」を実行しましたが、ユダヤ人には国家の建国は認めませんでした。
第二次世界大戦後の1947年に国連の安保理が、「パレスチナの土地の『57%』をユダヤ人に、『43%』をアラブ人に与える」と決議しました。→→それを受けて、1948年にイスラエル国が建国されました。
土地を奪われたアラブ人達が、黙っている分けが有りません。以来、紛争が絶えなくなったのです。
・・・ イスラエルとアラブの紛争の歴史 ・・・
★ 紀元前11世紀~ :ユダヤ人のイスラム王国が有り→→国BC720年頃にイスラム王国が滅亡
★ BC110年 :ユダヤ人のハスモン朝
★ BC63年 :ローマ共和国の従属国
★ AC66年~74年 :第1次ユダヤ戦争 ・・・ローマに対するユダヤ人の反乱→→鎮圧された。
★ AC131年~135年 :第2次ユダヤ戦争 ・・・ローマに対するユダヤ人の反乱→→鎮圧された。
★ AC135年 :ローマ帝国がユダヤ人を追放→→ユダヤ人が離散
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
★ 19世紀~20世紀 :オスマン帝国の領土だったパレスチナにユダヤ人が土地を買って→→移住する様になりました。(シオニズム運動)
★ 1914年~18年 :第一次世界大戦 ・・・敗戦国のオスマン帝国からパレスチナを奪取して、イギリスとフランスが分割統治
★ 1915年 :イギリスがアラブ人と、『フサイン=マクマホン協定』を締結 ・・・パレスチナにアラブ人の居住を認めた。→→中東でアラブが独立
★ 1917年 :イギリスがユダヤ人に、「パレスチナに居住区を与える」と言う書簡を出した。
★ 1939年~45年 :第二次世界大戦
★ 1947年 :国連安保理が『パレスチナ分割』を決議→→土地をアラブ人に『43%』、イスラエル人に『57%』を与える!
★ 1948年 :イスラエル建国
★ 1948年~49年 :第1次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト、レバノン、ヨルダン、シリア
★ 1950年 :ヨルダン川西岸地区をイスラエルが領土に組み入れた。
★ 1960年 :第2次中東戦争 ・・・英・仏・イスラエル連合軍 vs エジプト
★ 1967年 :第3次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト
★ 1972年 :ミュンヘンオリンピック事件 ・・・イスラエルがレバノン攻撃
★ 1973年 :第4次中東戦争 ・・・イスラエル vs エジプト、シリア
★ 1978年 :イスラエルがレバノンのPLOを攻撃
★ 1981年 :イスラエルがイランの原子炉を攻撃
★ 1982年 :イスラエルがレバノンのPLOを攻撃
★ 1987年 :イスラエルの占領地域でアラブ人の民衆蜂起
★ 1988年 :ヨルダンがヨルダン川西岸地区を放棄→→PLOがパレスチナ国を樹立
★ 1991年 :イラクがイスラエルにミサイル攻撃 ・・・イスラエルは反撃し無かった (湾岸戦争の時)
★ 1993年 :オスロ合意 ・・・イスラエルとPLOが和解
★ 2000年 :イスラエルの占領地域でアラブ人の民衆蜂起
★ 2008年~09年 :ガザ紛争 ・・・イスラエル vs ハマス
★ 2016年 :国連安保理が「東エルサレムを含む占領地でのすべての入植活動を迅速かつ完全に中止するよう求める」決議
★ 2018年 :アメリカが大使館をエルサレムに移転→→イスラエルとパレスチナが衝突
★ 2023年10月 :ハマスがイスラエルを攻撃