AI (ええ愛・Atelier Ichien)

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風のように、軽やかに生きる 人の心に灯をともす 5440より 写真はMさんからいただいたプレゼントで...

2023年08月18日 | 
【風のように、軽やかに生きる】5440



五木寛之氏の心に響く言葉より…


中世の宗教家である蓮如(れんにょ)という人の言葉に「人は軽々としたるがよき」というものがあります。

この言葉を知った時、私は思わず救われたような気がしました。

私が若い頃には、「沈黙は金」そのままに、男がペラペラしゃべるなんて軽薄だ、と言われてしまうような風潮がありました。

私は「口から生まれてきたのかい」と友人に笑われてしまうようなおしゃべりでしたから、重厚で無口な人にコンプレックスを抱いていました。


しかしこの言葉に出合い、「今の時代は、価値変動の大転換期であった中世に似ているところがある。そう考えたら『人は軽々としたるがよき』でいいんじゃないか」―――そう思えたのです。

その時から数十年が経った今、この「人は軽々としたるがよき」という言葉が、改めて胸に染み入るような気がしています。

私は「生きる」ということは 「変化の連続、その積み重なりである」とお話ししてきましたが、そのことにもつながっていきます。


「いのち」とは、軽々と自由であるべきなのです。

軽薄だと言われようと、ブレていると言われようとも、思うように生きたらいい。

寒い時には寒いと言い、気に入らない時には文句を言い、納得できなければ納得できないと叫び、悲しい時には大いに悲しみ、笑いたい時には大いに笑えばいいのです。


そのことで周囲に波風が起こったとしても、それは自分にとって必要な波風なのではないでしょうか。

そのことで気づけなかったことに気づき、自分を知ることができる。

また、周囲のことをより深く理解するということもあるでしょう。


そうして私たちは変化し、生きていくのではないかと思います。

限りある人生の中、できることも有限です。

この世にあるたったひとつの「自分」という存在を考えた時、まず何をすべきかは、明白ではないかと思います。


自分のいのちが欲する声をしっかりと聴き、自分らしく精いっぱい生きるということ。

それが、この人生でまず私たちがすべきことなのではないでしょうか。

私は、そうあるためにも、大きな岩のように重々しくそこにあるのではなく、風のように変化しながら、ひとり軽やかに生きていきたい。

そう思うのです。


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『成功者ってまず全員がものごとを軽く考えるし、いつも笑っているよ。

深刻な問題が起きたときでさえ、ゲームで敵を倒すみたく、楽しみながら攻略するんだよね。』(斎藤一人 常識をぶち破れ/PHP)


軽やかに生きるとは、こだわらないこと。

「こうでなければならない」「〇〇すべきだ」「〇〇しなければならない」という思い込みや執着を捨てること。


「行雲流水」という言葉がある。

空を行く雲、流れる水のように、執着することなく、サラリとして生きることだ。

まさに、ものごとに、恬淡(てんたん)として生きること。


風のように、軽やかに生きる人でありたい。






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