
【人を不安にしない話し方】5240
斎藤一人さんの心に響く言葉より…
たとえば「行けたら行きます」というようなあいまいな言い方は、親しい友人同士なら許されても、上司が部下に言ってはいけない。
あいまいな指示を出されると、言われたほうが混乱するでしょ?
それは、かわいそうです。
10人に言って1人が間違えるような話し方をしていると、今度は相手が100人になったとき10人が間違えてしまう。
その人が1000人に影響を与えるような立場になったら、100人が間違えてしまうんです。
だから、ふだんから自分の話し方に気をつけて、1000人に1人でも間違えないような指示の出し方を心がけなきゃいけません。
先日も私のお弟子さんが電話でお店の予約をとるのに、 「今、入れますか?」 と聞いていたので、私が、 「最初から『○○人なんですけど、入れますか?』と聞かなきゃダメだよ」 と教えてあげました。
そうしないと、お店の人が、「何人ですか?」と聞き直さなければならなくなって、手間をとらせてしまいます。
4人だったら入れるけれど、6人だったら入れない場合だってあるんですから、人に手間をとらせるような話し方をしてはいけない。
でもこういうあいまいな指示が会社の中でもたくさんあります。
たとえば部下に、 「今日、社内にいる?」
「います」 という会話だけで終わりにしてしまったら、部下は上司が自分に話があるのかと思って、ずっと待っているかもしれません。
「話があるから、夕方行くね」 という言い方もよくない。
必ず「いい話があるから」と言わないと、部下は夕方まで不安な気持ちで待つことになります。
私の場合、いい話は、たとえ電話でもすぐその場で話すことにしています。
「今日、すごくいい話があるから、夕方詳しく話すけど、それはこういう話だよ」 という具合に。
そうすれば、部下は夕方まで楽しい気持ちですごせます。
楽しい話はすぐに伝えてあげたほうが、幸せが早くやってくるんです。
私のお弟子さんがプレゼントを部下に用意していたことがありました。
私は、 「『あげる』って、今すぐ電話で言ってあげな。早く言われたほうが1秒でも早く 幸せになれるんだから」 と言ってすぐに電話させました。
《いい話は1秒でも早く伝えて、部下を幸せにしてあげる》
『斎藤一人 変な人が書いた人生の哲学』PHP文庫
https://amzn.to/3H6o1Qn
たとえば、部下や知り合いから「ちょっと相談があります」と言われると、少しギクッとする。
言葉のニュアンスがあいまいだから、悪いことを考えてしまって不安になる。
「(部下が)辞める」と言ってくるのか、「(知り合いが)トラブルが起きた」と言ってくるのか、心配になって、相談にくるまでじっとしていられなくなるからだ。
いい話なら「いい話なんですが、ちょっと相談があります」と言ってくれたら気が楽になる。
悪い話は、実は緊急を要する場合が多い。
もし、あまりよくない話なら「少し悪い報告なんですが、すぐにお会いできますか」と、あまり時間をおかない方がいい。
それが一週間後とかになるとその一週間、気になって仕方ないし、その間に事態はどんどん悪化する可能性大だ。
だから、「いい話」か「悪い話」かを先に言うことは大切だ。
そして大事なことは、「いい話は早く、悪い話はさらに早く」を心がけること。
「いい話は1秒でも早く伝えて、部下を幸せにしてあげる」
人を不安にしない話し方を心がけたい。
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たとえば「行けたら行きます」というようなあいまいな言い方は、親しい友人同士なら許されても、上司が部下に言ってはいけない。
あいまいな指示を出されると、言われたほうが混乱するでしょ?
それは、かわいそうです。
10人に言って1人が間違えるような話し方をしていると、今度は相手が100人になったとき10人が間違えてしまう。
その人が1000人に影響を与えるような立場になったら、100人が間違えてしまうんです。
だから、ふだんから自分の話し方に気をつけて、1000人に1人でも間違えないような指示の出し方を心がけなきゃいけません。
先日も私のお弟子さんが電話でお店の予約をとるのに、 「今、入れますか?」 と聞いていたので、私が、 「最初から『○○人なんですけど、入れますか?』と聞かなきゃダメだよ」 と教えてあげました。
そうしないと、お店の人が、「何人ですか?」と聞き直さなければならなくなって、手間をとらせてしまいます。
4人だったら入れるけれど、6人だったら入れない場合だってあるんですから、人に手間をとらせるような話し方をしてはいけない。
でもこういうあいまいな指示が会社の中でもたくさんあります。
たとえば部下に、 「今日、社内にいる?」
「います」 という会話だけで終わりにしてしまったら、部下は上司が自分に話があるのかと思って、ずっと待っているかもしれません。
「話があるから、夕方行くね」 という言い方もよくない。
必ず「いい話があるから」と言わないと、部下は夕方まで不安な気持ちで待つことになります。
私の場合、いい話は、たとえ電話でもすぐその場で話すことにしています。
「今日、すごくいい話があるから、夕方詳しく話すけど、それはこういう話だよ」 という具合に。
そうすれば、部下は夕方まで楽しい気持ちですごせます。
楽しい話はすぐに伝えてあげたほうが、幸せが早くやってくるんです。
私のお弟子さんがプレゼントを部下に用意していたことがありました。
私は、 「『あげる』って、今すぐ電話で言ってあげな。早く言われたほうが1秒でも早く 幸せになれるんだから」 と言ってすぐに電話させました。
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たとえば、部下や知り合いから「ちょっと相談があります」と言われると、少しギクッとする。
言葉のニュアンスがあいまいだから、悪いことを考えてしまって不安になる。
「(部下が)辞める」と言ってくるのか、「(知り合いが)トラブルが起きた」と言ってくるのか、心配になって、相談にくるまでじっとしていられなくなるからだ。
いい話なら「いい話なんですが、ちょっと相談があります」と言ってくれたら気が楽になる。
悪い話は、実は緊急を要する場合が多い。
もし、あまりよくない話なら「少し悪い報告なんですが、すぐにお会いできますか」と、あまり時間をおかない方がいい。
それが一週間後とかになるとその一週間、気になって仕方ないし、その間に事態はどんどん悪化する可能性大だ。
だから、「いい話」か「悪い話」かを先に言うことは大切だ。
そして大事なことは、「いい話は早く、悪い話はさらに早く」を心がけること。
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