- 松永史談会 -

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大正8年における印刷工たちのストライキ

2013年09月15日 | 教養(Culture)

第一次世界大戦の始まる頃は物価高騰、特に紙価の高騰がひびき、雑誌の販売価格の値上げなど出版活動の休止を余儀なくされる事態となった。たとえば富士川游主幹の雑誌「人性」などがそうである。職工たちのストライキや河本亀之助の白樺雑誌からの撤退もそういった外因が影響していたかもしれない。
なお、白樺の販売価格の推移については深萱和男編「『白樺』総目次」がデータを示す。これによると白樺8-9巻限定での販売価格をざっと見たところ、35-70銭、35-85銭なのでそれほど大きな変化は看取できない。
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