高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

小さな村の温かい祭

2011-04-17 21:19:25 | まゆみのつぶやき室
世話になった知りあいに頼まれ、お話会をやる事になった。

我が家から低い山を越えた15分くらいの場所である。

縁結びの神様でもあるという上杉謙信ゆかりの観音堂の春祭りで今回のお話し会が催された。



都会から夫婦でIターンでやってきたという奥様はトールペインティングの先生で、今回は司会者と3人という事だったのでお話会を受けた。



オープニングの太鼓演奏が終わると、公民館の中にゾロゾロと人が入ってきた。

村中の人が集まったんじゃないかと思うほど、老若男女。

他の村のお祭なんて出たことが無いので、この出席率のよさにビックリであった。

所がビックリしたのは、この後からである。

拍手を頂き、話が終わると、長テーブルがさっと出され、次々とお料理が出される。
子供達がついたと言う、きなこ餅のおいしい事。
前に座った、子供達の何て屈託無く素直で可愛い事




お腹が落ち着くと、今年小学校に入った新一年生が紹介された



その後、新婚さんや、新社会人になった方の紹介、はたまた80歳を越えた元気なお年寄り達も紹介され、必ず聞かれるのは「父と母、祖父母の名」で、紹介される度、村人達は首を振ってその家の子を確認するのであった。



お祭といっても、春祭りは獅子舞とかお御輿があるわけではない。

村人が一つ屋根に集まり、節目だった人をみんなで祝い、みんなで作ったご馳走を食べ、厳しい冬を越した村人達の元気な姿と結束を確認しあっているような、そんな温かいお祭であった。

今あるようでない、こんなほのぼのしたお祭に呼んでくれて、とても感極まりました。

素敵な笑顔を持った笹川の人達ありがとう!行って良かった