高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

終わった!

2007-10-29 09:15:32 | まゆみのつぶやき室
10月、26,27,28日斑尾高原芸術祭に参加した。

しかし、雨を連れて来た人がいたようで、26日、27日は肌寒い雨日であった。

そんな日は、見る側にとっても勘弁したいもので、折角のイベントもイマイチの人出
・・・・。

作家も、ペンションも減少気味の中で変わらないのが、このイベントを盛り上げてくれるスタッフ{ペンションのオ~ナ~達}

高原に上がると、まず目につくのが、大きな蔓のリースが道路沿いに掛けられ、芸術祭の文字が目につく。これもみんな手作り。

今回初めてお誘いした千葉の竹井さんを見つけた。
このブログで何度も会話しているので挨拶もスムーズ。伊藤さんは私から遅れてあわてて準備。
いつも、人形の小物などつくってくれているので、今回もその場で粘土など丸めて手作業をしていた。
初めて、自分の作ったものを売る伊藤さんは、何と価格設定の安い事。手の込んだ七つ道具入りの大工セットは1000円。瞬く間に売れてしまった。

毎年、お馴染みさんの顔や、空気やあたたかさが心地いい。

夕方になり、作家の顔合わせも兼ねたパーティが始まった。

山の家という施設でのパーティではペンション毎に手料理を持ち寄り、堅苦しくない作家紹介、太鼓演奏などがある。

最後の最後に竹井さんが紹介されたが、そこに突然・・・・伊藤さんが・・・・「友達の・・・・」と飛び入りしたのには笑ってしまった
確か、今日会ったばかりだよなぁ~。
その後パーティ~を終え、私の会場になっているペンションで二次会。
そこでも、伊藤さんは変装したり、マジックをしたりして盛り上げてくれた。
{こういうキャラだったのね!知らなかった・・・


プロデューサーや友達も加わり、楽しい宴会は続いた。

最終日の28日は天気も良く、紅葉した木々が光に輝いて綺麗だった。
人も次から次からやってきてくれた。

時間の合間を見て、ブログの中でしか見たことの無い竹井さんの作品。色がずっとしっとりとしていて、細かい手作業に目を奪われた。
作品として、どれもすばらしいので、もう少しゆったり飾れれば良いが、何処の会場もペンションの一角。展示用ではないので、それなりに見せていくしかない。

もう一人、今回京都から初めて参加した、知りあいの加藤さん。
アンティークの小物をふんだんに使った、布バック。かんざし、ビーズ、生地、どれをとってもすばらしい手作りバックで、思わず、今買わなきゃ・・・とゲットしてしまった。

そんな、14年続く秋の斑尾高原の3日間のイベントは幕を閉じた。

写真が無くてごめんなさい!

どなたでも参加できるイベントなので、お気軽にどうぞ!

忙しかった、10月のイベントが終わり、11月3日から三重県の四日市市立博物館での一ヶ月以上の作品展に入る。



秋の斑尾

2007-10-23 23:21:09 | まゆみのつぶやき室
17日で、地元長野の展示が終わった。

二回目のこの地元展は前回の8割がた入ればいいんじゃない・・・とプロデューサーは言っていた。

作品も新しい物もあれど、同じものもある。
しかも有料催事・・・・不安はなかったが、二度目のこの地元展で、一体どれくらいの人がまた見に来てくれるだろうと、予想はつかなかった。
しかし、蓋を開けてみれば、前回を上回る人の多さであった。

本当にありがたいことである。
この場を借りて、人形展に来てくださった地元の方々に、心より感謝を申し上げたい。

そんな、地元の作品展に続き、もう何年目だろうか・・・・・これだけは、毎年会社抜きの個人の参加ではあるが、斑尾クラフト展に参加する。

スキー場は年々客の減少により、厳しいものであるが、そのオフシーズンに少しでも賑わいを・・・と始めたいろんなペンションを会場に、リビングや食堂などに個々の作家が作品を並べ、お客さんはペンションの中を見たり、作品を見たりできるのだ。

だんだん作家やペンションさんの参加も減少気味ではあるが、今回このブログを通してお誘いした、墨絵、切り絵、遊印などを手がける章魚庵(竹井}さんや、
いつの頃からか、私の人形の小道具をあれやこれや作って下さる暇なおじさん事(伊藤)さんも参加してくれる。{ちなみに長野展のパンフレットになった、自転車もおじさん作}

みんな頑張っているようだけど、私は徹夜になりそう。
間に合わないよぉ~!


まぁでも、これはそんなに意気込んでもしょうがない。
今はきっと紅葉されていて綺麗だろうな・・・斑尾は。
あそこに行くと、とても気持ちが開放されるので楽しみでもある。

竹井さんに電話を入れた。

毎日、朝晩冷え込むので「冬のコートあった方がいいよ!」と告げた。
返ってきた返事「こっちはTシャツだよ!」って。

あ~  そうかい・・・・・


やりました!

2007-10-16 21:28:48 | まゆみのつぶやき室
長野、東急百貨店での人形展は、すごい人、人、人・・・・。
入場制限する日もあるほど・・・広い会場といえど、ほんとありがたいです。

きてくれた方々の顔や、言葉を聞くのが嬉しくて、そっと、会場を徘徊している作り手でもあります。

しかし、今回思ったのは、何と車椅子の方が多い事か・・・・
その、車椅子の方の小さなおばあさんの目線に立った。

私が書いた、キャプション{言葉}は全然見えないし、目線はまさに展示台のそで・・・。
気になる・・・・・とっても。
だって、そんなに自由に外出できるはずも無い人が、こうして有料の公の場にわざわざ出てきているんだよ・・・・これって。
健常者はいい高さかもしれないけれど・・・・高い!何度か私も主張したが、見せたい高さ・・・と言う物があるようで、その高さの設計になってしまうのは、一般的な物が、意向されてしまう傾向にある。

これから、その辺も踏まえ、今一度、見直さなければと思った今回の地元展である。
後、一日。・・・・一日で終わってしまう。
会場で、何度も泣いている人を見た。    

「また来たの」・・・と言うほど、何度も見た人もいた。
会場に置かれた、感想ノートは書いてくれた文字で盛り上がっている。
地元展は、まさに、自分のこの作品の成長を促してくれた人達の出会いの場所でもあった。

そんな、嬉しい毎日の中で、14日。
一年間練習を重ねてきた『信濃の国コンテスト』の日であった。
朝早くから髪のセット・・・準備・・・バッチリ決めていざ、会場へ。
今年は7チームの参加であった。我がチームAQUA&aquaは二番目の登場。
衣装もチームのよ~こさんのお手製。半肩を出した、黒いユニホーム。
しかしながら、仕掛けがある。
袂のような袖をしまいこんで、アームホールを着け、ダンスの途中で一気に開く。
うまく行った!・・・・・と思う。
自分の事が必死で、12人の可愛い子供たちの事なんて考えていられない。
しかし、何とか、大きな失敗も無く・・・無事踊り終えた22名の踊り子達。

結果が待ちどうしかった。
やれるだけの事はやった気がする。

結果発表・・・・・ドキドキ・・・ドキドキ・・・・

優勝者は・・・の声に皆息をのむ。
AQUA&AQUAの声が・・・・・

歓声が上がる子供も大人も大喜び。
はじけた!

そうです!なんと優勝しちゃいました。
賞金5万、メロン二箱、ビ~ルたくさん、エトセトラ・・・・まぁ~   とにかくたくさんのご褒美を頂いて、満足満足。
それよりも、練習の結果が出せて皆満足の一言。


違う世界だけど、これもやってきてよかっタァ~の至福のひと時でした。


http://sports.geocities.jp/aqua_shinanonokuni/


ふたたび展

2007-10-10 22:31:28 | まゆみのつぶやき室
5日から始まった地元長野での作品展。

知人や友達から綺麗な花が次々届く。その中には家族一同の文字も。
こんなに花に包まれる事はめったに無いので、嬉しさが倍になる。

3連休と言う事もあって、人は次から次からやってくる。

同級生もいる。担任だった先生もいる。以前写真を撮っていてくれたカメラマンも。そして、今までの仕事仲間や近所のおばさんや、見たことのある人も次々と。
みんな満面の笑み・・・・・。

私は、学校でも職場でも目立った存在ではなかったので、一応に「あなたがねぇ~・・・」と皆首を横に振る。
確かに・・・・でも目立っているのは私ではなく人形ですから~。

今回の長野の会場は今までに無く広い会場だ。
増山のおばあちゃんが亡くなって、一緒にやっていたパネル展が無くなったので、その分、人形を大胆に並べた。

以前のように、会場外で何分もイライラして待ってもらうのは、心苦しかったので、今回はそれが回避でき良かった!

とは言ってもマスコミや会場側の宣伝のおかげで、本当に毎日いっぱいだ!
おかげさん・・・・としか言いようが無い。


そんな中、背広をキチッと着た、80歳くらいの男性が、肘を付きながら一つ一つゆっくり作品を見入っていた。
気になり声をかけた。
「おじいさんの目がなみだ目になった」・・・・そして懐かしい・・・とぽつりと言った。
それ以上、話すことが出来なかった。もらい泣きしそうで・・・・
そのおじいさんの事私は何も知らないのに。


会場をぶらぶらとしているとそんな光景が珍しくない。

私の人形は自分の物でなく、見てくれたみんなの物になってきていることを感じずにはいられない今日この頃である。

いよいよ長野展

2007-10-03 09:10:18 | まゆみのつぶやき室
いよいよ二回目の、ながの東急シェルシェでの作品展が始まる。
『故郷からのおくりもの  ふたたび』

今回の見所は、3年間で増えた新しい作品であろうか。
『駅』をテーマにした、プラットホームで待つ人々。
鼻めがねをかけた、おじいさん、おばあさん。
『想い』と題した、百徳着物{百の端裂れをつないで作った産着}を抱きしめる母。
先日放送された、テレビの中で作っていたハーモニカ・・・・など。

新作も増えた為、今回あらためて、作品集もリニューアルし、長野展で始めての販売となる。また、来年のカレンダーもここでしか手に入らないものである。

しかし、そんな大事な時に、少し腰を痛めてしまった。
体を動かす度、ズキンズキンと突き刺すような痛み。

数日前に地区の敬老会で踊った時は何ともなかったのに、急に来た。
風邪熱もからんでいるのだろう。
しかし、大丈夫!

復活力には自信がある。

腰の痛みも、今日は薬のせいもあるが、やわらいでいる。
自己管理が足りないと・・・・いささか反省!


明日は、早めに準備をして、夕方数時間内覧会・・・・と言う名目で、家族や親戚等にゆっくり今まで作ってきたものを見てもらおうと思っている。
同じ家に住んでいても、出来上がるとすぐ、作品会場に送ってしまうので、きっと、たくさんの人形に驚くだろう。


そんな事が出来るのも、地元だからこそ。
好きな事をやらせてくれる家族に少しばかりのお礼になるといいな!