高橋まゆみ・創作人形「まゆみの気まぐれ日記」

農道をかっぽして歩く笑顔のおじいちゃん。姿が見えなくなるまで手を振るおばあちゃん。やさしさはいつもそばにいた。

書き上げました!

2010-03-30 21:37:25 | まゆみのつぶやき室
昨年一年間
地元の新聞社から出版していただけると言う事で、少しずつ自分のこれまでを書いていました。

初めて自分の言葉で自分の今までをひもときながら書いたエッセイ集[人形出会い旅」
先日届いたばかりのほやほやです。

文字も大きく読みやすく、写真も多く出ているので、あっという間に読めてしまう感じでもあるが、きっとこれを読めば知らない私を知って頂けるのではなかろうか。

表紙も人形がいっぱい飾られ賑やかである。

表紙にかけられた帯封の後ろには

[時を忘れて夢中で作り続けた日々。縁や運との出会い。人形を見つめながらお客さんと涙した瞬間など、さまざまな記憶が蘇る。
絵もかけない一人の田舎の主婦が、人形と出会い、作家さんと呼ばれるまでになった。縁あって、嫁いだ長野県 飯山市ー。
2010年4月オープンの人形館を節目とし、自分のこれまでを書き残したいと思った。
・・・・・・思い出箱をひもときながら・・・・・」とまえがきが載せられた。


県内は配本になったと聞いているが、県外は4月半ば頃と言う事です。

一度、人形を作っている私自身にも興味のある方は手にとって欲しいと思っています。


これを書き終えて、突っ走ってきたなぁ~と改めて思いましたよ!

だけど、自分が決めて突き進んできた道。
後悔はありません。







人形館でも売られるが、問い合わせはこちら


信濃毎日新聞社
TEL 026-236-3377

HPはこちら

(二冊以上だと送料無料)だそうです

お近くの書店でも取り寄せ可能との事。

この本を書けたのも、このブログのお陰かもしれない。
コツコツと書いてきたから、文字離れは無かったからね。
役に立ってます









人形館竣工式

2010-03-24 07:17:23 | まゆみのつぶやき室
23日、一年間かけて作られてきた、寺町交流間(高橋まゆみ人形館)の竣工式であった。

地元の議員さんや、建築関係の方々、そして、地元の役員さんなどが集まり式は進められた。




こげ茶の木目を生かした温かみのある建物は、延べ床面積375.54㎡
一階建ての大屋根の建物である。

中に入ると



喫茶コーナーは、大きな太い梁の天井に、気泡が入ったようなアンティーク調の風格ある窓。そして職人さんが作ったと言うどっしりとした机と椅子が置かれた。(今回は式典をしたため机はどかされていた)




喫茶コーナーから廊下を挟み奥の展示場まで見渡す事が出来る。


所々に古材が使われとてもしっとりとマッチしている。

建物が立つ前は、公園であったが、その公園の地ならしをする際、出て来た沢山の敷石は雁木通リから入る道筋に敷かれ、再利用となったが、こうして使われなくなったものも生かされ、初めて見られる方々も「いいねぇ~!良く出来てるねぇ~!」と口々にされていた。





こんな遊び心のある看板も私のお気に入りである。


今冬降った大雪に一時は作業より雪降しに時間を費やしたり、私の一存で大ガラスのサイズを変更してもらったり、棚を加えてもらったりもしたが、建物に携わってくださった設計士や建築関係の方を始め、それぞれの皆さんの「いい物を作りたい!」が結晶になった建物だとおもっています。
心より、感謝と労いを申し上げます。


あとひと月で、オープンする人形館

ここで、どんな人と出会い、どんな人形達が新たに生まれるのだろうか・・・・。

新しい挑戦でもある。

最後の名古屋

2010-03-11 22:34:23 | まゆみのつぶやき室
終わっちゃいました・・・・・・

たった今、名古屋から帰ってきたところです。
家族はもう寝静まっています。

疲れているけど、今書かないと、気持ちが書けないような気がして。

7年間、95箇所もの全国を廻ってきた人形達の旅がこれで終わるのかと思うと、感慨深いものがありました。

最後になってしまうけど、一番お世話になった、思い出を一杯くれたプロデューサーの畑田氏が風邪で来られ無かったので、とても残念でした。

でも、今回はそんな畑田さんの変わりに、今まで影日向となってこのイベントを支えてくれてきた映画会社の東映さんの3人が初日居て下さった。


前日NHKの生放送、さらさらサラダに出演した為、開館すると同時に会場は賑わいを見せた。

名古屋の人はストレート

二度のサイン会でも、ほとんどの人が声をかけてくる。
会場でも、何人もの人が目頭を抑え、見入っている人がいる。

最後の最後に来て、何て幸せな作家なんだろうと思えた。


自信とか、作家冥利に尽きるとかそんな感情ではなかった。
素直に、自分の作品の前で泣いてくれる人がいると言う実感。
いい物に出会えたと言って、手をにぎってくれる人がいると言う実感。

只々嬉しくて、ありがたくて・・・・・・・。


私に「あなたはこのままでいい。このままの作品を作って欲しい」と訴えられた気がした。

最後になるので、花道を飾るようにスタンド花を頂いたが、二度目のサイン会の最後に豪華な切り花を手渡しされた。


こんなのもらったこと無いよ!やめてよ・・・・・・

まだ、お客さんが目の前にいるのに、涙が止まらなくなってしまった。

私は本当に幸せ者だと思います。
沢山の人に関わってもらってここまで来れたから今の自分があるのに。本当に感慨深い一区切りが出来た事に感謝一杯です。


人形に出会えて良かった
そして、みんなに出会えて良かった。

7年間あっという間だったけど、私にとってはかけがえの無い大きな7年間でした。
・・・・・・・ありがとう・・・・・・


                まゆみ

三月ひいなの祭と最後の名古屋

2010-03-08 07:47:59 | まゆみのつぶやき室
雪解けのぽっかり空いた隙間から、ふきのとうが芽を出し始めました。
早速、2~3個でも細かく刻んで、味噌とお砂糖で炒めて蕗味噌の朝食
春はおいしい!

いよいよ三月






6日は、電鉄沿線の各地域でのひな祭りイベントを行なっているが、雛祭のリレーを繋ぐ作品を作り、セレモニーに参加した。

小雨降る寒い陽気であったが、今回は小布施でのオープニング。
このイベントは、有志が立ち上げた物。予算など無い中でそれぞれの地区の役員さんが頑張ってくれて、私が参加してから6年目。


色々なお雛様を手掛ける中で、一番楽しんできたのは私かもしれない。
今年はうっかりして、福助、お福ちゃんのお雛様を作ったのに、写真に収めるのを忘れてしまいました。3月3日~9日(小布施)10~16日(須坂)17日~23日(山ノ内)24日~29日(松代)30日~4月4日(中野)4月4日までですので、近くにおいでの祭は、各地域のお雛様めぐりをされて下さい。

そんなセレモニーには、廃線となった飯山市の参加は出来ないが、人形館がオープン間近かと言う事で、スタッフがサンドイッチマンになって、宣伝をしてくれた姿には、頭が下がる想いであった。ありがとう。井田さん、うすいさん

ひな祭りを後に、いよいよ全国巡回展の最後の人形展は、名古屋松坂屋で3月11日~22日まで開催されます。

最後となる開催は感慨深いものがあります。

人形を作っていなかったら、全国の人と知り合う事も無く、人形も自分も止まっていたかも知れない。
それを高め成長させてくれた、プロデューサーの畑田さん。そして会場作りや裏方で頑張ってくれた、あきおくん、剛ちゃん。人形展に関わってくれたスタッフや会場の方々。キャプションや小道具で手を貸してくれた伊藤さん二人。そして人形に会いに来てくださったたくさんのお客さん。最後に何も言わず、仕事に出させてくれた家族に、心より深い感謝でいっぱいです。

今まで培って来た物を、これからも大事に大切に育んで参ります。


・・・・・・・ありがとう!・・・・・・・・・


               まゆみ




花かんざし