京都でよりみち@東福寺。
紅葉ではないんですが、大阪から東京への帰り道、ちょっとよりみち、となった時、混雑を避けてサクッといけそうな東福寺。参拝客も観光客も少なくて良いよりみちとなりました。
紅葉以外で来たのは初めて。東福寺といえば紅葉🍁というイメージですが、京都五山の一つでもある禅寺です。歴史は13世紀半ばにさかのぼりますが、1881年までをとっても消失、再建、消失、再建を繰り返しています。京都五山だった時に比べて規模が縮小したものの、今での25の塔頭持院からなる大きなお寺さん。
こちらは方丈でみられるお庭のひとつ、北斗七星の東庭。お庭が小宇宙なんてすごい。
全国通訳案内士の仕事は、シーズンともなればほぼ家にはおりません。パートナー氏も然り、プロジェクトは世界に散らばりますので、プロジェクトの場所や進捗によって世界の各地を飛び回っています。というわけで、たまたまタイミングが合えば、短期間でも小旅行をするようにしています。
臥雲橋を渡って行きまする。
臥雲橋の向こうに通天橋。想像してみてください、ここが、秋には真っ赤になるのですねー🍁🍁
1347年再建。14世紀。修行の場ですね。現存する最古の禅堂。重要文化財。
こちらも現存する日本最古の山門、1425年。堂々と、国宝なり。
梅の季節でありました。
重文の浴室の隣にあるのは、東福寺の鎮守社、五社成就宮。
石清水八幡、賀茂、稲荷、春日、日吉の五社を祀っているのだそうです。
なんと、途中にあるのは、1343年建立の十三重石塔。700年近く前の!?こちらは天狗をお祭りしています。その脇の祠は鞍馬の天狗にまつわるもの👺。
階段を下りながら国宝の山門にうっとり。
ちなみにこちらが重文の浴室。もちろん当時はサウナ形式。
さて、本日のお目当てはこの方丈。鎌倉期のお庭の現代風アレンジ、重森三玲作庭の八相の庭が見どころ。
南庭から。
手前の山は五山を模しているそうです。
さつきの時期にはさぞかし美しいだろうな、西庭。
石と苔との幾何学模様の北庭。
うちのベランダにもこういうのやりたい!(むり)
これが有名な通天橋。紅葉の時にはこんなん、すげー。
今は冬。
通天橋の向こうには常楽庵開山堂。こちらも重文。お庭がまたステキ。2階建ての部分は、伝衣閣といい、金閣、銀閣などと並ぶ、京の五閣のひとつなんですね〜。
三聖寺愛染堂。1934年室戸台風のあとこの場に移されたそうですが、南北朝時代の八角円堂。愛染明王をお祀りしています。
京都駅のロッカーに荷物を放り込み、JRで一駅。充実のよりみちでした。帰りは東福寺駅近くの定食屋さんで普通に定食のランチ。
そして、京都から新幹線に飛び乗り東京へ。仕事の合間にちょっとした癒し。明日からまた頑張れそうです。
写真が趣味のパートナー氏もいい写真がたくさん撮れたようです!
ところで、新幹線のデザート類って充実してません?
以前のアソートクッキーの方が好きでしたが、このラズベリー入りチョコのフィナンシェもなかなかどうして。
おしまい
おしまい