前回に引き続きまたボンネットの話です。顔を包むように前に突き出したブリムがボンネットの特徴というイメージが強いのですが19世紀も終わりに近付くにつれて全体が小さくなって頭のてっぺんに乗っかったようなデザインになってきました。パラソルが流行したのでボンネットで顔を隠すようにしなくても日焼けしなくなったからなんて言うのも理由の一つ。(小さいボンネットのせいでパラソルが流行したの?)
(左)ロートレックの1892年のポスター(右)1871年のフランスの雑誌から
19世紀の産業革命から女性の生活スタイルもずいぶんと変わったらしく淑女的なボンネットから少しばかり活動的なデザインのボンネットが好まれるようになったのでしょう。
(左)1センチ幅ほどのシルクのレースとシルクサテンで作られた造花がトリミング(右)トップの部分は薄く裂いた経木のような素材を編み込んで作られた物を土台にしている。
(左)ロートレックの1892年のポスター(右)1871年のフランスの雑誌から
19世紀の産業革命から女性の生活スタイルもずいぶんと変わったらしく淑女的なボンネットから少しばかり活動的なデザインのボンネットが好まれるようになったのでしょう。
(左)1センチ幅ほどのシルクのレースとシルクサテンで作られた造花がトリミング(右)トップの部分は薄く裂いた経木のような素材を編み込んで作られた物を土台にしている。