McCoy's Country Store ■ blog

横浜本牧の小さな小さなアメリカン・アンティーク雑貨屋ののんきな日々・・

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● 帽子の話 vol.3 西部劇の帽子

2010-07-13 13:31:37 | ● 帽子の話
ボンネットは終わってやっと帽子の出番です。1890年頃からボンネットよりも帽子が好まれる時代になってゆきます。上の写真のような帽子を西部劇に出てくる女性が被っているのを見た事があるでしょう。リボンとか羽根がたくさん付いたクラウンの浅い帽子。これを水平に頭にのせてハットピンで留めていたのです。

(左)1895年のフランスの帽子屋さん (右)オクラホマの田舎町の洋服屋と仕立て屋(帽子もありと看板に書かれている)
ヨーロッパ、アメリカの大きな町のファッショナブルな通りには何軒もの帽子屋さんがあったそうです。帽子が日常生活の必需品だったこのころ、帽子は適当に買うというものではなくじっくりと吟味して買われるもので専門家のアドバイスが重要だったらしい。左の女性の帽子の白い羽根に注目。
看護婦、タイプライター、デパートの売り子など職業に就く女性の人口が増えるにれててファッションは特権階級だけのものでなくなってきたのも帽子屋さんが流行った理由の一つ。




上の左は一番上の写真の帽子の内側。クラウンの内側には布の裏地を付けるのが一般的だった。この帽子は濃い緑色のベルベットに同じく深紅のベルベットのリボンと黒いオーストリッチのトリミングが施されています。いろいろな種類の鳥の羽根が使われたようですがオーストリッチが一番人気だった。後に禁止になったけれど極楽鳥の羽根も使われたらしいです。


これがハットピン。

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