「Head Vase」の直訳は「あたま花瓶」だ。という事ならば落語の「あたま山」を思い出さずにはいられない。こんな話。。。
あるケチな男がお花見で出かけたけど飲みも食べもせずにいた。でもあんまりおなかがすいたから落ちていた桜の枝に付いていたサクランボをたべてしまった。次の朝、起きたら頭から芽がでていてみるみると大木になって、なんと大勢の人がお花見に来るではないか。うっとうしいから頭に生えたこの木を抜いてしまったら今度は池になったので、これまた大勢の人が釣りをしに来てどんちゃん騒ぎ。このケチな男は嫌気がさして自分のあたまの池にドボーンと飛び込んでしまったというなんともシュールなお話。
この美女たちのあたまも釣りはできないけれどぽっかりと穴が開いている。アメリカで1940年代から1960年代にかけて花瓶やプランターとして愛されて来たのだ。
ヘッドベースは帽子を被っているデザインのものが多く、お花を活けると一気に華やかに変身。この2点はカリフォルニアで活躍したベティー・ルー・ニコラスさんの作品。戦後は日本製の物に押されてしまったけれどアメリカにもヘッドベースを作る多くの窯元があった。
ヘッドベースのデザイナーは当時のファッションをお手本にしていたという事なので、コレクターはヘアスタイルやお化粧方法やアクセサリーでだいたいの製造年月日は判るらしい。私には帽子のデザインも大事な手がかり。
*こちらからもっとたくさんのヘッドベースがみられます*
*今日のOMAKE*
*OMAKEにいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)が登場よ。探してね*
*いつも応援ありがとうございます*
にほんブログ村
人気ブログランキングへ