オレンジ、卵、肉、チーズにパンが紙袋に入って葡萄酒も付いている駅弁のイラストは昭和3年に出版された近藤浩一路著「異國膝栗毛」の中の挿絵から。まだ夏の大掃除を毎日ノソノソとやっている中、この本はきのう何十年ぶりかで手にした祖父の蔵書だ。
近藤浩一路は日本画家であり漫画家でもあった人で、藤田嗣治とは東京美術学校からの友達だったとか。パリで再会したおかっぱ頭の藤田嗣治の挿絵もあった。「異國膝栗毛」は1922年の画家仲間3人との洋行を楽しい挿絵入りで紹介した本で現代ユウモア全集刊行會から出ている。洋服洋食洋行が珍しかった時代ならではの珍道中が楽しい本だ。
これは祖父が昭和5年のお正月のようすを後に色紙に描いたもので、リボンを付けた女の子は私の母というわけだ。色紙の裏にはこの時代はまだ「洋服をきるもの少なくキモノに日本髪が多かった」と書かれてある。
*今日のOMAKE*
*OMAKEはいつも店長犬サラ(フレンチブルドッグ)のイラストよ。探してね*
*いつも応援ありがとうございます*
にほんブログ村
人気ブログランキングへ