今では輪になっているエリマキのことをスヌードと呼んでいるけれど、歴史を紐解くと、ネット状のヘアバンドのこと。この帽子はアメリカ製で戦前の1940年代のもの。
坂崎重盛著の「絵のある」岩波文庫への招待を見ていて見つけた挿絵。永井荷風の「断腸亭日乗」に1940年8月の日記の中に書かれていたもの。「ちらし髪に網をかけて包む異形舌平目の如しリボンにてしばるものもあり。」
アメリカでも同じ時期にこのようなネットが流行っていたのを知っているので、これを見て私はびっくり!戦時中は戦争に行ってしまった男性に変わって女性が工場で働くようになったのはアメリカも日本も同じで、機械に髪が巻き込まれないようにネットを被る必要があったのでしょう。どうせ被るならば少しはおしゃれ心を満たしてくれる方がいいでしょうというのでリボンなども付けていたのでしょう。
ここからが日本とアメリカと違うところ。これは全体のシルエットは髪をすっぽり包むスヌードだけれどネットではなく柔らかいレーヨン生地に金色のリベットが装飾されている。これはもちろん工場では被られてはいなかったでしょう。ね?
これはもっと手が込んでいる。ジャージーを三つ編みにしたものが縁にトリミングされていてゴージャズ。あのリリー・ダッシェさんのデザインだもの。1941年製作。一番上の写真の、ベレーの後部にネットが取り付けられているデザインは今日でもいけそうじゃないですか?
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