＊McCoy's Country Store＊＊
人物の横顔のシルエット画は１９世紀には人気があったらしい。その後、日常生活の一場面が影絵として描かれるようになって、１９２７年に出版された本の挿絵としてこんなエレガントなものが登場している。
主婦向けのお菓子の作り方の本と挿絵のシルエット画。
１９１９年の日付が入ったポストカード。
（左）ロマンチックなイメージの小物入れ。（右）ブーと少年。
日本には寄席での芸として「切り紙」があるけれど、ヨーロッパのシルエット画はロマンチックなことがらをモチーフにしていることが多いと感じるのは思い込みなのかな。。
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copyright(c)2010-2015McCoy's Country Store
パソコンが修理から戻ってきたら、隠れていた昔の写真が手軽に見られるようになったので、写真にまつわる昔話と、「カントリーファン」に掲載された記事も一部そのままでご覧になってね。ロングビーチアンティークマーケットな家から近かったので２００６年３月から１年ほどディーラーとして出店していたのです。
＊＊とにかく広い！＊＊
「わぁ〜、これだけ見てきたのにまだまだお店が続いているのね〜。」というのが初めて来た時の印象でした。とにかく広いのです。スタジアムの外側の駐車場が会場なので野球場二つ分はたっぷりありそうなところに８００ものディーラーさんが入ります。朝は５時半のスタート。ディーラーさんとお客さんは入り口は別ですが同時に入場です。
５時半から６時半までの入場客は「早朝入場」として入場料は１２ドルとそれ以降の一般入場の２倍のお値段です。早起き鳥さんたちは懐中電灯を片手に、まだ開店準備中のディーラーさんの開けかけた箱の中とか車の中までも覗き込んだり、獲物にありつこうと忙しそうです。
こういうプロの人達が引き上げていってもまだまだ私たちには素敵なものが充分に残されているので慌てなくても大丈夫。おすすめの時間帯は８時から１２時でしょうか。気の早いディーラーさんは１時すぎには店じまいを始める人もいるし、日差しが強くなるとそれだけでも疲れてしまいますのでお昼までには引き上げた方が良さそうですよ。
アンティークマーケットと言っても売られているのは１９２０年代から１９６０年代のコレクタブルが中心で、ガラス、キッチン用品、食器、本、ドール、おもちゃ、アクセサリー、家具、ランプや古着などあらゆるものがおもちゃ箱をひっくり返したように私たちを待っています。
例えば１２月に出店した時の私のご近所さんは、右にミリアム・ハスケル、WEISSを含めたビンテージアクセサリー、左はめずらしいアメジスト色のBall Masson Jarや色とりどりのガラス瓶、前には１９３０年代のオハイオアートのおもちゃのバケツなどのTin Toy、後ろは家具屋さんでした。看板犬のソフィーを連れてきていたこの家具屋さんはメキシコ人の女性二人で、大きなトラックでやってきて家具の上げ下ろしまで二人でやっていたのにはびっくりしました。お昼時には売り物のテーブルに大きなランチを広げてソフィーとゆったりとランチを取っていたのはお国柄でしょうか。
ロングビーチアンティークマーケットは毎月第三日曜日に開催されます。ここはアメリカのフリーマーケットベスト１０には必ずリストされるほどで、ディスカウントプライスという定評があるそうです。私でもたまに「安いっ！」と感心するものに巡り合えるので、まして日本からの方にはビックリするお値段だと思います。
＊上の車は懐かしいホンダのエレメント。これに荷物を積んで会場に入ったら、車の前に荷物を広げて即、商売を始めるのだ！＊
＊OMAKE＊
＊OMAKEにいつもフレンチブルドッグのサラ店長がイラストで登場よ＊
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暑苦しい夏の夜には、明かりを消して小さな照明だけで過ごすというのも一つの手。ふちがレースのようになっているお皿を壁に掛けて手前にランプを置くと、レースが壁にうきあがって幻想的よ。
キャンドルだと影が弱いけれど、キャンドルが揺らめくと壁の影も揺らめいて面白いでしょう。でも火には注意してね。
アンティークショウに行くとよく目にする白いミルクグラス。でも本当はピンクやブルー、黄色や茶色など色つきのミルクグラスもあるのだ！。歴史は古く、１６世紀のベニスから。ミルクグラスと呼ばれるようになったのは近年の事で、かつてはopal glassと呼ばれていたとか。ガラスを不透明にするために魚の骨などの乳化剤を入れたのでそのように呼ばれている。白いガラスも光をあてるとオレンジ色が透けて見える。
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ポストカードでは時々紹介してきた"Twelvetrees"さん。今回は額に入ったイラストで、三輪車を取られてしまった赤ちゃんがブーを追っかけているという図。額縁はオリジナルで絵によくマッチしているでしょ。
最近売れてしまった（売るのが商売よ！）同じシリーズのもの。哺乳瓶のミルクを飲んでしまって怒られているブーだけど、目がユーモラス。
シールビーチに住んでいた頃にはキッチンに飾っていたのだ。
＊TWELVETREESさんは１９２０年代前後に活躍したアメリカのイラストレーター＊
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鏡はできるものなら見たくないような、でも見なくちゃとんでもないことになってしまうという身だしなみには欠かせないもの。お部屋に一つは欲しいですよね。
鏡の前に小さなランプを置いてみたけれど本当はキャンドルを置きたいところ。
アメリカの「LIVING」という雑誌から。２００３年の９月号。（左）壁一面に鏡があると部屋が大きく見えると書いてある。かつてリビングルームの一方がガラス張りになっている家に住んだことがあるけれど、狭い部屋でも広く見えたことは確かだし、自分の立ち振る舞いが見えるから姿勢も良くなっていたと今になって思う。
鏡なしの額縁の向こうに「鏡の国のアリス」
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