奥能登珠洲市で開催中の芸術祭に行ってきました。そもそも、遠くの能登まで行こうと思ったのは、塩田千春さんの作品があったからですが、能登の里山や海岸を巡る旅は、想像以上に楽しいものでした。海の風景と山の風景、それぞれにあった作品が展示されているのも、地の利を生かした素晴らしさを感じました。屋内展示の場所では、木造校舎の建物のような風情のあるところはなかったのですが、一つだけとても印象に残った作品がありました。それは、劇場で上演されるアートでした。なので、写真にはないのですが、廃館になった映画館の、かつて客席があった部分にセットが組み上げられ、そして光が当てられたり、珪藻が降り注がれたり、、素晴らしい作品でした。銭湯の中に作られた作品や、海を借景とした作品なども、印象に残りました。また、廃線になった、のと鉄道を生かした作品も多数ありました。