どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2648

2020-04-07 19:32:31 | 時間の無駄
ドイツの取り組みは素晴らしい。「生命維持に必要不可欠な存在」として、個人事業主が大半であるアーティストが約105万円の支援を受けられる制度を発出した(助成金とローンの割合は不明)。一芸を磨き糧にしてきた人々は心強いであろうと考えると同時に、ドイツ政府は厄介なもんに首を突っ込んだと懸念している。何をしたらアーティストなのか。何がアートなのか。その定義をしなくてはならない。原則的には「それで生計を立てて納税している人」であろう。しかしストリートミュージシャンが投げ銭を仕訳日記帳に記録しているとは思えない。ドイツだからマメな人が居る可能性は否定出来ないが、面倒なのでここでは無視する。パフォーマンスへのお礼がジャガイモやソーセージやビールだったらどうするのか。そもそも価値財の移転が伴わなければ、それはアートと呼べないのか。毎日四百字を無作為に羅列する日本の自称アーティストは、深く憂慮しているのである。