所詮は民・民の話だ。IT政策担当大臣、ナイスな煽りである。これを受けて一部IT企業では通常業務や一般的な契約での押捺を全廃する動きを見せている。ハンコの為に命懸けで出社しなくてはならない人が少なくなるなら、社会全体としても望ましい方向であろう。役所の届出は電子化が進んでいるからそう云う問題は起きないらしいので、後はそれを私達でも使える様にしてもらえれば、IT政策担当として立派な仕事を成し遂げたと後世に語り継がれるであろう。個人的には儀礼やお飾りとしてのハンコまでは否定しない。捺したいだけペタペタ捺せばよい。その代わり、日常まず使う機会が無い割には人生の節目に無いとどうしようもなくなる、実印制度を廃止して欲しい。本人が登録したその実印が本物である証明を役所から取り寄せると云う循環参照も、ITを使えば一発解決だろう。マイナンバーカードにはそれに準ずるものが既に入っている。所詮は官の覚悟の話なのである。