メタバースの適切な訳語は何か。四文字程度に収まれば望ましい。そんな呟きに様々な意見が寄せられており、大変興味深かった。投稿者はメタバースを「アバターとアセットが移し替え可能な複数の開かれたVRプラットフォーム」と定義しており、少々話がややこしいが、要するにあっちの世界の分身と持ち物は好きな所に移動出来る様にして欲しいと云う事らしい。囲い込もうとするテック企業が応じるかは分からないし、NFTの影もちらつくのだが、そこは本筋ではない。問題はメタでありバースである。形而上世界と云う官僚風逐語訳も嫌いでは無いが、一工夫欲しい。有り体に言ってしまえばメタバースで何がしたいかである。「こんな事いいな、出来たらいいな」と想像するアレコレを疑似体験する場だと私は思う(健全な意味合いを含む)。直球に「ひみつ空間」でも良いし、「夢想幻郷」と云う中二病臭さも捨て難いのだが、メタバースが誤解されそうな気もするのである。