今年はロボットアニメが豊作だったらしい。そのいちいちを視聴していないのはヲタクとしては怠惰の極みであるが、あらすじで「あーなるほどね、完全に理解した」状態になってしまい、ロボの造形が好みかどうかに興味が移ってしまうのである。後は数年寝かせて、これらの作品のどれが化けるかにも興味が有る。本放送時には不人気だったが、終了後に評判が上がって不朽のコンテンツになったのがガンダムやエヴァである(ロボアニメではないがヤマトも含まれる)。考えてみれば、それら先行する大作と同じ土俵に乗ってぶつからなくてはならないのだから難儀である。特にガンダムはXだのWだの派生が量産された事に業を煮やし、冨野氏が「ガンダム世界の終末」として∀を発表したら、今度はそれに至る世界線を深掘りする様になって下手な戦記よりも精緻な歴史年表が編纂される様になってしまった。新規参入組はつくづく大変だとボトムズマニアは同情するのである。