産卵箱の抱卵中の鶏は卵を抱えるのが大好き。
最初7個抱えていたのに今では20個以上抱えている。
おかげで抱卵中の卵も新しい卵もまるでわけがわからない。
それでとうとう大きなカゴに鶏を移した。
もうそろそろひよこも生まれる頃なので・・・
夕方、鶏小屋にはいるとピヨピヨと鳴き声がする。
これは雌鳥の声ではない。
まして雄鶏では絶対にない。
もしや・・・
ピヨピヨ、ピヨピヨ・・・
でもどこにも姿が見えない。
そっと抱卵中の鶏をどかすと1個だけ卵が少し割れている。
ピヨピヨ、ピヨピヨ、ピヨピヨ、ピヨピヨ!
ヒヨコが卵から出ようとしているのだ。
親鳥も殻を割るのを手伝っている。
それでただ見ていようと思ったけど、つい手伝ってしまった。
まもなくヒヨコが殻から出てきた!
ピヨピヨ、ピヨピヨ、ピヨピヨ、ピヨピヨ・・・・
仔山羊みたいにすぐ歩き回るかな、と思ったけどなかなか親のそばを離れない。
すぐ親の羽の中にもぐりこむ。
それで前ひよこがきた時は夜はペットボトルで暖房したけど、こんどはその必要はなさそうだ。
こうしてわが家のヒヨコ第一号が生まれた。
ちょうど3週間、21日目のことだった。
ところで、次はなかなか生まれない。
後は確認しないままで一日が終わった。
朝になったら何羽になっているのだろうか?