ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

古民家

2006年07月13日 20時57分32秒 | 田舎暮らし
近くの古民家がまたひとつ消えた。
重機に押しつぶされて消えていった。
そしてあとには新しいありふれた家が建つのだろう。

もう古民家を守るのは都会からきた田舎暮らし派しかいないのだろうか?
地元の人は壊すことしか知らないようだ。
そしてその価値に気づくことなく100年以上も寿命のある古民家をつぶし
高い金をかけてせいぜい40~50年の寿命しかない家を建てる・・・。

どうしてリフォームして使わないのだろうう?
新築するよりもずっと安くでできるのに。
何世代にも渡って使われてきた家、
その思い出いっぱいの家を取り壊されたとき。
売った人の気持ちはどうだっただろう?
あの立派なハリや格子戸や民具はどうなったのだろう?

この家は田舎暮らししたい人に何人か紹介した。
みんな気に入ってたけど、決まらなかった。
いざとなるとなかなか決断はできないものだ。
もっといいものはないかとほかを探したい気持ちはよくわかる。
でも断る決断さえできないんだったら買う決断はもっとできないよ。
返事をいつまでも待っている売主の気持ちも考えてね。

この村にも田舎暮らし派の人がもっと移住してきたらいいなと思っていた。
そしたらもっと村が変わるだろう。
新しい人がどんどん入ってこないと村は停滞するばかりだ。
それで、売り物件の情報があると田舎暮らし派の人に紹介するようにしていた。
でも果たしてそれがよかったかどうか・・・。
よく知っている人を紹介するなら別だけどそうでない人にまで紹介して、
もし村の人とうまくやっていけなかったらどうだろう・・・。
結局人の紹介を当てにするのでなく、自分で探して自分で決断するしかないだろうな。
もう紹介するのはやめようと思う。
コメント (5)
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