ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

美化語調査

2006年07月29日 06時06分08秒 | 雑感
文化庁の美化語調査なるものが発表された。
(ほかにやることないの?)

美化語?・・・どうやら名詞に「お」をつけることらしい。
お菓子~これはこれだけですでに名詞。和菓子、駄菓子、菓子パンなどには「お」はつけない。単独で「菓子」と使われることはもうほとんどない。

お酒 ~56.9%の人が使うとか・・・これは不思議。お酒というとカン酒のイメージ。冷酒はやっぱり「サケ」といいたい。
「酒だ!、酒だ!、酒がねぇぞ!!」を「お酒だ、お酒だ、お酒がないよ」ではどうにもしまらないし、酔いもさめてしまいそう。

お米 ~56.1%の人が「お」をつけるとか。百姓としてはこれでもまだ不満だ。もっとたくさんの人が「お米」と、いやそれよりも「お米様」と呼んでほしい。

お茶碗~45.6%。これはほとんど女性に違いない。でもこれはいかがなものだろう?茶碗酒をお茶碗酒というのは・・・。でも茶だったら誰でも「お」をつける。

おビール~1.6%。これはおかしい。いったいどんな調査をしたのだろう?調査対象が極めて偏っていると思わざるを得ない。
飲み屋に行くと
「ねぇ、お酒にする、おビールにする?」
「そやなぁ、まずビールにするか」
これくらいありふれた会話はない。
もっと公平に調査してほしい。
蛇足ながら発泡酒にはもちろん「お」をつけてはいけない。
「ねぇ、お発泡酒にする?お第3のビールにする?」
これではどんなに酔ってても、かなり馬鹿にされてることに気づくだろう。

そういえば焼酎にも「お」はつけない。ウイスキーにもワインにもウォッカにも。これは、考えてみるとかなり酒を馬鹿にしているのではないだろうか?
酒のみとしては、もっとみんな酒に敬意を払ってもらいたいと思う。
そこでこれからは酒にすべて「お」をつけることにしよう。
「お酒、おビール、お焼酎、おワイン、おウォッカ、おウイスキー」
これがちゃんといえたら、少なくともまだ酔っ払ってはいないことがわかるだろう。
交通取締りでの飲酒運転の検査にも使えるだろうが、それだけは勘弁してほしい。
コメント (2)
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