ひょうごの在来種保存会のイベント「伝統野菜と共に過ごす」に行ってきた。
これは在来種の野菜を中心とした食事会と話。今回は3回目。
神戸の西神オリエンタルホテルで行われた。
神戸の西神オリエンタルホテルは2年前に日本有機農業研究会の種取クラブで行った所。そのときの兵庫の伝統野菜中心の食事がとてもよかったので、今回も参加したのだった。
今回は時期的に野菜の種類が2年前のときほど多くはなかったけど、素材の味を美味く生かした料理に大満足!
*スーパーではわからないけど、今、露地栽培では春野菜と夏野菜と端境期なのだ。
2年前のときと同様バイキング形式だった。
バイキングとなるとついつい、周りの人間がみな敵のように思えて「うぬ、遅れをとってなるものか!」とばかり、食べることよりも獲物をとることに集中する。そしてテーブルに戻ると周りの人間の皿をちらちらと見て、「勝った」とか「いかん!負けた!!」とか思ってしまう。そしてともかくも席に落ち着き食べてると、隣の人間が早くも次の獲物をとりにいく。
「しまった、遅れをとった!!」。大急ぎで食べて、あわてて次の獲物を狙いに行く。
バイキングは忙しい。
そしてあらかた食べ終わり、デザートも食べたところでようやく余裕も出来てくる。残り少なくなった料理のテーブルを見渡し、そして「うんうん、これは征服したな」とか「おや、こいつ、まだここにいたのか」とか思いながら見てるとまだ食べてないものがあるのに気づく。しかしここはもうすっかりおおらかな気分になっているので「うむ、今回は見逃してやろう」と思う。
もうすっかり戦に勝った大将の気分だ。
というわけで、気づいたら料理もほとんどなくなり、料理の写真を撮ることは出来なかった。(写真はメニューだけで我慢してくださいね)
そういうわけで今回は残念ながら伝統野菜の種類はあまり多くはなかった。
・大市茄子
・オランダトマト
・宍粟三尺キュウリ
・播磨王ニンニク
・八ちゃんナス
それに国産大豆を使ったこだわりの豆腐。
これらの材料をうまく使った料理と、後は魚類で苦心して品数を増やしたようだ。
天婦羅とグラタンが美味かった。
*もう少し早かったら我が家のオランダマメを出せたのだけど・・・。
なお最後に何か話せと指名されて、さすがに慌てた。
田舎暮らしのことや循環型農業のことなどいいかげんなことをしゃべってお茶を濁したけど、このいいかげんな話に興味を持った人もわりといてびっくりした。
なお今回の西神オリエンタルホテルの料理長による「オーガニック野菜でたのしむランチタイム」というイベントが9月27日の同じホテルで開かれるので、お近くの人もそうでない人も、興味のある人もそうでない人も、参加してみてくださいね。