100円ショップでふと見かけた山頭火。
100円分の躊躇の後買うことにした。
山頭火は100均に少しも違和感を感じなかったから。
山頭火の句集はしみじみ、とか、思わずにやり、とか、何これ?、とか、・・・いろんな句が一杯。
「まっすぐな道でさみしい」など、何これ?、の代表作みたいなものだろう。
いったいこれのどこがいいのだろう?
山頭火は自薦の句集にも選んでいるところを見るとこの句がとても気に入っているらしい。
きっとまっすぐな道に山頭火は特別の思いがあるのだろうが他の人にはその思いはわからない。
そのためにみんな自分のまっすぐな道を思い浮かべてこの句を感じるほかはない。
それにまっすぐな道が寂しいとは限らない。
それでみんな自分の思いをこめてこの句を思い浮かべる。
まっすぐな道で嬉しい~免許取立てのひとが狭い曲がりくねった道に迷い込み悪戦苦闘の後やっとたどり着いたまっすぐな道。おもわず嬉しくもなろうというもの。
まっすぐな道で侘しい~仕事がうまくいかない夕暮れの帰り道。通り過ぎる人も車もなく、薄暗くなったまっすぐな道を会社へと戻る。
まっすぐな道で楽しい~険しい山道を登るとそこは高原のお花畑。なだらかなまっすぐな道を歩くと思わず歌いだしたくなる。
まっすぐな道で悲しい~まっすぐな道を見るとスピードを出しすぎて死んだ息子のことを思い出す親。
まっすぐな道で眠たい~平坦なまっすぐな道。うん、いかん!思わず居眠り運転しそうになる。
しかしどうもまっすぐな道は苦手だ。
まっすぐな道を歩いているとなんか居心地が悪くついわき道にそれたくなる。
今までの人生だって主流に乗れなくて狭くて曲がりくねった道ばかり歩いてきたような気がする。
それに人からまっすぐに見られるとつい目をそらしたくなるし、
人をまっすぐ見るのも何か決まり悪い。
山頭火も誰よりも曲がりくねった道を歩いてきた。
それできっとまっすぐな道にとても自分にそぐわないものを感じたのだろう。
まっすぐな道というとチャップリンの映画のラストシーンを思い出す。
前向きに生きていくのだという台詞とは裏腹に、まっすぐな道を遠ざかっていくその後姿はさみしい。
そう、
まっすぐな道はさみしい
100円分の躊躇の後買うことにした。
山頭火は100均に少しも違和感を感じなかったから。
山頭火の句集はしみじみ、とか、思わずにやり、とか、何これ?、とか、・・・いろんな句が一杯。
「まっすぐな道でさみしい」など、何これ?、の代表作みたいなものだろう。
いったいこれのどこがいいのだろう?
山頭火は自薦の句集にも選んでいるところを見るとこの句がとても気に入っているらしい。
きっとまっすぐな道に山頭火は特別の思いがあるのだろうが他の人にはその思いはわからない。
そのためにみんな自分のまっすぐな道を思い浮かべてこの句を感じるほかはない。
それにまっすぐな道が寂しいとは限らない。
それでみんな自分の思いをこめてこの句を思い浮かべる。
まっすぐな道で嬉しい~免許取立てのひとが狭い曲がりくねった道に迷い込み悪戦苦闘の後やっとたどり着いたまっすぐな道。おもわず嬉しくもなろうというもの。
まっすぐな道で侘しい~仕事がうまくいかない夕暮れの帰り道。通り過ぎる人も車もなく、薄暗くなったまっすぐな道を会社へと戻る。
まっすぐな道で楽しい~険しい山道を登るとそこは高原のお花畑。なだらかなまっすぐな道を歩くと思わず歌いだしたくなる。
まっすぐな道で悲しい~まっすぐな道を見るとスピードを出しすぎて死んだ息子のことを思い出す親。
まっすぐな道で眠たい~平坦なまっすぐな道。うん、いかん!思わず居眠り運転しそうになる。
しかしどうもまっすぐな道は苦手だ。
まっすぐな道を歩いているとなんか居心地が悪くついわき道にそれたくなる。
今までの人生だって主流に乗れなくて狭くて曲がりくねった道ばかり歩いてきたような気がする。
それに人からまっすぐに見られるとつい目をそらしたくなるし、
人をまっすぐ見るのも何か決まり悪い。
山頭火も誰よりも曲がりくねった道を歩いてきた。
それできっとまっすぐな道にとても自分にそぐわないものを感じたのだろう。
まっすぐな道というとチャップリンの映画のラストシーンを思い出す。
前向きに生きていくのだという台詞とは裏腹に、まっすぐな道を遠ざかっていくその後姿はさみしい。
そう、
まっすぐな道はさみしい