ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

お湯割り

2011年09月27日 23時43分40秒 | 酒の話
携帯人間は携帯を持っていないとどうにも落ち着かないものらしい。
こちらは外に出てまで人に縛られたくないので携帯は持ったことはない。

酒飲みはもちろん酒が切れるとどうにも落ち着かない。
というわけでこの夢酔庵も今とっても落ち着かない。
焼酎が切れてしまったのだ!
酒断大敵!!
うっかり買いに行くのを忘れていた。

というわけで今日はビールを飲んだ。
でも夜中、寒さが身にしみる頃になると、やっぱり焼酎のお湯割がいい。
酒の燗もいいけど、これは面倒くさいのでやっぱり焼酎。

最近はやっぱり弱くなったのかお湯の量が多くなってきた。
昔は半々だったのに今では7:3か8:2。
(さすがに8:2はお湯の入れすぎ!)
その代わり何杯を飲むので結局昔と飲んでる量は変わらない。
それでも何杯も飲むとたくさん飲んでる気になる。

昔初めて焼酎を飲んだとき、とっても臭くそしてまずく感じた。
球磨焼酎のなかなかいい焼酎だったのだけど。
昔は焼酎は労働者の酒。
普通の人は飲まなかった。
でもそのうち当時の主流だった甘くてべたべたした日本酒にみんな飽きてきたのか、焼酎を飲みだした。
でもストレートで飲む人はほとんどいなくて、飲み屋に行っても、お湯割でレモンか梅干を入れて飲んだものだった。
でも今ではみんな焼酎になれてロックやストレートで飲むか、お湯だけ割って飲む。

しかし本当にみんな好きで飲んでいるのだろうか?
美味い焼酎はたしかに美味いのだけど、その味を的確に表現するのは難しい。
そのてん日本酒はとってもわかりやすい。
味が多様だから味の違いは素人でもわかる。
美味い酒は素人でもわかる。
それなのにみんな日本酒を呑まなくなった。
まずい酒が多すぎる!と言うこともあるけど、それよりもやっぱり値段だろう。
バブルの頃はみんな無理して高い酒を飲んだ。
でも今ではみんな少しでも安い酒を飲むという・・・ちょっと悲しい身につまされる現実。
8:2の酒をわびしく飲みながら古いバブル期の頃を思い出している。
コメント
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