ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

迷中苦策

2012年04月03日 15時05分38秒 | 山羊の話
民主主義の多数決原理のたてまえは少数意見の尊重。
充分な議論をし、少数意見も尊重した上での多数決による採決。
・・・と言うことだけど、実際にはたいして少数意見が尊重されることもなく多数の意見でみなきまってしまう。
そのために一人では何も変わらない、誰がやっても同じ・・・という虚脱感というかしらけ感が選挙の投票率の低さに現れてくる。
ところがもしかしたら一人の力で国を変えられるかもしれない、と思ったら違ってくるだろう。
そう思わせるのが大阪維新の会の橋下大阪市長。
維新塾のニュースを見て参加者の熱気というか緊張感が伝わってきた。
そしてふと、ちょっと飛躍して、滅茶苦茶飛躍して思った。
我が家の山羊たちのことを。
いつまでも食べることしか頭になくのほほんと生きている我が家の山羊たちのことを。
なんの学習能力もない我が家のアホ一家のことを。
そう、山羊の国にもまた変革は必要なのではないかと。
そこで「船中八朔」ならぬ、「めぇ~中苦策」を提案したい。

1.皇位継承
山羊はやっぱり男系社会。
それでその皇位継承は従来どおり男系とする。
山羊の宮家は男系にのみ認められる。
そうすると皇位断絶を危惧する向きもあるが、それは雄山羊の旺盛な性欲を、いかに助平かを知らないもののいうことで、
むしろ逆に宮家が増えすぎることを心配すべきである。
何も今時・・・と時代錯誤の「男系」にあきれている向きもあるかもしれないが、しきたりとはもともと時代錯誤なもので時代錯誤だからこそ守る意味があるのだ。
もし相撲の世界から時代錯誤を抜き取るといったい何が残るだろう?
今や雌山羊ばかりの山羊の世で雄山羊こそ貴種。
もっと尊重されなければならない。
同じ雄どおしなのに誰からも少しも尊重されないこのぐうたら百姓はつくづくそう思う。

2.統治機能の作り直し
山羊の国は廃村間近の中山間地。
もはやいつまでもこれを座視し放置しておくわけには行かない。
都会の御座敷山羊とも連携を取り、広域連合を達成しなければならない。
そこで山羊の世界にも道州制を導入する。
全国山羊サミットだけでなく、小さな地域でのオフ会だけでなく、近畿ブロック、中国ブロック・・・等、の広域の地域でサミットやオフ会をして山羊の国を強化しなければならない。
 
3.教育改革
山羊は学習能力がない、食べることしか頭にない、短なるアホ・・・という間違った印象を人に与え続けてきた。
しかし今や、御座敷山羊の世界ではお手も排泄訓練も当たり前、お預けができる山羊もいるという。
ここはさらに教育改革をして「単なるアホ」という間違えた認識を改めさせないといけない。
そのためにも山羊の学校を設立して山羊の教育に取り組もう!
そして「単なるアホ」ではないことを示さなければならない。
将来はニーチェを読む山羊、相対性理論を理解できる山羊、ノーベル賞をとる山羊・・・も夢ではない。
そのためにも山羊に勉強や読書の習慣を身につけさせなければならない。
ただ懸念されるのは本を読む前に本を食べてしまう恐れがあることだ。
これだけは厳に戒めなければならない。

4.行財政改革
山羊は大食い。そのために山羊の食事の手間や食事代も馬鹿にならない。
ところが不当にも山羊を飼っても扶養控除が一切認めらていない.
これは山羊飼いにとって、特に家族同然に暮らしている御座敷山羊派にとってはきわめて不当なことだ。
山羊にも扶養控除を認めよう。

5.防衛
山羊は平和主義者だ。
たしかにほとんどの山羊は角で武装しているとはいえ、その角は後ろに曲がっている。
これは敵を攻撃するためでなく自衛目的のためについているのはあきらかだ。
山羊の武器は頭突きだけ。
敵には防衛的なダメージを与えることしかできない。
これでは犬に襲われたらひとたまりもない。
山羊憲法9条を尊重した上で先取防衛を認めよう。

6.外交  
山羊の国は家畜・ペット動物界の中では小国。
犬の国・猫の国のような大国に対抗するためには他の小国と連携しなければならない。
そして今までのようなすべての国にすぐ尻尾を振る仲良し外交、施し外交をやめてミニ豚国と同盟して共通の敵、犬の国に対抗しよう。

7.医療
山羊の医療についてはきわめてお粗末な状態にある。
山羊を診ることができるという獣医はたくさんいるが、
山羊を診たことのある獣医はほとんどいない。
猫や犬の獣医とは大違いでこの格差を解消しなければならない。
山羊専門の獣医を養成しよう。

8.社会保障制度
山羊年金を設立する。
老いて子山羊も産めなくなった雌山羊、
疎外されていじけて暮らしている雄山羊にも保護の手を差し伸べよう。
ただ山羊社会保険事務所の山羊職員に事務を任せると名簿を着服して食べてしまう恐れがある。
ここは山羊の国の第3者機関によりしっかり監視する必要がある。

9.少子化対策
山羊の国は過疎の国。
山羊さえ増えれば過疎の問題のほとんどは解決する。
そのためには子山羊をもっと増やさなければならない。
子山羊手当てを支給しよう!
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山羊写真

2012年04月03日 11時29分44秒 | 山羊の話
昨日はぽかぽか日和だったので久しぶりに山羊を外につない久しぶりの山羊写真。



これが山羊界のワル、ユキ。
頭突きが得意。
人を油断させておいて絶妙なタイミングで頭突きをするのでみんなやられる。
でも近頃年をとったのか悟ったのか、角を折って以来どうも頭突きの切れ味が悪い。
それにもう力ではカモメにもミドリにもかなわない。
われ老いたり・・・という心境なのかもしれない。



ねね。
ユキの子。
でもあいかわらずユキにいじめられていじけて暮らしている。
不憫な子だ。



カモメ。
ユキの子。
今山羊一家の中では最強。
優しいけど人懐っこくはない。



ミドリ。
カモメの子。
人懐っこいかわいい性格で誰からも好かれる。
でも力はユキよりも強い。

4匹の山羊一家。
性格が皆違うのでいっしょにいても退屈しない。

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春の嵐

2012年04月03日 10時05分06秒 | 田舎暮らし
春の嵐が吹き荒れている。
竹林の竹が風になびいて今にも折れそう。
杉の葉が家の前にいっぱい飛び散っている。
これはあとで集めて焚きつけにつかうのでうれしい。
杉の花粉もきっと飛び散ってしまうだろう。
これもうれしい。
今日は一日家の中でのんびりすごすことにした。
これもうれしい。
昼間からこっそり(?)酒を飲みながら読書やパソコンに明け暮れる、これもまたうれしい。
というわけで春の嵐、嬉しいことばかり(?)
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