ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

春夏秋冬

2012年04月08日 03時31分29秒 | 酒の話
春夏秋冬~といっても季節の話ではない、酒の話。
神戸の行然庵さん(http://www.okomeosake.jp)の酒。
以前ブログで「春」と「秋」を紹介したけど(http://blog.goo.ne.jp/mgtm/e/248e27ddf2d29a1ea6a7b91285678013)
今度は「夏」と「冬」
自前の米などを使った純米酒。
辛口のすっきり系の酒で、酒飲みだったら直ぐに空けてしまいそう!
4合入り(720ml)でなく5合入り(900ml)と言うのもうれしい。
味は地酒と言うよりも全国区の味。
ちびりちびり呑む吟醸酒でもなく、がばがば呑む安酒でもなく、
毎日晩酌で瓶からごくごくごくとぐい飲みに注いで、
酒のラベルの風景を見てそこに行った気分になりながら、
一杯、二杯、三杯・・・と飲めたらいいなと思う。



「冬」は茅葺の郷で有名な京都・美山。
一度はいきたいなと思いながらまだ行ったことがない。
このラベルを見ながら、茅葺の郷で村おこしをした美山のことではなく、同じような茅葺の郷なのに廃村になっていく全国の村のことに思いをはせる。

「夏」兵庫・丹波市氷上町の岩龍寺。
ここもまた行ったことはない。
ラベルを見ながら思いをはせる。
日本のいたるところにある滝・・・
無駄に水を流しておくことないじゃない、水力発電に使ったらいい。
そしたら原発何ヶ所分の電力をまかなえるのに・・・
いえいえ、そんな即物的なことじゃなくて、

 石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも

という日本の原風景のことを。
今日本の原風景がどんどん消えていく・・・
垂水の水のような酒を飲みながら、
消えていく里山に思いをはせる。

日本の四季(春夏秋冬)の酒
コメント (2)
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