歯医者に行った。
またしても、ががががが・・とされに。
しかしあのが~が~ががっ・・・あれ、なんとかならないものかねぇ・・・
あの単調なリズムでなく、もっと楽しいリズムにするとか・・・
せめて音楽をかけてくれるとか・・・
「今日は何の曲にします?」・・・とかきいてほしい。
すると、少しはリラックスできるだろう。
・・・なんて、が~が~されてる間に考えてたら、
チャップリンの独裁者のひげをそる場面を思い出した。
ブラームスのハンガリー舞曲にあわせてヒゲを剃る場面を。
さすがにあれだけは歯医者では勘弁してほしいなと思った。
というわけで、「音楽は何にします?」と聞かれたら、
やっぱり穏やかなところでまずはワルツを選ぶ。
これならそれほど危険はなさそう。
優しくがががをやってくれそう。
がっがっがが~
がっがっ、がっがっ
がっがっがが~
がっがっ、がっがっ
痛いなぁ~痛い!痛い!!
痛いなぁ~痛い!痛い!!
でもワルツなので動きもスムーズ。
それなりに我慢できる。
歯医者も動きはスムーズ。
ところがこの歯医者次第に乗ってきて、
曲をタンゴに変える。
がっ、がっ、がっ、が、がががっがっがっ、
がっ、がっ、がっ、が、がががっがっがっ、
痛ぁ~いよ痛い!痛い!!
痛ぁ~いよ痛い!痛い!!
歯医者はますます調子に乗って、
今度はボレロ。
がぁ~~~ががらがらがらがぁ~~~~
ががらがっがらが
ががらっががっが~~~
痛い~~~!痛いよ痛い~!!
痛いったら痛い、痛い痛いよ~~~
痛いったら痛い~~~!!
歯医者はボレロにあわせてがんがん歯をえぐる。
こうなるともう止まらない。
そしていよいよ行進曲の登場。
もう歯医者はすっかり行け行けモード。
がっがっ~~~ががらがっがっがっ
ががらがっがっらがっ~~~
がががっがっが、がががっ、がががっ、がががぁ~~~
痛い~!死ぬよ死んじまう、
このままじゃ死~ぬよ、
死んじまう!
止めろ止めろ止めろよ~~~!!!
そしいよいよ最後は葬送行進曲
がたがたになった、ぼろぼろになった歯を見て、
さすがに乗りに乗った歯医者も、とんでもないことをしてしまったことに気づいて・・・
すっかり気落ちして、元気をなくして・・・
ががががぁ・・・
ががががぁ・・・
がががっ・・・がががっ・・・ががががっ~~~
もう患者も叫ぶ気をなくして・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・
こうして、すっかり意気消沈して、
とぼとぼと敗残兵のごとく歯医者を出て行く・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・
やっぱり・・・
歯医者に音楽はよくないのかなぁ・・・
と思いつつ・・・
普通にががががが・・の音を歯に感じつつ、
普通に歯医者を出たのだった。
またしても、ががががが・・とされに。
しかしあのが~が~ががっ・・・あれ、なんとかならないものかねぇ・・・
あの単調なリズムでなく、もっと楽しいリズムにするとか・・・
せめて音楽をかけてくれるとか・・・
「今日は何の曲にします?」・・・とかきいてほしい。
すると、少しはリラックスできるだろう。
・・・なんて、が~が~されてる間に考えてたら、
チャップリンの独裁者のひげをそる場面を思い出した。
ブラームスのハンガリー舞曲にあわせてヒゲを剃る場面を。
さすがにあれだけは歯医者では勘弁してほしいなと思った。
というわけで、「音楽は何にします?」と聞かれたら、
やっぱり穏やかなところでまずはワルツを選ぶ。
これならそれほど危険はなさそう。
優しくがががをやってくれそう。
がっがっがが~
がっがっ、がっがっ
がっがっがが~
がっがっ、がっがっ
痛いなぁ~痛い!痛い!!
痛いなぁ~痛い!痛い!!
でもワルツなので動きもスムーズ。
それなりに我慢できる。
歯医者も動きはスムーズ。
ところがこの歯医者次第に乗ってきて、
曲をタンゴに変える。
がっ、がっ、がっ、が、がががっがっがっ、
がっ、がっ、がっ、が、がががっがっがっ、
痛ぁ~いよ痛い!痛い!!
痛ぁ~いよ痛い!痛い!!
歯医者はますます調子に乗って、
今度はボレロ。
がぁ~~~ががらがらがらがぁ~~~~
ががらがっがらが
ががらっががっが~~~
痛い~~~!痛いよ痛い~!!
痛いったら痛い、痛い痛いよ~~~
痛いったら痛い~~~!!
歯医者はボレロにあわせてがんがん歯をえぐる。
こうなるともう止まらない。
そしていよいよ行進曲の登場。
もう歯医者はすっかり行け行けモード。
がっがっ~~~ががらがっがっがっ
ががらがっがっらがっ~~~
がががっがっが、がががっ、がががっ、がががぁ~~~
痛い~!死ぬよ死んじまう、
このままじゃ死~ぬよ、
死んじまう!
止めろ止めろ止めろよ~~~!!!
そしいよいよ最後は葬送行進曲
がたがたになった、ぼろぼろになった歯を見て、
さすがに乗りに乗った歯医者も、とんでもないことをしてしまったことに気づいて・・・
すっかり気落ちして、元気をなくして・・・
ががががぁ・・・
ががががぁ・・・
がががっ・・・がががっ・・・ががががっ~~~
もう患者も叫ぶ気をなくして・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・
こうして、すっかり意気消沈して、
とぼとぼと敗残兵のごとく歯医者を出て行く・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・
ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・ん゛ん゛ん゛・・・
やっぱり・・・
歯医者に音楽はよくないのかなぁ・・・
と思いつつ・・・
普通にががががが・・の音を歯に感じつつ、
普通に歯医者を出たのだった。