「山羊とめだかと田舎暮らしの集い」からもう1週間以上過ぎる。
それでやっともとの本来のぐうたらな生活に戻った。
やっぱりぐうたらが一番いい!
これからは参加するほうに回ろう!!
「~集い」の宿泊は西播磨天文台。
それでみんなで星を見るのをとっても楽しみにしていたのだけどあいにくの曇り空。
残念ながら天文台の望遠鏡で星を見ることは出来なかった。
せっかく借りてたファミリー向けの30センチの望遠鏡がある天文小屋2棟も中止。
部屋ごとにかりる予定だった望遠鏡も中止。
でも天文台での説明会はあったのでそれには確か7~8人くらい参加した。
えっ~!花よりだんご、星より酒・・・だと思っていたのに!!
でも・・・おかげで・・・とってもたらふく呑むことが出来た。
やっぱり星を見て心を清めるよりも先に、アルコールで身を清めよう!
そうそうまずは身を清めたほうがいいよ・・・と思える人ばかりの集団だったのだから。
というわけで思いっきり身を清め・・・夜中まで身を清め・・・過ぎて・・・
何とか、まだ外が暗いうちに寝ることが出来たのだった。
そして翌朝・・・
いつもの癖でどんなに呑んでても早朝目がさめるので、外を散歩した。
すると目の下に、雲海が!
下界の町を覆い隠す雲海が!!
雲海を美しく感じるのはどうしてかなぁ・・・
それはやっぱり隠すこと。
見慣れた街の風景が隠れると・・・まったく別の・・・夢の世界が・・・嘘の世界が・・・現れる。
きっと・・みんな・・・そんな世界を・・・美しいと思うのだろうなぁ・・・
生きていくうえに必要ないものをどんどん切り捨てていく、
そんなアプローチをしていくと最後には弱肉強食の動物の世界が現れる。
そんな世界が美しい?
誰ぁ~れも信用できない世界。
寝てしまったら他の動物に、他の人に食べられるかも知れない・・・
そんな世界で生きたいと思う?
それがいやだから宗教が生まれた、法律が生まれた、芸術が生まれた、美術が生まれた、詩が生まれた。
これらってみんな嘘の世界。
でも他の動物と人間の違いは、この嘘で生きているかどうかだよ。
生きるのに必要ないものをどんどん切り捨てていくと本当に必要なものが見えなくなってしまう。
そこでちょっと想像してみよう、植物人間になって単に生かされているだけの状態を。
それで満足?
そんなことないだろう。
もっとほしいものはいっぱいある!
それこそ人にとって一番大切なもの。
雲海を美しいと感じるのはこの嘘の世界を美しいと思うから。
そうきっとそうなんだよね。
・・・なんて日ごろの癖でついつい余計なことを考えてしまう。
ともあれ星は見えなかったけど雲海が見えた。
今度は星をみたいなぁ・・・
(もうほんのちょっと天文台まで登るときっと360度の雲海が望めたのだろうけど、そこはいつもの癖、面倒くさい、まっいいか!)
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