我が家に体験農園で来る人は多い。
そのうち、やる気のある人、気合の入っている人はたいてい長靴持参で来る。
でも地下足袋持参の人はいない。
それほど今では「農作業には地下足袋」でなく、「農作業には長靴」が定着している。
でも、まあそれはいいのだけど、中にはいかにも高級そうな長靴持参できた人もいた。
そしてわずか数時間の作業で破れてしまった。
あ~あ
そう、長靴は安いほど破れやすく高いほど丈夫・・・だとは限らない。
都会住まいだと長靴を買うことはあまりないだろう。
一度買ったら何年も買い替えることはきっとないだろう。
ところが田舎だと長靴は数カ月しか持たない。
それで年に何度も買い代える。
高いものが丈夫だとは限らないので、もっぱら消耗品だと割り切って、ホームセンターで徳用物を買って済ませている。
ところが今使ってる長靴は3年以上もっている。
値段も今まで使ってたものより300円ほど高かっただけ。
これはお買い得だった。
外見はいかにも無骨。
そうそう、この無骨さが田舎のファッションによく似合っている。
この長靴は正真正銘、由緒正しい(?)中国製。
(中国製をばかにしてはいかんぜよ!)
もっともほんの数か月で破れるいつもの長靴も由緒正しい(!)中国製だけど・・・
ところでもうひとつ気に入ってる今の長靴、それはとっても履きにくく脱ぎにくいこと。
そう、足にぴったりフィットしていることだ。
これは、まあ買う側の問題だけど、長靴と言うとついつい冬に分厚い靴下を履くことを考えて一回り大きいサイズの靴を買ってしまう。
それで長靴と言うとやっぱり、ぶかぶか感がついてくる。
これがなんとも履き心地が悪い原因にもなっている。
そこでぴったり合った靴を買ったら・・・
着脱に時間がかかる、とってもイライラさせられる!
これはこれでそうなのだけど、履いてみるととってもぴったり、ぴったり感。
作業も楽だ。
というわけで中国製を馬鹿にしてはいかんぜよ!
という話ではなく、
長靴はぴったりサイズの無骨なものを選ぼうね。
という話。