母の古稀の誕生日。
・・・だが、本人が多忙だというので、
お祝いは、来年正月に持ち越されることになった。
(たぶん祝われたくないのだと思う)
私は公休日。
1日中死ぬほど眠かったし、暇さえあれば寝ていた。
(途中、多忙な母が栗ご飯を届けに来てくれたが)
これでもかというほど眠って、ちょっとした悪夢を見た。
以下は夢の話。
母と「エリザベート」を観に行った。
前に1度、のんちゃんとポポちゃんと
観に行ったことがあるだけ。
(これも夢の話で、現実には叔母と二人で観に行った)
私とは母は、最前列のセンターの座席。
なぜかここは、6人ほどがすわれるソファー席になっており、
安全ベルトがついていて、
緞帳が開くと同時に、遊園地の絶叫マシーンのように、
空中に浮いて、回転を始めるという、とんでもない席。
(『CATS』の回転席とは、全然違うものっ!)
そうやって、最前列が回転している間に、
舞台の上手に、なぜかラフィキが登場し、
客席の客を一人一人、杖で指して指名する。
指名された客は、いったん舞台裏へ入って、
アンサンブルとして参加せねばならない。
それも、ぶっつけ本番で。
前に1度観ただけで、舞台の様子がわからないが、
こうやって、指名された人たちが、
非常にうまくやっていたのは記憶にある。
空中で回転している席に、命綱が近づいて来て、
私は、それにつかまって、舞台へ移った。
舞台にも、2階、3階と装置が作られている。
2階袖には、青山先生のファントムがいて、
3階袖には、山口祐一郎のファントムがいる。
2人は、マジックで入れ替わるという設定らしい。
(いったいなんの舞台なの?)
舞台から袖に引き上げてきた大勢の役者さんの中に、
テアトルエコーの後藤さんがいらしたので、
ちょっとホッとして、
「後藤さん!?」と声をかけると、
相手は、すごく冷たい目をして、
「いえ、違いますよ」と言った。
「大変失礼致しました」とあやまったが、居心地悪い。
簡単(でもないが)なダンスを振付けられる。
他の指名された観客は、
何度もくりかえし観ているファンなので、
振りも何もかも、頭に入っているらしい。
その後、一人一人が、
どんなにこの国でつらい目に合わされているかということを、
即興で作って、決まったメロディに乗せて歌う。
私は、ラフィキから、次の次の次に歌えと指示される。
「二人の子供と離れ離れに
その後、一度も会えぬまま」
と私は歌ったが、なんだかメロディに字余りになり、
周囲の観客の失笑を買った。
あとは、舞台上のはしごを下りて、1階舞台へ行き、
革命場面に参加するだけなのだが、
(だからいったいなんの舞台?)
はしごが途中で途切れていて、降りられない。
怖い。
以上。
こうやって書いていても、わけがわからないが、
夢を見ている本人には、ものすごい悪夢だったの。