達ちゃんの下町グルメレポート

主に浅草を主とした下町で飲み歩いている達ちゃんです。行きつけのお店はもちろん、気になるお店をどんどん紹介していきます。

美しい和食を楽しくいただけた - 福島市新町/和肴 ごとく -

2023年10月31日 20時25分00秒 | グルメ - 和食
今回の記事は、10/15(日)の夜に伺った、福島市新町の「和肴 ごとく」さん。

Ayのお友達のSちゃん。
犬のお散歩仲間ということで知り合いになり、一年くらいになる。
このSちゃん、大の酒好きグルメ好き。
福島の食べ歩きグルメ女王と言わせてもらいたいくらいに、いろいろないい店を知っている。
そんなSちゃんが、福島市新町の中央通り沿いにある「ごとく」という和食屋さんを推してくる。

この店、外から店内の雰囲気が見えるんですが、なんともお洒落過ぎていて自分はちょっと抵抗を感じてました。
それでもSちゃんとしては、かなりお勧めってことなので、一緒に食事にお付き合いいただくことになりました。

この日は一日冷たい雨が降っていた福島市ですが、夜には止んでました。

      
外観こんな感じです。

      
Sちゃんは自分に「ゆっくり写真撮ってて」と告げて、先に店内へ入っていきました。

      
それでは暖簾潜らせていただきます♪

店内は日曜日の夜だというのに満席。
Sちゃんは、この店の方ともお知り合いのようで、挨拶をしてました。

カウンターは、店の中を斜めに一本延びているような造り。
洒落てます。
福島市の繁華街の日曜は、定休している店が多いのにも関わらず、この店は何処か異空間のような気がしました。

Sちゃんが予約してくれていたので、カウンターの一番端の良い席に座ることができました。
ありがたい。

      
まずは瓶ビールで乾杯。
Sちゃんは最初から日本酒でいきたかったらしいけど、自分がビール飲むならと少しつきあってくれた。(笑)
ちなみにSちゃん、この店の日本酒は全種類制覇しているそうです。(^^;

この日はコース料理を予約。
Sちゃん情報によると、この店は炊き込みご飯が美味しいことで有名で、「炊き込みご飯を食べたいならばコースにした方が無難」ということらしい。
美味しいと言われているものを食べない理由はないので、コースにしてもらったって訳です。

      
コース料理、まずは先付け。

      
松茸の茶碗蒸しのイクラ乗せと、イチジクの白和え。
スタートから豪華です。

      
松茸の出汁がよーく出ている茶碗蒸し。
美味しくないわけがない。
その茶碗蒸しの上に盛られたイクラ。
美味しいでーすっ(^^♪

      
イチジクの白和えは、砕いたクルミか松の実が混じっていて、これが美味しさを際立てている。
イチジクは子供の頃は嫌いだったということもあり、久しぶりに食べたけど上品な甘さがあって美味しかった。

Sちゃん家の庭にはイチジクが生ってるらしい。
そういや、「自分の実家も祖母が生きていたころはイチジクを植えてた」なんって会話したら、庭になる実の話がとまらなくなった。(笑)

      
ビールはあっという間になくなり、早くも日本酒モードに突入。
まずは自分も知ってる銘柄をチョイス。
福島県は会津坂下の酒蔵のお酒で全国的にも知名度が高い天明。

      
グラスの色が青と赤。
こんなお店の気遣いも素敵です。

      
二番手の料理は毛ガニ。

      
甲羅を半分にカットして、一人のお皿に盛り付け。
決して大きくはないけれど、身がギッシリ詰まった毛ガニ。
美味しいです。

      
日本酒の二番手は「飛露喜」(ひろき)。
飛露喜も、天明と同じ福島県河沼郡会津坂下町で作られているお酒。

      
徳利とおちょこ、今度は銀のヤツを出してくれました。

飛露喜は、この日改めて美味しいと思いました。
銀のおちょこが美味しさを増幅させてくれたってこともあるかもしれないな。

      
料理の三番手はお刺身。
写真上が鮪、真ん中が〆鯖、下がカマスの炙り。

      
器も盛り付けも洒落てます。

      
この盛りで一番美味しいと感じたのはカマスの炙り。
炙った香ばしさと上質な脂がのった身は、メッチャ美味しい。
カマスってこんな美味しかったっけ?と正直に思った瞬間。

      
もちろんマグロも美味しい。
細やかで商品な刺しは、いいマグロって証でしょう。
上品な脂がのった鮪です。

      
〆鯖は絶妙な〆加減がいい。
浅過ぎず、〆過ぎず。
これが美味しさを引き出しているなと思った。

      
刺身に合わせた日本酒は写楽の純米吟醸。
食中酒にいいといわれている写楽。
このお酒もやはり福島県に酒蔵を持つ銘柄。
地元のお酒を数多く置いているあたりは、大将の福島愛みたいなものを感じ取れますね。

      
写楽の徳利は、お酒を注いだときにピヨピヨと音が鳴る。
Sちゃんはそれも知っていて、徳利が来た時に「これ可愛いんだよ」と教えてくれました。

      
焼き物は穴子の白焼き。
コースを予約してもらう時に、自分のワガママで「魚中心がいい」と言ったら、本来ならば牛肉の炙りだったところを魚に変更してもらったという経緯がありました。

      
穴子の白焼きは、山葵などの薬味と一緒に海苔に巻いて頂くスタイル。
なかなか洒落てます。

そのままでも十分美味しい穴子の白焼きを頂いちゃったら、もう酒が止まらない。

      
次の日本酒はちょっと変わったネーミングのお酒。
山川光男。
誰ですか?って言いたくなるような名前だけど、山形県の4つの銘柄のユニットが作り上げた銘柄なんだそうです。
ラベルもなんかイイ感じですよね。

      
今回の徳利とおちょこは黒。
毎回気分も変えて飲める幸せ。

      
さーここでお待ちかねの松茸の土瓶蒸しが登場。

      
Sちゃんの目がキラキラしてたように思えましたわ。(笑)
大将が運んで持ってきてくれました。

      
この日は岩手産の松茸だったそうです。
「ほっとしますよ」と大将から一言。
ここで、ちょっと大将と話す機会がありました。
ちょっと気取った感じなのかななんて勝手に想像してましたが、全然気さくでいい人じゃん。
Sちゃんからは「だから前から言ったのにー」と一言。(笑)

      
松茸の土瓶蒸しは、いい出汁がでていてやっぱり美味しいですね。
「日本人で良かった」なんて、Sちゃんと同意見。(笑)

      
ここで揚げ物が登場です。
舞茸の天婦羅と、谷中生姜を海老しんじょうで巻いて揚げたもの。

      
大将の口から「谷中生姜」というワードが出たのを逃さなかった自分。
谷中生姜を福島のスーパーでは見かけたことがなかった。
自分はそのまま味噌をつけて食べるのが好きだと言ったら大将も同意してくれてたようだった。

      
お味の方は、海老しんじょうの柔らかさと中央の谷中生姜のシャキシャキ感がマッチして旨い。
揚げ物でも、谷中生姜のアッサリが効いて実に美味しい。

      
お酒のほうは自分はこの辺で焼酎にチェンジしましたが、Sちゃんは日本酒。
お強いですわ。
飲んでいたお酒は、福島県は郡山のお酒で「にいだしぜんしゅ」の冷やおろし「秋あかり」です。
瓶の色やラベルがお洒落ますよね。

      
ここで炊き込みご飯が登場。

      
季節や日によって違うらしいのですが、この日は栗ごはんでした。
炊き加減といい、味付けと言い最高です。
再び「日本人で良かった」発言。

      
お椀はしじみのお味噌汁。
心も体もほっこりです。

      
最後の〆のデザートは、シャインマスカットとシャーベット。
シャインマスカットはカットされていて、食べ方もお上品。
シャーベットは基本のバニラ鯵。
甘すぎない味のシャーベットは、大人仕様と書かせて頂きましょう。

気づけば店内のお客さん達はみんな帰られたようでした。
ただ一人カウンターに常連さんと思われる女性のお客さんが一人、大将やもう一人の板前さんと楽しそうに会話してました。

ネットの情報だけを見ると、お洒落だしどこか敷居が高そうに見えた「ごとく」さん。
入ってみたら気さくな大将が美味しい料理を出してくれる店だった。

      
楽しい時間はあっという間に過ぎたけど、美味しい料理を楽しくいただけたことに心から感謝したい。
ご馳走様でした。

      
夜も更けてまいりましたが、もう一軒ハシゴする流れになりました。
ハシゴした先は木馬館というバー。

      
福島市では老舗のバー。

      
大箱で何でも置いてるありがたいスタイルのバー。
何処か懐かしさも感じられました。

      
今度はもっとゆっくり伺ってみたい。

お店「和肴 ごとく」の情報はこちら↓
ごとく - 福島 (食べログ)

〒960-8036
福島県福島市新町3-13
ごとく
営業時間
 18:00~24:00
定休日
 木曜日

024-563-1519

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2 コメント

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Unknown (ひよこぐみ)
2024-06-12 20:56:34
無花果は皮つきに見えますが、歯でしごいて頂くの?
徳利の「ぴよぴよ」いう鳴き声、聞きたいです!
返信する
ひよこぐみさんへ (達ちゃん)
2024-06-17 22:43:42
無花果は、かぶりつた記憶が。
「ぴよぴよ」は、なんか可愛い感じでした
返信する

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