身の程知らずの独り言

音楽的にも文学的にもダメダメな♀が、身の程もわきまえず、好き勝手な戯言(主に、中島みゆきさん)を記しております。

「マッサン」の1週間と「アンテナの街」、そして、「India Goose」

2014-10-04 23:57:00 | 中島みゆきさん(その他)
「マッサン」の第6回目をさっき見ました。

リアルタイムで見れない私は、みゆきさんの「麦の唄」が聴きたいがために、毎日録画して、帰宅後一段落してから見てます。

朝ドラを見るのなんて、何十年ぶりかで、とりあえず試しに1週間見てみることにしたんです。

その感想は、"これは、ハマリそう"です。

最初は、「歓迎されてる」なんて嘘ついてエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れてきた政春(玉山鉄二)に、腹がたちました。

考えが甘すぎる!って。

しかし、回が進む毎に、母親の早苗(泉ピン子)に対して毅然とした態度が取れるようになってきて、顔つきも凛々しく見えて、好感度アップ。

エリーの可愛さ、健気さは最初から好感度満点で見てたので、それに対して政春の頼りなさが、見ていてイライラしてたんですが、5回、6回の政春の力強さに、ぐっと惹き付けられました。

6回目のラストは、感動的でしたが、無理矢理停められた乗り合いトラックが気になって(笑)、ウルウルくるところまではいきませんでした。

ただ、乗客が状況を理解して、見守ってくれているみたいだったので、安心して感動に浸りましたが。

朝から泉ピン子は、、、(--;)というネット評も見かけましたが、あの存在感は、スゴイって思いましたよ。

私もどちらかと言えば、苦手な女優さんなんですが、閉鎖的な旧家の母の嫌らしさをこれでもかと見せ付ける演技は、スゴイ(^^;

そして、この母親と二人の対峙を見ていて、思い浮かんだのが、タイトルに揚げた
中島みゆき「アンテナの街」(LOVE OR NOTHING 1994)です。

『♪はるかに流れる血縁の流れ
 似てない子供を愛してください』

『♪この街で争って うぶな人たちを傷つけてみても
 悲しいね むなしいね それよりも逃げて グズと呼ばれよう』

軽快なメロディーに乗って、明るい声でシビアなことを歌った名曲だと思います。

「彼女の生き方」(みんな去ってしまった 1976)など、世間と呼ばれるモノへの懐疑や反発を歌ってきた、みゆきさんならではの曲だと思います。

『♪それよりも逃げて グズと呼ばれよう』
にジ~ンとくるんです。

「マッサン」の櫻井プロデューサーは、「アンテナの街」を聴いていたんだろうか?

「マッサンとエリーへ、そして"あきらめない"日本人への応援歌をください!」という依頼だったそうなので、
「地上の星」を念頭に置いていた気がしますが。

録音した9/14の月イチの 
「麦の唄」フルコーラスを聴くと、単純な"応援歌"ではなく、国境や時代に縛られない愛の大きさを感じます。

エリーとマッサンのことを描きながら、より大きな愛を描いている気がします。

『♪生まれた国 育つ国 愛する人の国~』

『♪麦に翼はなくても 唄に翼があるのなら
 伝えておくれ故郷へ ここで生きてゆくと』

を聴いて、
「EAST ASIA 」 ( EAST ASIA 1992 ) や
「ひまわり"SUNWARD "」(LOVE OR NOTHING 1994 )を連想したのは、私だけでしょか?

国境、時代、世間、そういう私たちを縛るモノ。

どんなに縛ろうとも、人の心を縛ることはできない、唄や風や香りのように高い壁をも越えていく、てな風に私は感じました。

『♪諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく』
(「ファイト!」予感 1983)

う~ん、いつもながら、上手く言えないのですが、とにかく櫻井プロデューサーの人選は、ピッタリハマっていたと思います。

最近は「マッサン」で検索して、覗いて下さる方もいらっしゃるので、突然
「アンテナの街」や「EAST ASIA 」 、「ひまわり"SUNWARD " 」 って書いてもわからないと思いますが、歌詞を全て記する訳にもいきませんので、興味を持った方は、是非一度聴いてみて下さい。

モタモタ書いているうちに、「美の巨人たち」も終わってしまいました。

エンディングテーマの「India Goose」(問題集 2016)を聴いた感想。

朝の声の
「麦の唄」と対照的に
夜の声の
「India Goose」。

途中からサビにかけて流れるので、全容はわかりませんが、アルバムラストに相応しい重厚な曲のようです。

とりあえず、来週も「マッサン」を録画することにします。(^^)

新しい日課ができそうです。(笑)

迷い込んだ「マッサン」ファンの方も、みゆきさんファンの方も、それ以外の方も、お読みいただいた方皆さん、ありがとうございました。(^^)

では、また(^-^)



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする