以心伝心

書・旅・本などのメモ。

狐狸庵閑話

2010年12月24日 | あ行の作家

狐狸庵閑話 (新潮文庫)

遠藤 周作
新潮社

               「こりゃいかんわ」の語呂合わせです。

先日の「こだわり人物伝」で遠藤周作さんのことを放送していましたので

この本を思い出しました。「祈りとユーモアの作家」ということで四人の作家さんが語り手でした。

最後の瀬戸内寂聴さんの解説が一番印象に残りました。

遠藤さんという作家さんはシリアスな面と一寸照れ屋さんでユーモアがありますが

もの凄く真面目な作家さんだったと思います。あまり真面目なので吉行淳之介さんにもっと遊ぶように薦められたそうです。^^

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一週間

2010年11月19日 | あ行の作家
一週間
井上 ひさし
新潮社

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読書中の本ですが、なかなか入り込めません。
月曜日から火曜日まで読みました。
とても大切なお話なのですが、拷問とか食料配給の話がどうも・・。
シベリア抑留されていた方の苦労話など聞いたことあります。
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ノラや

2010年09月13日 | あ行の作家
ノラや (中公文庫)
内田 百けん
中央公論新社

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終の住処

2010年01月07日 | あ行の作家
終の住処
磯崎 憲一郎
新潮社

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タイトルが気に入って読みましたけど特に感想ないです。
三十を過ぎた二人が何となく結婚し、平凡な日常が過ぎていく。
やがて子育てをして子供が自立して又、二人だけの生活がはじまるというお話。
だらだらとしてメリハリがないように思いました。
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ひどい感じ

2009年10月26日 | あ行の作家
ひどい感じ―父・井上光晴 (講談社文庫)
井上 荒野
講談社

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井上荒野さんは井上光晴さんの娘さんなんですね。
荒野(あらの)さんの名前の由来がやっとわかりました。
井上光晴さんの本も読んだことがないので読んでみようかと思います。
私の父親世代と同じみたいです。66歳で亡くなっておられるので残念だと思います。「切羽へ」の前にこちらを先に読みました。
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星と祭上

2009年10月06日 | あ行の作家
星と祭〈上〉 (角川文庫)
井上 靖
角川書店

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主人公架山は会社の社長をしている。一度結婚に失敗して先妻との間にみはるという17歳になる娘がいた。娘みはるが大学生と一緒に琵琶湖にボート遊びに出掛け
強風のためボートが転覆してしまう・・。
必死の捜索も無念となり遺体はあがらない。
娘の死が現実と確信できないまま7年の月日を過ごす。
娘とともに湖底に沈んだと思われる青年の父親に誘われて琵琶湖の古寺を訪れた架山は十一面観音に出会い不思議と心が落ち着いて十一面観音に魅了される。
下巻は前半、エベレストの麓にお月見に出掛けるところが中心になります。
本来娘を誘った青年に責任があるようにも思いますが、父親の大三浦もまた
大切な一人息子を失った悲しみに涙も枯れはて苦悩を続けていたわけで十一面観音の旅によって心が救われていたと思います。
琵琶湖の東側を中心に十一面観音が四十体以上あるそうです。
苦しみや悲しみを救ってくれるそうです。いつか機会がありましたら訪れてみたいです。
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星と祭下

2009年10月06日 | あ行の作家
星と祭 下 新装版 (2) (角川文庫 い 5-5)
井上 靖
角川書店

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自分作り

2009年07月31日 | あ行の作家
自分づくり―自分をどう愛するか“生き方編” それぞれの“私”にある16の方法
遠藤 周作
青春出版社

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本棚からひょっこり出てきた遠藤周作さんの本。
この本をぼくは自らの人生に満足している人に読んでもらおうと思わない。
たとえば毎日が充たされぬ人、自分に劣等感を持っている人、さむい下宿で孤独な人、そうゆう人に読んでもらいたいのだ。
ほんの少しでも生きる智慧をふきこむことができたらと思うからだ・・。
何となくさらりと読んでしまった。
遠藤さんが何回も大きな手術とかされて苦労されていることは知っていますが
やはり弧狸庵先生、面白いです。
アウシュビッツでのコルベ神父のお話はいつも読んでいましたけど
私には、コルベ神父のような勇気ある行動はできません。
春からトラブル続出だった我が家ですが峠は越えたかもしれません。
何でもプラスに考えて前進あるのみです。
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「食堂かたつむり」

2008年08月10日 | あ行の作家
食堂かたつむり
小川 糸
ポプラ社

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料理をこよなく愛する主人公倫子は、恋人に家財道具一式を持ってでていかれる。
ショックのあまり声を失うが、実家に帰って物置小屋で食堂をはじめる。
彼女の作る料理は、人を幸せにする力があって料理の描写はとても緻密に描かれていて美しい。熊さんの存在も素敵です。
後半から長年わだかまりを抱えていた母親との関係が中心になって
余命の短い母親の結婚式とか不思議な世界になってしまって少し残念でした。
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「おひとりさまの老後」

2008年03月11日 | あ行の作家
おひとりさまの老後
上野 千鶴子
法研

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今、話題の本ということで読んでみました。
結婚していようがいまいがだれでも最後はひとり・・。
まあ老後についてはいろいろ考えていた私ですが
確かに夫婦、どんなに仲良くても悪くてもシングルアゲインになるわけです。
年金もどうなることかと思うと働けなくなって大きな病気になったら
頼れるものは貯金です。貯金を頑張っていたします。
あとお友達、振り回されるのが嫌いなのでほどほどに気のあったお友達を
確保しておこうと思います。
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