![]() |
生きる事はおもしろい |
五木 寛之 | |
東京書籍 生きることは、本当は辛く苦しい。日頃の苛立ちや鬱屈した気持ちも 面白く生きてみようよ。傘寿?を迎える五木寛之さんの「生きるヒント」続編みたいです。 先日亡くなられた、やなせたかしさんの歌にも「ぼくらはみんな生きている生きているから 悲しいんだ~」という歌があったけど、あれは絶望の悲しみではない。希望へと繋がっている のだという、やなせたかしさんの新聞のコラムを大切にしてましたが失くしてしまいました。 わたくしも今年いろんな出来事がありましたけど、夫さんのぎっくり腰事件に振り回されて へとへとです。^^; |
![]() |
無力 MURIKI (新潮新書) |
五木 寛之 | |
新潮社 自力でもなく他力でもなく無力・ムリキ、そんなに力を入れずに頑張らないで自然に人生を受け入れることが 大切なのかな~。人生何もないなんてありませんし、100%完璧に健康というのもありえません。 五木寛之さんは久しぶりで、新聞の連載の「親鸞」も真面目に読んでいなかったけど良かったです。 昔、「戒厳令の夜」を読んで好きになったのですが「生きるヒント」とかも良かったですね。 「絆」て私もあまり好きな言葉じゃないです。牛・馬を動けないように縛っておくという語源もありますから・・。 |
![]() |
大平光代のくじけない生き方: “自分らしい”幸せをつかむ75のヒント |
大平 光代 | |
三笠書房 自己啓発の本ってあまり読まないのですが、大平さんてどんな女性か興味あってどんな勉強方法で司法試験に受かったののかな~て・・。とても穏やかな気持ちになれました。今は、娘さんとの生活を楽しみに少し弁護士さんのお仕事も少なくして旦那様と幸せそうで良かった。何をはじめるにも遅いってことはないけど昔みたいに勉強できないです。健康であるためにもウォーキング、そしてどうなるかわからない年金のために家計簿をつけて無駄をなくすよう努力しようと思います。 |
![]() |
みんなの図書室 (PHP文芸文庫) |
小川 洋子 | |
PHP研究所 とても読みやすく親切な説明が良かった。 この50冊の中で私が読んでいるのはほんの数冊です。 「海と毒薬」は映画でみてしまいました。「智恵子抄」や 「深夜特急」も面白く読みました。 「老人と海」はよく読みました。「蟹工船」や「山椒魚」など 「舞姫」は教科書に載っていたような・・。 「一茶の句集」もあって楽しめました。一茶は生涯に二万句の俳句を残したそうです。三歳で母親を亡くし新しい母親と上手くいかなかったので本当の母親への強い思慕が感じられます。 我と来て遊ぶや親のない雀 |
![]() |
選りぬき一日一書 (新潮文庫) |
石川 九楊 | |
新潮社 |
一月一日の「旦」にはじまり、大晦日「去」まで毎日一文字の解説が嬉しい本でした。
今日は大方の会社が仕事納めなので「納」という字です。
この一年、この拙いブログを読んでくださってありがとうございました。
今年は、辛い震災があり又、我が家では同じ頃、夫が倒れてしまい辛いリハビリ生活でした。
新しき年が良い年になりますように・・。
去年今年貫く棒の如きもの (高浜虚子)
皆さま良いお年をお迎えくださいね!
![]() |
敦煌 (新潮文庫) |
井上 靖 | |
新潮社 |
やはり敦煌に行く前に「敦煌」を読むべし。然しながら敦煌に行く予定はありません。
官吏試験に失敗した趙行徳は、町で全裸の西夏の女性が売りにでているところを助ける。
女性を助けたことによって彼の運命は大きく変っていきます。朱王礼という懐の大きな武将
と知り合い、ウィグルの王族の女性と恋におちる。
敦煌が滅びる前に洞窟に隠された経典は、二十世紀になってはじめて陽の目を見たという
史実をもとに壮大な歴史ロマンが展開する・・。
![]() |
大人の流儀 |
伊集院 静 | |
講談社 |
読みやすい文章でした。大人らしい男の雰囲気がある人ですね。
酒・ギャンブル・喧嘩・いろんな作家さんとの付き合いとか世話になった人の墓参の仕方など・・。
このような本には、作家の吉行淳之介さんのエピソードが必ずでてきますね。^^
伊集院さんは山口の出身で夏目雅子さんと結婚し、共に白血病と闘われました。
とても好きな女優さんでした。伊集院さんばかり何故モテるのでしょう?。
はじめて闘病について書かれています。今は仙台で篠ひろこさんと犬との生活らしいです。
最後の言葉、映画のせりふが引用してあります。
「あなたは若いから知らないでしょうが、哀しみにも終りがあるのだよ。」
人はそれぞれ他人に話せぬ事情をかかえて生きていて当人以外想像もつかぬものがあるそうです。